ゲームデザイナーのイシイジロウは、2025年4月28日より「渋谷実写アドベンチャープロジェクト」を正式に立ち上げることをお知らせします。本取り組みは、総監督・イシイジロウと脚本家・北島行徳による、渋谷を舞台とした“実写アドベンチャーゲーム”の開発&発売を目指すプロジェクトです。
本プロジェクトの出演者としては、『街 ~運命の交差点~』の「雨宮桂馬」役で知られるあらい正和氏、『428 ~封鎖された渋谷で~』の「御法川 実」役で知られる北上史欧氏の両名も参加。往年の名キャストたちと共に、かつてない熱量で新たなゲーム制作に挑みます。
目次

対応プラットフォーム:未定
ジャンル:渋谷実写アドベンチャー
スタッフ
総監督:イシイジロウ
脚本:北島行徳
and more...
出演:北上史欧
あらい正和
and more...
イシイジロウ(左上)、北島行徳(右上)、あらい正和(左下)、北上史欧(右下)

■本プロジェクトの特徴
1. “群像劇”としてのゲームシステムの継承
“複数の主人公がシンクロし合う物語”という群像劇システムを、あらためて実写で実現。静止画×テキストによるクラシカルな演出の中で、キャラクター視点が切り替わるマルチサイト構造を再び味わっていただけます。
2. シナリオとゲームシステムを最優先する開発姿勢
過去の実写アドベンチャー成功の鍵は、「面白いシナリオとゲームシステムを第一義にすること」にあるとイシイジロウは語っています。本作でも同様の姿勢を貫き、キャスティングやプロモーションは“その後”に位置づけ、作品の根幹であるシナリオやシステムを最大限に活かす開発を行います。
3. “利他的”なゲームデザイン
一般的にゲームは「いかに勝利するか」を目指す利己的な構造になりがちですが、過去の偉大な群像劇アドベンチャーは“利他的”な仕組みをはらんでいるのが特徴です。複数の主人公が互いのストーリーに影響を与えあうことで、世界観に奥深いリアリティと楽しさをもたらします。





※本画像やデモ動画はあくまで本編イメージとなります。


・期間:2025年5月28日(水)~7月25日(土)
・募集方式:All or Nothing
・目標金額:5,000,000円
僕たちの最終目標は、渋谷を舞台にした実写アドベンチャーゲームを、完成品として皆さんにお届けすることです。
ただ、昨今のゲーム制作は、インディーズであっても決して小さな予算で成り立つものではありません。クラウドファンディングだけでいきなりフルゲームを完成させる――そんな甘い見通しは、僕たち自身持っていません。
だからこそ、まずは “プレゼン用のプロトタイプ” をしっかりと作りたい。
それが今回のクラウドファンディングの目的です。
この一歩目に、どうか力を貸していただけませんか?
※なお、本プロジェクトは『街 ~運命の交差点~』『428 ~封鎖された渋谷で~』『タイムトラベラーズ』の続編ではありません。著作権的にも完全に独立した新作です。出演者・スタッフは共通でも、物語は別物ですし、登場人物はまったくの別人となります。
このプロトタイプは、あくまで「完成版」へと続く足がかりです。
この試作を通して、さらなる支援やパートナーと出会い、最終的には本格的なゲームとして完成させたい。その大きな道の第一歩として、皆さんと共にこのプロトタイプを形にしたいのです。
(お返し品においてリクエストが多かった出演権を実装しなかったのは、また本編制作が決定していないからです。いろいろなクラウドファンディングに関わってきて、約束できない事はしないと思いました。本編制作決定の暁には皆さんのご希望に応えられるように精一杯頑張ります)
応援してくださる皆さまへ
今回、皆さんにぜひお願いしたいことがあります。
それは“熱意を視覚化したい”ということです。
クラウドファンディングで集まる金額そのものももちろん大切ですが、何よりも大事なのは――
「これだけ多くの人が、このプロジェクトに心から期待してくれている」
という事実です。それこそが、僕たちがこの先、大きな挑戦をしていくための最大の武器になります。
もしお知り合いに、このプロジェクトに興味を持ちそうな方がいらっしゃれば、ぜひ声をかけてください。
最低金額のリワードのコースでも構いません。仲間が一人増えるだけで、僕たちは前に進めます。
そして、もう一つ。
かつて『街』や『428』に心を震わせ、いまは”業界で活躍されている”俳優、開発者、アーティストの皆さん。
もしこのプロジェクトを応援したいと思ってくださるなら、100文字の応援コメントという形で、声を届けていただけませんか?
そして同じく”業界で活躍されている”俳優、開発者、アーティストの皆さんで「出演したい」「開発に加わりたい」と思ってくださる方もお待ちしています。
応援コメント、参加希望、共に問い合わせフォームからご連絡ください。
僕たちは、そんな“共犯者”の参加を、本気で待っています。
クラウドファンディング 参加スタッフ・キャストコメント
出演 あらい正和(代表作:街 ~運命の交差点~雨宮桂馬役)
あらい正和です。
「街~運命の交差点~」から約30年、そして「428~封鎖された渋谷で~」から約20年。
両作品ともに心に残る名作だと思います。
そして今、『渋谷実写ADV』は、スタッフそして応援してくださる皆様と共に、
両作品を超える作品、伝説となる作品にしたいと思います!
どうぞよろしくお願いいたします。
出演 北上史欧(代表作:428 ~封鎖された渋谷で~御法川実役)
「俺の名前は御法川実。フリーライターだ!」20年前、渋谷の中心で何度となく吐いた台詞をつぶやいていた。イシイさんから突然連絡が来た、つい二ヶ月程前のお話。50をまわったオジさんは相当ワクワクしているらしい。しかもここから準備や撮影、ゲーム発売までの数年間、渋谷で祭りが続くのだ。さぁー皆様、一世一代の宴の開演です!一緒に歌って踊りましょう!!「♬心のベストテン第一位はこんなゲームだったー」
脚本 北島行徳(代表作:428 〜封鎖された渋谷で〜 脚本)

