
はじめまして。白梅学園清修中高一貫部の鉄道模型デザイン班です。

私たちの学校は、女子中高一貫校です。
「女子校なのに鉄道模型⁉」必ずと言っていいほど驚かれるこの活動との出会いは、遡ること13年前。全国高等学校鉄道模型コンテストの主催者から届いた『鉄道模型を多くの人に広めたい、一緒にやりませんか』という内容の一通のお手紙がきっかけでした。
当時中学2年生だった好奇心旺盛な4期生に「やる?」と聞くと「やるー!!!」と元気なお返事が返ってきました。
13年前の何気ない会話から始まった鉄道模型の活動は、今も変わらず私たちに多くの活躍の場を与えてくれています。
鉄道模型の制作には、幅広く学べる仕掛けが多く詰まっています。模型制作に関わる技術の習得、プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力、さらには忍耐力も養うことが出来ます。
STEAM教育の観点で捉えると、科学者のように考え、エンジニアのようにモノ作りをする力が養われます。今後挑戦したいと思っていることは、正確に図面を引いたモジュール作り、環境に配慮したモジュール作り、国際社会が抱える課題を意識したモジュール作りです。

そんな私たちの活動は、コンテストを通じて繋がったプロの方との出会いをはじめとした、日本全国の学生や世界各国の人々など多くの方の支えで成り立っています。クラウドファンディングを通して、私たちの活動に共感してくださった方との出会いもまた、私たちの原動力となります。
鉄道模型と聞いて「女子が制作する」ことをイメージできるでしょうか。まさに『アンコンシャスバイアス』。私たちは13年前に発足して、女子ならではの着眼点で細部にまでこだわった鉄道模型を作り続けています。


目標はただ1つ。
2024年度に最優秀賞を受賞した私たちだけが成し遂げられる『2連覇』。
白梅学園清修中高一貫部のファンの方々と一緒に『2連覇』を成し遂げたいと思っています。
3冠を獲ったことで見えた新たな課題は、いままで以上に街並みなどを精緻に再現することにくわえて、作品を通して、何を伝えるか、メッセージ性とストーリー性の表現です。今まさに、作品を制作しながら、現在進行形でこの大きな課題に取り組んでいます。
また、昨年、海外遠征を果たしたことで、高校生同士の競い合いにとどまらず、プロフェッショナルな技術との競い合いにもなると実感しました。また新たな発想を生み出すためにも、できるだけ様々な地域で本物に触れ、学ぶ機会が必要であり、そのためには資金調達の方法を模索する必要があると考えました。


技術やコミュニケーション能力の習得は、多くの経験で身に付きます。私たちは外部で行われるイベントにも参加し、多くの方と繋がり、たくさんの経験をしながら成長し続けています。
しかし、鉄道模型の材料が高価であること、必ずしも近隣でイベントが行われるわけではないこと、遠征には宿泊が伴うことなど、活動には費用が発生します。
具体的には、年々、国内外の展示会やイベントに招待される機会が増えていますが、参加費や輸送費がネックとなり、すべてに応じることが難しいのが現状です。特に、大型ジオラマの運搬には専門業者の協力が必要であり、そのコストが高額になります。また、長期の遠征では宿泊費や食費もかかるため、活動を広げていくための費用が課題となっています。
さらには、今後は、国際交流を通して、技術の研鑽だけでなく、多様な文化や価値観を理解し、より豊かな人間性を育むことにつなげていけたらと思っています。これまでの活動では、2024年11月にドイツで開催されたコンテストで2部門で2位を獲得。2024年12月には、台湾にて、2020年度の全国高校鉄道模型コンテストで優秀賞を受賞した『台湾の九份と十分』を再現した作品が展示され、多くのメディアに取り上げられました。現地の学校から日台間交流の提案をいただいております。
そして、鉄道模型の活動を通して、見違えるように成長していく生徒たちの姿を見て、この活動は今後も続けていくべき活動だと感じています。コンテスト前の制作期間は1日12時間以上作業することもあり、メンバー全員が集中力と体力を必要とされます。学業との両立は最大の課題で、文武両道を目指す生徒たちは、先を見通したスケジュール管理の大切さを実感しながら、日々成長し続けています。
私たちの活動に共感していただける方にその手助けをしていただければと思い、プロジェクトを開始しようと思いました。


