「ロリータ18号野音」
「100日後野音でドラムを叩く吉村由加」
そう言い続けた3ヶ月がすぎて、当日を無事迎えて・・・・もう今師走も折り返し。
すごい一年でした。
7月に母を亡くした時は、本当はドラムどころじゃなかった。
実際のことろ、あまりの衝撃にしばらくは人前に出たくないと思ってた。
このままライブもやめて、ドラムも休んじゃったら・・・・もしかしたらもう復活したくなくなっちゃったかもしれない。
だから、野音がある!絶対叩く!ってなったのは、ほんとうに良かったと思う。
腹をくくって「やる!」って決めたからには一生懸命やるしかないし、途中でやめるなんて絶対にできない。そういう方向に決めたからには、進むしかない。
最初はしんどかったけども、私にはたくさんのメンバー(3バンド+α分のメンバー)とスタッフ、応援してくれるお客様がいて・・・・それがどんなに救いになったか。
野音でのライブが無事に終わって、新橋駅に向かう道すがら、じわじわといろんな涙が出たもんです。
良子ちゃんが叩いてる前半部分を楽屋のテレビでみたり、袖から見たり、客席に行ったりして、いろんな立場で楽しんだのはここだけのハナシ。
あと、来てくれたお客さまに女子バンドの多かった事!中年以上のお客様が多かったこと!これはとっても嬉しかったです。
バンドをやるにあたって男女の差なんかない!頑張れば絶対できる!って若い時は思ってたけど、実際はそんなことない。どちらも中年になってくると色んな事情でやりにくくなったりする。女子は生理的に肉体的にもやれなくなったりもする。
お客様たちも諸事情あるでしょう。そんな暇もなかったり、もっと大事なこともあったり・・・・。大人になるってそういう責任が増えちゃうよね。
でもそれをふわっと乗り越えて野音に来てくれた方々、音楽を続けてる女子たち。
バンドはいつやめてもいいし、ライブもいつ来なくなってもいいよ。
でも、ずっと待っているよ。いつでも一緒にあそぼうね。そんなふうにステージから思って、あったかい気持ちになりました。
いいライブでした。そしてよいライブができた事を皆様に感謝しています。
これからもドラムと共に生きて行きます。

これからもロリータ18号を、そして私たちをよろしくお願いします。
吉村由加