群像劇のノベルゲームをはじめてクリアしたときに思ったこと……それは「またこんなゲームで遊びたい」でした。今はシナリオを書く側にいますが、そんな思いはずっと心に残っています。
これってすごいことなのではないでしょうか。
群像劇のノベルゲームが持っている熱が、いつまでも人の心を捉えている。
その熱を共有できる人たちで、新しい群像劇のノベルゲームを生み出したい。
それが実現可能となったときには、みなさんのために全力でシナリオを書きたいと思います。
アートディレクション 箕星太郎(代表作:ラブプラス)

イシイジロウさんが渋谷を舞台にしたADVを作る。
428は思い入れのある作品でしたので、この豪華なメンツの集結に並んで、参加させて頂けるのはデザイナー冥利につきます。
カッコいい系のデザインを出来るのは久しぶりなので楽しみです!
制作者になると、ひとつだけ残念なのは、プレイする前にすでに結末を知ってしまっている事…。
皆様には自分の分までワクワクして物語を最後まで楽しんで頂けるように頑張ります!
撮影・演出 飯野歩(代表作:428 〜封鎖された渋谷で〜 撮影・演出)

「428 〜封鎖された渋谷で〜」で体験した多くの挑戦と表現によって、自分の創作活動の視点は大きく拡がりました。どこの馬の骨とも知れない自分を起用してくれたイシイ監督の度量に感謝です。
今回、その流れを組む新たなプロジェクトに参加出来るということで、イシイ監督のさらなる挑戦を目撃出来るワクワク感と、少しでも進化した部分でお返し出来るようにエネルギーを注がねばという決意を抱いて制作に臨みたいと思います。
シナリオ協力 麻野一哉(代表作:街 〜運命の交差点〜 総監督)
『街』は当時としては予算も時間も膨大で、とにかく疲れ果てました。
ありがたいことに「続編期待のソフト」として、長い間、ファミ通さんにのせてもらってましたが、作らないまま時が流れ、やがて、イシイくんが「渋谷の実写のノベルゲー」の続編として『428』を作りました。
さすがにもう終わりだと思っていたら、また作るという。
「マジか!?」という気持ちとともに、微力ながら協力しますのでよろしくお願いします。
音楽 坂本英城(代表作:428 ~封鎖された渋谷で~ 音楽)
『428 ~封鎖された渋谷で~』のリリースが2008年ということで、もう17年も前になるという事実に仰け反りながらも、イシイジロウ監督を中心に当時の主要メンバーが集まり、新たなプロジェクトがスタートをするということに興奮を禁じ得ません。
サウンドノベルは文字通り音楽の持つ力がその作品に大きな影響を与えるジャンルであります。良い意味での緊張感を持って、17年分のさらなる私自身の体験を楽曲に落とし込めるように頑張ります。