毎年夏に行われている「全国高等学校鉄道模型コンテスト」に出展しています。



以下受賞履歴です。
モジュール部門
2012年 四季 4位
2013年 チャーリーとチョコレート工場 2位
2014年 魔女の宅急便
2015年 Moment of cinema
2016年 ハウルの動く城
2017年 Mr.インクレディブル
2018年 ムーミン
2019年 清修中学校
2020年 台湾 2位
2021年 ある夏の日 1位
2022年 銀山温泉 2位
2023年 かやぶきの里 2位
2024年 「ようきてくれんさった」垣間見る岐阜 1位
1畳レイアウト部門
2013年 千と千尋の神隠し 1位
2014年 ハリーポッター 2位
2015年 崖の上のポニョ
2016年 トトロ 1位
2017年 シュガーラッシュ
2018年 天空の城ラピュタ 2位
2019年 ズートピア
2020年 魔女の宅急便
2021年 紅の豚 1位
2022年 薬屋のひとりごと 2位
2023年 ハウルの動く城 2位/投票者が選ぶベストワン賞
2024年 住みたかったトトロの町 1位/投票者が選ぶベストワン賞
【メディア出演等】
・2025/1/23(木)にNHK WORLD-JAPAN
番組は2024年下半期特集の回で、鉄道模型デザイン班の生徒へのインタビュー等が放映されました。(3分50秒〜10分28秒)
Must-see Railway News: The Latter Half of 2024
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/shows/2049155/
・【特集】「鉄道模型デザイン班」妥協なき頑張りでコンテスト3冠
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/support/information/CO039391/20241028-OYT8T50033/
【結果】全国高等学校鉄道模型コンテスト2024
①モジュール部門(全国から約170校参加)※全国大会のメインとなる部門
【最優秀賞(全国第1位)と文部科学大臣賞のW受賞】
作品名:「ようきてくれんさった」垣間見る岐阜
※今年から、最優秀賞と文科学大臣賞は別々の賞となりましたが、両方受賞の快挙となりました。
受賞作品は下記URLからご覧いただけます。
https://moraco-app.web.app/diorama2024/award2024_moraco/2024_moraco_module_high_tokyo
② 1畳レイアウト部門 (全国から約10校参加)
【最優秀賞(全国第1位)及び投票者が選ぶベストワン賞】
作品名:「住みたかったトトロの町」
受賞作品は下記URLからご覧いただけます。
https://moraco-app.web.app/diorama2024/award2024_moraco/2024_moraco_one_mat
・読売中高生新聞掲載
・読売新聞掲載
・毎日新聞掲載
・東京新聞掲載
・交通新聞掲載
・NHK Eテレ 沼にハマってきいてみた『鉄道沼』
・NHK Eテレ 沼にハマってきいてみた『ぬまポチャ』
・TBS ニンゲン観察!モニタリング 『木村拓哉があなたの夢を叶えます』
・TBS THE TIME, 『中高生アナが現地レポート全国ご当地ニュース』
・TOKYO MX「news FLAG」鉄道模型の甲子園 『光る!女子生徒の感性と世界観』
・けやき出版『BALL.』表紙および背表紙他
・日テレ 『超無敵クラス 』鉄道模型に熱中するJKに密着
・日テレ news every.『密着!“鉄道模型”高校日本一コンテスト』
・NHK 首都圏ネットワーク
・NHK 午後LIVEニュースーン
・J:COM つながるニュース
・TOKYO854 ほくほくラジオ
その他、多数イベント参加。
・埼玉県熊谷市八木橋百貨店
・東京都足立区ギャラクシティ「あだち鉄道ミュージアムスペシャル」
・東京都豊島区ダイヤゲート池袋
・新宿京王百貨店「鉄道フェスティバル」
・東京都立川市乗車型ミニ鉄道フェスティバルin立川立飛
・全国高等学校鉄道模型コンテスト九州大会
・「セレオ国分寺」にて展示およびプレゼンテーション
・「小平市役所」にて展示
・「ルネこだいら」にて展示
・「立川グランデュオ」にて展示
・「国分寺駅みどりの窓口内」展示
現在、2020年度に制作した『台湾に行きたい 九份と十分』は台湾にて展示中。

・鉄道模型の材料費
・材料の買い出しにかかる交通費
・指導をしていただく時の交通費
・イベント参加に伴う会場までの交通費
・遠征に伴う交通費および宿泊費
・長期にわたる遠征時の食事代

