<1月28日更新> 『三浦康嗣ソロアルバム』デモ音源ダイジェストを公開いたしました
三浦康嗣 『1st Album Disc 1 & 2 』Demo Digest
三浦康嗣 Unreleased & Demos Digest For Disc 3
<1月20日更新> 新しいお返しが追加されました(2コース)
追加コース①『三浦康嗣ソロアルバムDisc 3』(¥2,000)
追加コース②『リリース記念ライブチケット』(¥3,000 / 限定数100)
詳細は本文「お返しについて」、または各コースに記載されている内容をご確認ください。
<1月19日更新> 沢山の温かいご支援のおかげで、目標額100%を達成しました!
100%達成を記念して、
支援いただいた皆様全員にお礼動画をお送りします。
(レポートも投稿しておりますので、詳細はそちらをご確認ください)
■はじめに・ご挨拶
はじめまして、三浦康嗣(ミウラコウシ)と申します。
□□□(クチロロ)という音楽グループを主宰しています。
□□□での制作以外でも多くのアーティスト・プロジェクトに携わり、音楽 / 舞台 / 美術等のフィールドを横断し、作詞、作曲、編曲、演奏、歌唱、エディット、音響エンジニアリング、音楽監修、舞台演出など、多面的に創作活動を展開してきました。
・主な作品
【ポップミュージック】
木村カエラ、平井堅、m-flo、土屋アンナ、野宮真貴、ヒプノシスマイク、大滝詠一、細野晴臣、堀込泰行、ORIGINAL LOVE、坂本美雨、中島愛、イヤホンズ、MEG、環ROY、ドレスコーズ、HALCALI、私立恵比寿中学、Negicco、Shiggy Jr.などのプロデュース、作詞作曲編曲、リミックス、トリビュート など
【メディア芸術】
「Tokyo City Symphony」(2013年カンヌ広告祭銀賞)音楽監修、「SPACE BALLOON PROJECT」(第15回文化庁メディア芸術祭エンターテイメント部門大賞)楽曲提供 など
【舞台 / インスタレーション】
「わが星」(第54回岸田國士戯曲賞受賞)音楽監修、森山未來ドイツ公演音楽制作、F/T13フラッシュモブ監修、「音楽劇ファンファーレ」共同演出・音楽 など
【WEB / イベント等】
ユニクロUT、サムスン電子、六本木ヒルズ、森ビル、MIZKAN MUSEUM、FRANCK MULLER、NISSAN、東京大学、三越伊勢丹、エルメスジャポン など
【CM】
AEON、西松屋、森永製菓、香取慎吾「慎語事典」、マルコメ、花王、キリン、BIGLOBE など
➡︎三浦康嗣 Official website
□□□アーティスト写真
□□□のライブの様子
「00:00:00」Music Video
■このプロジェクトで実現したいこと
昨年、SONYが開発した360 Reality Audio(360RA)という形式で自作提供曲「記憶」「あたしのなかのものがたり」等をリメイクしました。
その際のインタビューはこちら↓
https://www.snrec.jp/entry/report/monthly360ra_vol2
https://natalie.mu/music/pp/360realityaudio
360RAは、ボーカルや楽器など様々な音源一つひとつに位置情報をつけ、球状の空間に配置することによって、聴き手を360°包み込む音場をつくり出す立体音響技術です。
リメイク作業を通して、普段われわれが慣れ親しんでいる、スピーカー / イヤフォン等の再生装置から左右ワンセットで鳴る「ステレオ形式」の何倍も広大な360RAの音のキャンバスに、音楽の可能性を感じました。自分はまだ発展途上なこの形式を使って音楽の未来を切り拓くべきという予感めいたものと共に。
舞台のために書き下ろされたオペラの楽曲、例えばモーツァルトの「魔笛」が、今やコンサートや録音という形で音楽単体で鑑賞されるに至ったように、音楽の拡張は必ずしも音楽の内容それ自体によってなされるとは限りません。