今回のクラウドファンディングの目標金額は 500万円です。
すでに公開している短いゲーム画面サンプルをご覧になった方は、「もう出来てるのでは?」と思われるかもしれません。でも、あれはあくまで私たちが自費で制作できる最大限のものです。
ここからさらに、約1時間程度プレイ可能なプロトタイプを制作し、各方面にしっかりとプレゼンテーションできるよう仕上げていく――そのための費用が、今回の支援金の使いみちです。
主な内訳は以下の通りです:
•プロトタイプ用の脚本費
•撮影費・出演費
•デザイン・プログラム開発費
•リターン品制作・発送費用
•イベント運営費
•クラウドファンディング運営・広報費用 など
なお、目標金額を超えた支援金については、全額をプロトタイプのクオリティアップに活用します。それはつまり、将来リリースされる完成版ゲームのクオリティアップにも直結するということです。
どうかこの挑戦を、皆さんの力で後押ししてください。

スケジュール(予定)
•2025年4月28日(月):「渋谷実写ADVプロジェクト」発表
•2025年5月28日(水)19時:クラウドファンディング開始
•2025年6月28日(土):プロジェクト中間発表(予定)
•2025年7月25日(土):クラウドファンディング終了
•2025年7月28日(月):感謝祭イベント(目標達成時)
以降:
•2025年8月〜:お返し品発送開始/プロトタイプ制作開始
•2025年内:プロトタイプ完成&本格プレゼンテーション


◆お布施コース(2,000円)
<内容>
・お礼メール
→総監督イシイジロウよりお礼のメッセージをお送りします。
・ゲームタイトル命名投票権(期間限定販売:5/28~6/22迄)
→本制作ゲームのタイトル名を投票できる権利です。ご支援時に所定の入力欄にタイトル名を記入してください。期間後、イシイジロウをはじめとしたスタッフの間でいただいたタイトル案を精査いたします。(後述のFAQ項目も合わせて必ずご確認ください)
・活動レポート「共犯者だより」閲覧権
→ゲーム制作までの過程をうぶごえのレポート機能を利用し、共犯者の皆様だけに「共犯者だより」としてお届けします。
◆プロトタイプ版ムービー入手コース(5,000円)
<内容>
・お礼メール
・ゲームタイトル命名投票権(期間限定販売:5/28~6/22迄)
・活動レポート「共犯者だより」閲覧権
・プロトタイプ版ムービー(プロトタイプのプレイ内容を録画したもの)
→本プロジェクトの主目的であるプロトタイプ版ムービーをデータ形式でお届けします。
・クレジット記載(作品HP上)
→本プロトタイプ制作にあたり用意するHP上に共犯者の方のお名前を掲載いたします。
◆スタッフロールクレジット掲載コース【小】(10,000円)
<内容>
・お礼メール
・ゲームタイトル命名投票権(期間限定販売:5/28~6/22迄)
・活動レポート「共犯者だより」閲覧権
・プロトタイプ版ムービー(プロトタイプのプレイ内容を録画したもの)
・クレジット記載(作品HP上)
・スタッフロールクレジット掲載【小】
→ゲームが完成した際のスタッフロールに共犯者の方のお名前を掲載いたします。サイズは小となります。コースによってクレジットサイズが異なります。
◆スタッフロールクレジット掲載コース【中】(30,000円)
<内容>
・お礼メール
・ゲームタイトル命名投票権(期間限定販売:5/28~6/22迄)
・活動レポート「共犯者だより」閲覧権
・プロトタイプ版ムービー(プロトタイプのプレイ内容を録画したもの)
・クレジット記載(作品HP上)
・スタッフロールクレジット掲載【中】
◆スタッフロールクレジット掲載コース【大】(50,000円)
<内容>
・お礼メール
・ゲームタイトル命名投票権(期間限定販売:5/28~6/22迄)
・活動レポート「共犯者だより」閲覧権
・プロトタイプ版ムービー(プロトタイプのプレイ内容を録画したもの)
・クレジット記載(作品HP上)
・スタッフロールクレジット掲載【大】
◆クラウドファンディング特製Tシャツ(8,000円)
<内容>
・活動レポート「共犯者だより」閲覧権
・クラウドファンディング特製Tシャツ
(サイズ:S/M/L/XL/XXL 5サイズから選べます)
※デザインはイメージです。黒地に銀箔押し仕様のTシャツです。
◆スタッフサイン入りB2ポスター(15,000円)(300名限定)
<内容>
・活動レポート「共犯者だより」閲覧権
・スタッフサイン入りB2ポスター
300枚限定先着順です。総監督イシイジロウ・脚本北島行徳・出演あらい正和・出演北上史欧 4名の直筆サイン入りポスターです。
◆プロジェクト感謝祭イベント参加コース(100,000円)(抽選販売)(70名限定)
<内容>
・お礼メール
・ゲームタイトル命名投票権(期間限定販売:5/28~6/22迄)
・活動レポート「共犯者だより」閲覧権
・プロトタイプ版ムービー(プロトタイプのプレイ内容を録画したもの)
・クレジット記載(作品HP上)
・スタッフロールクレジット掲載【大】
・プロジェクト感謝祭イベント参加権
70名限定で7/28 20時頃、渋谷某所にて開催しますプロジェクト感謝祭イベントの参加権となります。総監督イシイジロウ・脚本北島行徳・出演あらい正和・出演北上史欧が皆様をお迎えします。(参加者は変更になる場合があります)
本コースはうぶごえの抽選販売機能を利用いたします。
・抽選申込期間:5/28~6/18
・当落発表:6/19
・支払い期限:6/22(当選者の支払い期限)