当法人へのご寄付は税制上の優遇措置を受けることができます。
※税制控除の対象となる寄付金領収書は、受領日をプロジェクト終了の2025年7月31日とし、2025年12月中にお届けいたします。
※寄付金領収書に記載するお名前・ご住所は、お申込み時にご記入いただく「お届け先」の宛名・住所となります。
※税制上の優遇措置を受けられるのは、特定公益推進法人等へのその年の寄付金総額(年間総所得の40%に相当する額が上限)が2千円(適用下限額)を超える場合となります。
※こちらもご参考になさってください。寄附金を支出したとき
♦︎♦︎♦︎一般寄付コース♦︎♦︎♦︎
今はもう見ることのできない、過去の作品やその時の想いなどが詰まった「清修・鉄道模型ヒストリー13年間の歩み(仮題)」オリジナル小冊子など、ご寄付いただいた金額により下記のようなお返しをご用意しています。
※全てのコースに寄付金領収書をお送りします。
◎お礼のデジタルメッセージ
メールまたは、うぶごえのメッセージ機能でお礼のメッセージをお送りします。
◎お礼状
お礼状を郵送させていただきます。
◎オリジナル硬切符
白梅学園清修中高一貫部の鉄道模型デザイン班オリジナルの硬切符です。
※イメージ画像の為実物のデザインとは異なります。
◎鉄道模型コンテスト出展作品2024&2025のオリジナル写真計4枚
製作者達が選んだベストセレクションより、各年のモジュール作品・一畳レイアウト作品の写真を1枚ずつ計4枚お送りします。お写真は選べません。どの写真が届くか楽しみにお待ちください。
◎鉄道模型コンテスト2025出展作品オリジナル紹介資料
コンテスト会場でのプレゼン資料をお礼の気持ちを込めてバージョンアップ。オリジナル作品紹介資料です。
◎「清修・鉄道模型ヒストリー13年間の歩み(仮題)」オリジナル小冊子
清修中高一貫部20周年記念事業の一環として製作予定の小冊子をお送りします。鉄道模型班の13年間の歩みを、作品写真と共にお楽しみください。お届けは2026年3月予定です。
◎鉄道模型展示会へのご招待
10月25日(日)開催の学園関係者限定公開の「鉄道模型展示会」へのご招待。
模型の写真撮影可能、事前予約制、時間制限あり。
詳細につきましては、9月初旬にうぶごえのメッセージ機能かメールでご連絡いたします。
♦︎♦︎♦︎特別寄付コース♦︎♦︎♦︎
特別に応援していただける方向けの特別寄付コースでは「特別なお礼状」や「ご芳名をWEBページに掲載」などのお返しをご用意いたしました。
※全てのコースに寄付金領収書をお送りします。
◎特別なお礼状
一般寄付コースのお礼状と異なり、部員・顧問・学校長からのお礼のメッセージに、2025モジュール作品・一畳レイアウト作品の写真を添えてお届けします。
◎ご芳名をWEBページに掲載
寄付者のご芳名を、期間限定でWEBページに掲載させていただきます。
お名前掲出は2025年10月1日〜2026年3月31日まで白梅学園清修中高一貫部のHPに掲出します。
お届け先に登録されている本名のみとなりますので、希望されない場合は「希望しない」を選択してください。


先行公開:2025年3月21日
募集開始:2025年4月01日
募集終了:2025年7月31日
鉄道模型コンテスト2025 全国大会: 2025年8月01日〜03日 凱旋大会: 2025年8月13日〜18日