超現実を指向するVRやメタバース等は、音楽にとって、かつてのオペラであり、360RAはその上演に不可欠かつ最適なオペラホールです。技術の進歩により、聴き手一人一人のイヤフォン / ヘッドフォンがホール化していく未来はすぐそこまで来ています。その未来が実現する為には、立体音響である必然性に溢れた新しい音楽・音響体験もまた不可欠です。「ファミコン」と「スーパーマリオ」の関係性を思い浮かべてください。そのようなソフト制作の為に立体音響制作という未だ予測不能な化学反応を思う存分試行錯誤できるラボ(スタジオ)を早急につくらねばと、予感めいたものは構想へと歩を進めました。
このように360RAに最適化した制作環境を備えた音楽スタジオを立ち上げる構想が生まれました。
スタジオの趣旨は大きくまとめると以下の通りです。
・日本にごく僅かしかない360 Reality Audioに対応したスタジオ
・既存の慣習や権威とは一線を画したクリエイティブな遊び場・実験場
・これからの時代・価値の変化の先を切り拓くことのできる音楽・制作環境
・音楽家とリスナーとの関係性の見直し・再構築
・自身のこれまでのスタジオワーク経験を活かした制作に没頭できる環境
・クローズドでなく人の出入りがある風通しのよい場所
・音楽家として培った全ての知識・経験の還元
Apple製品に搭載された空間オーディオ機能や、Apple MusicのDolby Atmos対応で立体音響の技術が徐々に市場へ浸透しつつあることや、メタバースやVR技術などの拡張現実の進歩からも、立体音響のさらなる発展は明白です。
かつて音楽がモノラルからステレオへ進化を遂げたように、遠くない未来の音楽のスタンダードはいずれ立体音響へと刷新されることでしょう。
このプロジェクトを基点として設立する新スタジオは、音楽のゲームチェンジの拠点となると共に、音楽を通じて人と人とが繋がるハブとして社会に貢献できると考えています。
■プロジェクトをやろうと思った理由
スタジオ設立計画の実現に向けて動きだしたところ以下のような問題点が浮上しました。
・スタジオ設立にあたっての支出が大きく見込まれ、資金が足りない。
・融資においても、立体音響という分野がまだ浸透していないため、金融機関や行政からの事業への反応がシビア。この構想の可能性・期待度を客観的な視点から確認したい。
・立体音響スタジオは既存スタジオよりも多くの設備や空間を要するが、これまで拠点としてきた東京では、ある程度の広さを備えた場所を個人で確保するのが困難。移住を含めて検討しており、事業以外にも支出が発生する。
このような問題にぶつかり、手当たり次第に知人へ相談していたところ、クラウドファンディング案が浮上。
不特定多数の人から支援を募ることや「ファンからの集金」という印象も手伝い、正直かなり抵抗がありました。
しかし、ご縁があった「うぶごえ」の方々とお話しした際に、2枚組ソロアルバムをメインのリターンにする提案をいただき、作品でお返しが出来るのであれば双方にとって実りの多いものになるかも、ということと、随分前から既存の音源リリースの形式やマーケットの在り方に疑問を感じていたこともあり、ここ「うぶごえ」での超先行発売という形態に舵を切ることで、純粋にやってみたいと思える、興味の沸くチャレンジに着地しました。
超先行発売と掲げたのは、今回「うぶごえ」だけの販売ルートでソロアルバムを発表し、そして10年後に既存の流通に乗せようと考えているからです。「うぶごえ」完全限定としても良かったのですが、この期間に自分の告知不足などで情報にアクセスできない方がいたら申し訳ない気がして、10年後一般発表とすることにしました。ちょっとしたタイムカプセルみたいに。つまり『「うぶごえ」10年先行発売』。
本人的には、「聴きたいと思ってもなかなか聴けない新譜」という響き、CDそれ自体のリリースがなくなっている可能性も高い10年後に開かれたリリースが確約されている状態ってなんかエモいな、という興味本位かつごくささやかな社会実験みたいな気持ちもあります。