なぜ僕が今、「渋谷実写アドベンチャープロジェクト」を立ち上げようと思ったのか。
なぜ大手のゲームメーカーと組まず、個人としてやることを選んだのか。
理由はいくつかあります。
まず、僕は『428 〜封鎖された渋谷で〜』を作ったあと、『タイムトラベラーズ』という3DCGによる群像劇アドベンチャーゲームを手がけました。
おかげさまで評判も良く、自分としては「群像劇型のアドベンチャーゲームは一区切りかな」と感じていました。
僕が『428』を作ったときには、すでに『街』という偉大な先駆者がありました。
当時の自分&制作チームにとって、その続編的作品を任されたのは、とても大きな挑戦でしたし、同時にとても光栄なことでもありました。
どうすれば『街』を超えられるのか――。
その思いが、『428』のクオリティに繋がったのは間違いありません。
複数のキャラクターたちの視点を行き来する、まるでパズルのような物語体験。
群像劇アドベンチャーゲームは、まさにゲームだからこそ実現可能な、革新的な物語手法です。
自分が『街』からたくさんのものを受け継いで作品を作ったように、きっと誰かが『428』のエッセンスを受け継いで、次の新しい作品を作ってくれるに違いない。
そう思ったからこそ。
もし『428』を超えるような作品が出るならば、それは僕じゃない誰かがやるべきだと思っていたし、そんな“後継者”がいつか現れるだろうと、本気で信じていました。
でも――
あれから20年近く経った今でも、そういう作品は現れなかった。
噂すら聞こえてこない。
むしろ、ずっと僕の耳に届いていたのは
「『街』や『428』のような作品を待っています」
というファンの皆さんの声でした。
「もう一度、『428』みたいな作品を作ってくれませんか?」
実際、いくつかのゲーム会社さんと、プロジェクトの立ち上げについて真剣に話し合ったこともありました。
でも、いざ話を進めていくと、必ず言われるのは
「もっと売れるものを。もっと“新しい”ものを」
「出演者には、有名な●●さんを起用してほしい」
というものでした。
その考え方は、ビジネスとしてはとても理解できます。
でも、あなたの言っている売れるもの、新しいものは、本当に“良いもの”なんでしょうか?
みんなが待ち望んでいるものなんでしょうか?
本質的なところ──「なぜ作品が愛されたのか、なぜ心に残ったのか」は、まったく理解されていないんじゃないか? ゲームの本質を置き去りにして、外側ばかり整えても、良い作品にはならないのではないか?
そう思い悩んだことは、一度や二度ではありません。
どうしても、心の中の疑問がぬぐえなかった。
「ゲームですか?」と眉をひそめるような俳優に出演を依頼する流れには、いつも納得できないものを感じていました。
結局、そうしたプロジェクトはすべて途中で頓挫しました。
振り返ってみれば、実写ゲームを“俳優の人気”だけで成功させた例なんてほとんどないわけですから、当然といえば当然です。
もうそんな企画には関わりたくないーーそう思って、アドベンチャーゲームの制作から距離を置いた時期さえもありました。
誰かが作ってくれれば、僕たちも肩の荷を下ろせる……。