*学校法人白梅学園 理事長 井原 徹

ここまでお読みくださりありがとうございます。白梅学園は昭和17年(1942年)3月3日に、太平洋戦争の最中に創立され、その建学の精神は「ヒューマニズム」です。創立者の考えやその後の学園の歩みをみると、まさに命の尊重を核とするヒューマニズムの精神を大切にしてきた歴史の積み重ねでした。
2022年3月に「創立80周年」を迎えた本学園は、幼児教育、中等教育、高等教育の分野で五つの学校を運営しています。
中等教育である中学・高等学校においては、女子教育に特化して人材育成に励んでおり、その中で白梅学園清修中高一貫部は、中・高一貫教育により、少人数で特徴ある教育を展開し、特に英語教育とICT活用に力を入れています。
そして、放課後課外活動であるエリアコラボレーションの1つ「鉄道模型デザイン班」の活動は目を見張るものがあり、これまで様々な快挙を成し遂げてきました。特に、2024年度の「鉄道模型コンテスト全国大会」では、最優秀賞(全国第1位)2つと、文部科学大臣賞の全ての賞を受賞し3冠を達成いたしました。この受賞を契機に、昨年11月にはドイツで行われた「ヨーロピアン Nスケール コンベンション」に招待され、第2位の表彰を受けるなど、その活動は海外に広がり、ヨーロッパ、アジアでも高い評価を受けています。
このたび、清修鉄道模型のさらなる飛躍のために、クラウドファンディングを行わせていただくこととなりました。皆さまの物心両面の温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
*白梅学園清修中学校・中高一貫部 校長 南 和男

本校のジオラマは「絵」です。そこにある場面を切り取る「写真」とは違います。もちろん、「写真」には、一瞬にして事実をあるがままに伝える力があり、その力は多くの人々の心を揺さぶり、大きなムーブメントを引き起こす原動力ともなります。しかし、本校のジオラマは「写真」のように事実をあるがままに伝えることを重視しているわけではありません。大事にしていることは、それぞれの場面での小さな「物語」です。一人一人の表情や仕草、木々の立ち位置や葉一枚一枚の緑の濃さ、水の流れやしぶきなど、ひとつひとつに意味があり動きがあります。じっと見ていると、次はどうなるのだろうと想像力が掻き立てられ、今にも動き出すのではないかとも思わせてくれます。さらに、太陽は今どこにあるのか、風はどのように吹いているのか、そこには存在しない花や木々の香りを感じられるようなジオラマを目指しています。限られたスペースの中で、小さな「物語」という個性を一つの大きな「物語」として調和させ表現するところに、生徒たちのこだわりがあるのです。
生徒たちは作成中に、「努力を妥協しない」と何度も口にしていました。そのような生徒たちが、さらに飛躍できますよう、新しい「物語」をつむげますよう、お力添えを頂けましたら幸いです。

*昼間 守仁(学校法人 白梅学園 理事 元小平副市長)

皆さんの鉄道模型に対する熱意と創造力に、心から敬意を表します。
細部にまでこだわり抜いたジオラマは、模型としての完成度の高さだけでなく、一つひとつの風景に「物語」を宿しているように感じられます。その姿勢が、国内のみならず世界でも高く評価されているのではないでしょうか。
白梅学園が長年大切にしてきた「ヒューマニズム」の精神は、皆さんの作品にも息づいていますね。風の流れや人々の営みが伝わるような情景を創り上げるには、想像力だけでなく、相手の心を思いやる力が必要です。皆さんの手がけるジオラマには、まさにその力が込められていると感じます。
最優秀賞や文部科学大臣賞をはじめとする数々の快挙、さらにはドイツでの受賞など、これまでの努力がすばらしい成果へと結びつき、活動が海外にまでひろがっていることを嬉しく思います。そして、先生方のご指導のもと、先輩から後輩へとジオラマづくりにかける熱意や技術が引き継がれていることも素晴らしいと思います。
これからも新たな「物語」を紡ぎ続けてください。小平市から世界へと羽ばたく皆さんの挑戦を、心から応援しています!
*細江 卓朗(学校法人 白梅学園 理事)

清修生が心を込めて作る鉄道模型モジュールは、街並みと行きかう人々、滝を流れ落ちる水しぶき、川のながれや土手に生えている木々や草花の様子が精密かつきめ細かな工夫で溢れています。 写真を撮って観ると実際の風景を写したと間違うほどリアリティーに富んでいます。
それ以外に、歩いている人は、井原理事長や南校長先生そっくりで、お店の看板も指導する先生の名前「なかざわ屋」などユーモアのセンスも抜群です。
今年もどんな作品ができるか楽しみにしています。

活動開始から13年。
私たちの作品を楽しみにしてくださるファンの方は年々増え、いつしかファンの方の期待に応えるよう制作するようになりました。
コンテスト会場に見に来てくださる方々との会話が1番の原動力となっています。
私たち白梅学園清修中高一貫部鉄道模型デザイン班は、この活動に関わる全ての方の支えで成り立っています。
皆さまの温かい支援とご協力を心よりお願いします!