すると、あら不思議。創作意欲に火がついたのか、そう決めた翌日から、何年も自分の為に全く曲が書けなかった僕の中に楽曲のアイディアが湯水のように湧いてきました。頭に浮かびすぎて記録する手が全く追いつかないほどに。かくもこのプロジェクト唯一にして最大の懸念だった「そもそもこれまで〆切を飛ばしまくってきた自分が2枚組アルバムなんて完成させられるのか?」という壁をあっさりとクリア。青信号が灯りました。
<1月20日更新>10年先行ソロアルバムCD収録予定楽曲、
三浦康嗣『Sundaynight』のMusic Videoが公開されました
三浦康嗣『Sundaynight』Music Video
2023年1月20日(金) リリース
三浦康嗣『Sundaynight』
(配信リンクは以下より)
https://ultravybe.lnk.to/sundaynight
■資金の使い道
・スタジオ物件改修費の一部
・スタジオ設備費の一部
・アルバム制作費
・返礼品グッズ制作費
■お返しについて
※購入前にご不明点があればメールまたはメッセージにてお問い合わせください。
★三浦康嗣のポートフォリオはこちら
https://koshimiura.net/works
★問い合わせメールアドレスはこちら
koshimiura.mgmt@gmail.com
追加コース①『三浦康嗣ソロアルバムDisc 3』(¥2,000)
■ソロアルバムCDのDisc 3 ※音源データを付属
「うぶごえ」にて“10年先行発売”する2枚組ソロアルバムCDに加えて、3枚目を制作することが決定!
過去のデモや未発表音源(リメイク含む)をまとめたDisc 3を販売します。
【ソロアルバムCD Disc 3に関して】
・三浦康嗣の過去のデモや未発表音源集(リメイク含む)。
・製品ではなくCD-Rとなる予定です。
・発表時に手に入るのは「うぶごえ」を通じてだけとなります。
【音源データ付属に関して】
CD送付時に音源データのダウンロードURLを記載したカードを同封いたします。
※音源データを個人的に楽しむ場合以外の目的で複製すること、ネットワークなどを通じて送信できる状態にすることは、著作権法で禁じられています。
追加コース②『リリース記念ライブチケット』(¥3,000 / 限定100)
■ソロアルバムCDリリース記念ライブにご招待
※チケットはライブ当日、会場受付でのお渡しとなります
初のソロアルバム発表に合わせ、三浦康嗣ソロのリリース記念ライブを行うことが決定!
アルバムが”10年先行発売”と銘打っているのに掛けて、ライブチケットは「うぶごえ」にて“10ヶ月先行発売”します。
【レコ発ライブに関して】
・時期は2023年11月後半、17(金)・18(土)・24(金)・25日(土)のいずれか、夜の時間帯を予定しています。
・会場は東京都心部を予定しています。
・子供連れ歓迎。(※配慮した会場のセッティングにいたします)
・保護者同伴の高校生以下の方は無料。(※大人の人数分だけチケットを購入してもらえれば同伴入場可)
・詳細(日程、場所、参加の際の注意事項など)が決まり次第、メールでお伝えいたします。
①『三浦康嗣ソロアルバム』コース(¥5,000)
■ソロアルバムCD(2枚組) ※ハイレゾ音源データを付属
■CDブックレットにお名前掲載
【ソロアルバムCDに関して】
三浦康嗣の過去〜現在〜未来のクリエイションが詰まった2枚組CDアルバム。
発表時に手に入るのは「うぶごえ」を通じてだけ。
※⑦の『三浦康嗣ソロアルバムCD卸販売』コースを購入された店舗様を除き、一般発売・配信は10年後を予定しています。
三浦康嗣ソロアルバムとしては、クライアントワークをまとめた『WORK』(2014年)を過去に発表しましたが、今回のような書き下ろし作品のみのスタジオアルバムは初めてとなります。