そう思いながら、ずっと待っていました。
でも、やっぱり誰も作らない。
だったら……
覚悟を決めて、自分たちでやろう。
逃げるのはやめよう。
ごまかすのはやめよう。
それが、このプロジェクトの出発点です。
そして、せっかくやるなら自分たちが心から「これが見たかった」と思えるものを作りたい。
だから、最初に声をかけたのが、あらい正和さんと北上史欧さんでした。
二人は、『街』と『428』を象徴する存在です。
この二人が並ぶ姿を、自分は見てみたい。
彼らを主演にした作品なんて、僕たちにしか思いつかないし、誰にも作れません。
ファンの皆さんと一緒に、もう一度あの熱量を、あの空気を体験したい。
そのためには、この二人が先頭に立ってくれることが欠かせない。そう思いました。
加えて、このお二人をキャスティングするということは、
「ゲームとシナリオの面白さで真っ向勝負をする!」
という、自分自身の覚悟の象徴でもあります。
だから脚本は、北島行徳さんに声をかけました。
ゲームの形式は、あえてクラシックなサウンドノベル。
実写の静止画の上に文字が重なるスタイルです。
小説のようなボリュームのテキストを楽しみながら、
群像劇としてのマルチサイト構造で、“物語というパズル”を味わっていただきたい。
北島さんとは『428』『タイムトラベラーズ』を共に作ってきた、僕が最も信頼する脚本家です。
彼の脚本なら、僕はそれを信じて、監督として全力で形にすることができる。
今回のプロジェクトは、そういう思いで動き出しました。
先日、ある方に言われました。
「イシイさんは、この作品を“作り手”としてじゃなく、
“ファン”として作ろうとしてるんですね」と。
たぶん、その通りだと思います。
僕は『街』や『428』のファンの一人として、
もう一度あの興奮を、あの衝撃を味わいたいのです。
そんな気持ちが、このプロジェクトを立ち上げさせたのかもしれません。
最後に。
群像劇アドベンチャーゲームの本質は「利他」性にある、と僕は考えています。
どういうことか?
本来、ゲームというのは「利己」を追求するものだと、自分は感じています。勝利を目指したり、得点を稼いだりーーほとんどのゲームは、“自分のために何かをする”ことがルールだからです。
だけど、『街』や『428』のゲームシステムは違います。
物語を進めるためには、他のキャラクター達が先に進めるように、障害物を排除したり、誰かを引き合わせたり、時には自分が犠牲になったりと、“利他的な行動”をする必要があるのです。
誰かのために何かをすることで、光明が開けていく。
ゲームという利己的なシステムの中で、利他性が機能している面白さ。
僕が群像劇ゲームに魅入られている理由は、そんなところにあるのかもしれません。
でも。
これって、現実世界でも真実だと、僕は信じています。
だから、この思いを共有できるファンの皆さま。
ぜひ、皆さんのお力をお貸しください。
そして、皆さんも僕と一緒に“共犯者”になってください。

本プロジェクトの情報は順次更新予定となります。
詳しくはイシイジロウのSNSを是非チェックしてください。