2017年□□□にボーカルが9人加入した為、今後□□□作品で三浦康嗣がメインボーカルを取る機会は激減する予定です。これまでの□□□作品は、メインボーカルを含めたクリエイションを基本的にほぼ三浦康嗣が行ってきたことから、今作は、初の三浦康嗣ソロであり、旧体制□□□最後のアルバムになるとも言えそうです。
【ハイレゾ音源データ付属に関して】
CD送付時に24bit/48khのハイレゾ音源のダウンロードURLを記載したカードを同封いたします。
※音源データを個人的に楽しむ場合以外の目的で複製すること、ネットワークなどを通じて送信できる状態にすることは、著作権法で禁じられています。
【お名前掲載に関して】
・入力欄にご希望のお名前を入力してください。
・全角12文字(半角24文字)以内 / ニックネーム可。
・絵文字 / 機種依存文字は不可。
・公序良俗に反するものや、運営が不適切と判断したお名前はお断りする場合がございますので、あらかじめご了承ください。
・異なるお名前で複数個掲載希望の場合は、①②いずれかのコースにおいて「数量"1"でお名前を入力してカートに入れる」を複数回繰り返していただきますようお願いいたします。 ※同じお名前の複数掲載不可
②『三浦康嗣ソロアルバム + Tシャツ』コース(¥10,000)
■ソロアルバムCD(2枚組) ※ハイレゾ音源データを付属
■CDブックレットにお名前掲載
■オリジナルTシャツ
【オリジナルTシャツに関して】
25年近いアーティスト活動において、初(!)となる三浦康嗣ソログッズ。
綿100%の5.6ozスタンダードTシャツを、キッズサイズ〜XLまで7種類のサイズで用意します。
・デザインは未定ですが、過去に□□□(クチロロ)の作品制作に関わってくださったクリエイターにお願いする予定です。※後日デザインイメージを掲載予定。
・異なるサイズで複数個購入希望の場合は、「数量"1"でサイズを選択してカートに入れる」を複数回繰り返していただきますようお願いいたします。
③『オンラインDTMレッスン』コース(¥40,000 / 限定10)
■オンラインDTMレッスン受講権3回分(1回あたり約90分)
【DTMレッスンに関して】
三浦康嗣のスタジオとオンラインでつなぎ、マンツーマンでレッスンを行います。
経験や制作環境などは問いません。初めに制作したいものなどをヒアリングし、ご希望に沿って進めます。
・これからDTMを始めたいがどんな機材を買えばいいかわからない
・バンドのデモをDTMで作りたい
・アレンジのバリエーションを知りたい
など、未経験者〜プロ志向までどんな方でも僕のできる範囲でお教えします。
・決済完了後にメールにて日程調整・ご希望ヒアリングのご連絡をいたします。
・レッスン実施日は、2023年2月〜12月の範囲で予定の合う日時を調整いたします。(※2023年12月までにご利用いただけなかった場合であっても購入のキャンセル・返金は不可となります)
・1回あたり約90分を予定しております。
・数量"2"でご購入いただいた場合は、回数が2倍(計6回分)となります。
④『ジングル制作』コース(¥100,000 / 限定3)
■送っていただいた録音データで短い曲を制作します
・商用利用可能です。
・曲の長さは30秒〜1分程度を予定しています。
・決済完了後にメールにてご連絡をいたしますので、音声・その他録音データをご返送ください。納品日等は追ってご連絡いたします。
・他者の著作権を侵害する録音データは素材として使用できませんので、予めご了承ください。
・ご利用期限は設けていませんが、意思疎通が困難であると判断した場合はお断りする可能性がございますので、予めご了承ください。(※その場合であっても購入のキャンセル・返金は不可となります)
⑤【音楽作品】『楽曲プロデュース』コース(¥500,000 / 限定3)
■ご希望に応じた楽曲を完パケまで作ります
音楽作品として発表する楽曲を三浦康嗣が1曲プロデュースします。
作詞 / 作曲 / 編曲といった制作の範囲はご希望に応じます。プロ・アマは問いません。
・商用利用可能です。
・決済完了後にメールにてご連絡をいたします。2023年2月以降にお打合せの後、納品日等は相談に応じます。
・お打合せは原則オンラインを予定しており、必要に応じて対面も可能です。
・ご利用期限は設けていませんが、意思疎通が困難であると判断した場合はお断りする可能性がございますので、予めご了承ください。(※その場合であっても購入のキャンセル・返金は不可となります)
⑥【広告・プロモーション】『楽曲プロデュース』コース(¥1,000,000 / 限定3)
■ご希望に応じた楽曲を完パケまで作ります
企業(団体)の広告・プロモーションに使用する楽曲を三浦康嗣がプロデュースします。
作詞 / 作曲 / 編曲といった制作の範囲はご希望に応じます。CM・イベント等の媒体は問いません。
・【法人の方が対象】のコースとなります。
・商用利用可能です。
・決済完了後にメールにてご連絡をいたします。2023年2月以降にお打合せの後、納品日等は相談に応じます。
・お打合せは原則オンラインを予定しており、必要に応じて対面も可能です。
・ご利用期限は設けていませんが、意思疎通が困難であると判断した場合はお断りする可能性がございますので、予めご了承ください。(※その場合であっても購入のキャンセル・返金は不可となります)
・不適切な企業(団体)と判断した場合はお断りする可能性がございますので、予めご了承ください。
・申し込み時に「企業(団体)名、ご担当者様の氏名、(ある場合は)HPやSNSのURL」をご記入ください。
⑦【レコード販売店のみ対象】『三浦康嗣ソロアルバムCD卸販売』コース(¥10,000)
■ソロアルバムCD(2枚組)4セット ※各CDにハイレゾ音源データを付属
【CD卸販売に関して】
店頭販売をしたいレコード販売店に「うぶごえ」限定で卸します(最小発注単位:4セット)。
現時点でこのアルバムは「うぶごえ」を通じてしか販売しません。
・数量"1"でソロアルバムCD(2枚組)4セットのパッケージとなります。
・数量"20"(80セット)以上購入する場合は、複数回カートに入れてください。
・ソロアルバムCD(2枚組)の定価は¥5,000(税込)となります。
・個人での転売目的でのお申し込みは禁止いたします。
・(このコース購入者の)ブックレットへのお名前掲載はございません。
・申し込み時に「販売店舗名、ご担当者様の氏名、(ある場合は)店舗HPやSNSのURL」をご記入ください。
■実施スケジュール
【2022年】
11月〜:ソロアルバム制作中
11月21日(月):クラウドファンディング先行公開
11月25日(金):クラウドファンディング募集開始
【2023年】
1月28日(土):クラウドファンディング募集終了
1月〜:スタジオ物件取得活動
★2月から順次:プロデュース始動・返礼品のDTMレッスン実施
★8月末までに:ソロアルバム・Tシャツ発送予定
〜10月:スタジオ改修
〜12月:機材などの調整
【2024年】
1月:スタジオオープン
※スケジュールは都合により変更となる場合がございます。返礼品の履行に関するスケジュール変更はうぶごえのメッセージやレポートまたは掲載者SNS等でお知らせいたします。
■応援メッセージ
三浦康嗣の作る音楽はいつも新しい。
音楽文脈的にも、時に数学的とも言える斬新なアイデアで、驚きとともに素晴らしい楽曲たちを生み出してきてくれました。
もうかれこれ10年以上も前になりますが「GOLDEN LOVE」「TONIGHT」「everyday is a symphony」「CD」という作品が生まれる瞬間に立ち会えたことは、今も自分のミュージックマンとしてのキャリアの中で大切な宝です。
さてさて、その三浦康嗣が360 Reality Audioの世界をものにしたとき、果たしてどんな音像世界を創造してくれるのでしょうか、今から楽しみで仕方ないです。
そして何より2枚組のソロアルバムを作ると!?めちゃくちゃ楽しみすぎるじゃないですか!
この稀代の音楽家のチャレンジを応援しないわけにはいかないです。
皆々様のサポート、是非ともよろしくお願いします!
山賀克也
Avex Entertainment Inc.
□□□のプロモーションをやっていた10年前に三浦君にオモチャを渡せばオモシロいものが生まれるなって感じていた。
今回のプロジェクトは三浦君からオモシロいものが生まれるチャンスだから参加しようと思う。
清水裕己
Avex Entertainment Inc.
三浦さんの新スタジオ設立と10年後の新作アルバム、猛烈に楽しみです。
この10年、三浦さんはバスキュールの代表作となるプロジェクトをサウンド面で強力にサポートしてくれていました。これからもお世話になるのは確実なので、10年後のアルバムに収録してもらえるような変態プロジェクトをつくらなきゃ!と今からドキドキしてます。新スタジオを使いまくるプロジェクトを考えるぞーーー
朴正義
株式会社バスキュール 代表
三浦さんとは、自社プロジェクトやクライアントワークで、数え切れないほど一緒に体験型のコンテンツを作ってきました。
僕らが作るものはインタラクティブなものがほとんどです。それはつまり予めミックスダウンされた音楽ではなく、様々な音のパーツがユーザーの行動によって組み合わされ変化する、ダイナミックな音楽のあり方を設計し実装する作業になります。意図したユーザー体験を成立させるために、音楽はどんな役割を担い、動的な変化の幅はどうあるべきか。技術的制約とどう折り合いをつけていくか。
こういう時三浦さんは、自分の作家性から音楽を作るのではなく、僕たちと完全に同じ目線で目標に向き合ってくれます。にもかかわらず、そこで体験される音楽はいつでも、三浦さんらしい、上品で開かれたものに感じられます。
今回の360RAスタジオを設立される気持ちも理解できる気がします。僕たちの住む世界が、バーチャル方面に多層化していく流れの中で、その世界に、まだ誰も開拓していない、フィジカルに訴える豊かな体験を組み込んでいく試みはワクワクしますし、僕も一緒にその試みに参加させてもらえたらと思っています。
馬場鑑平
株式会社バスキュール
クリエイティブディレクター
人間の感覚は曖昧なものだ。
例えば同じ曲を聴いたとしても早朝と深夜ではテンポの感じ方が違うことがあるし、また環境やテンションの高低によっても同じような差異を感じることがある。
チキンラーメンを一口食って、あれ、こんなに美味かったっけ?とロングセラー商品の底力を再確認しつつ、しかし食い終わる頃にはもう飽きている。あるいは、4月のクラス替えの時は何とも思わなかったあの子が、3学期には可憐な美少女に見えたり・・・まあ、これは見る側の第二次性徴期における神経細胞の髄鞘化の結果かもしれないし、実際その子が垢抜けただけかもしれない。
そんな例え話はマジでどうでもよくて、僕が康嗣の人となりや作品から感じるのは、人間の曖昧さ、良い加減さを当然のものとして許容し、時に愛でる視線である。
一般的なわかりやすい線引きでは見過ごされがちな余白を面白がる視点と言っても良い。
彼の音楽はそうした余白、あるいは喜怒哀楽では割り切れない感情を掬い上げつつ、好奇心の赴くままに作られたトラックの上で日本語口語の語感で遊び、必要とあれば直接的な表現も厭わない。しかし、そこにはどこかメタ的な俯瞰性が伴われているから、自家中毒や押し付けがましさのようなものを感じさせない。
飲み屋で流れている良い感じのBGM、あるいは隣のテーブルから聞こえる小話そのもののような気軽さで耳に入り込んできて、いつの間にか「ここではないどこか」ではなく、「ここと地続きのどこか」へトリップさせられてしまう。そしてその後味は共通して柔らかな幸福感を纏っている。
友だちながら、素敵な音楽家だなーと思う。
そんな彼が10年後にリリースする予定のソロ・アルバムを前倒しでリリースするんだって。
そりゃ買うよね。
Tシャツ付きにするかどうか考え中です。
木暮栄一
the band apart
生きていることは死に近づいていること
美しいものだけが美しいのではないと
教えてくれるその音楽はうつくしくて、
いつも新しく鮮明で、
キラキラしてて笑い泣き?そうになります
新しいことってドキドキして正義だなあと思います
「音楽の意味を更新していくラボを作りたい」というこのプロジェクトは、ドキドキしかありません
すごくすごく楽しみです
中村桃子
イラストレーター
ぼくが三浦康嗣さんの音楽をとても親しく思うようになったのは、2011年の□□□のアルバム『CD』を聴いたことがはじまりでした。
たとえば、当時まだ建設中だったスカイツリーを題材とした作品(『CD』収録の “スカイツリー” や『マンパワー』収録の “合唱曲 スカイツリー” )はとても三浦さんらしい視座のもので、それはいつだって心もとない未来を眺める都会の生活者であり音楽家である三浦さんの「勘」のようなものが書かせたはずです。
変わりゆく風景、変わらない営み。そのどちらをもこぼさず丁寧に拾う三浦さんの創作は、近年ますます建築的になっています。現代のオーディオ環境では再生できぬものすら生まれています。
これもまた、三浦さんの「勘」がそうさせているのかもしれません。未来の営みに思いをはせるのならば、それに見合った「容れ物」がまずは必要だ、と考えるところが実に三浦さんらしいと思うのです。
360RAを用いた音楽制作/鑑賞はきっといつか当たり前のものとしてぼくらの生活に根付くでしょう。まさにスカイツリーがそうなったように。その完成を待たずに歌にする三浦さんの「勘」をぼくは一ファンとして無条件に信頼するのです。
志磨遼平
ドレスコーズ
三浦くんと会ってから気づけば随分経ちますが、なんだか相変わらずおもしろい表現者だなぁって思います。僕は三浦くんがつくった曲を聴いて感動したことが何度もあって、そのたびに自分は三浦作品の何にこころをこんなにも揺らされているんだろうと考えます。いや、毎回は考えないけど、今回考えました。
自分の話を少しします。僕は、職業柄なのか、もともとの性分なのかわからないのですが、人やものごとがあるがままに、のびのびとしている姿が好きです。うれしくなります。追求したいと思っている「対話」の形は、その場にいる人たちの声が無理矢理まとめられず、そのままに存在する「多声性」を大切にすることから始まります。人々が話し合う時、小さな声や、要領をえない声は「ない」ものにされることが多いように思います。統計でいう外れ値のように、なかったことにされ、場がわかりやすい着地点に向かうのは、仕方がないことなのかも、と思いつつ違和感を全く捨てきれません。小さくても、捉えにくくて不思議でも、「ある」ものは「ある」じゃん、て思います。
三浦くんの作品に触れると、自分のこういった感性が思いっきり刺激されます。なんだかうれしくなって感動するんです。わからないことを無理矢理わかろうとせず、それはそれとして、曖昧なものを曖昧なまま表現するのが三浦節なのかもしれません。
まとまった表現はきれいだし、わかりやすいです。これは音楽、芸術に限ったことではありません。「調和」していると、穏やかにまとまって、美しい印象になります。触れやすいし、親しみやすい。でも、人は、世界は、そんなきれいにまとまっているはずはなく、むしろ複雑さを極めているように思います。
「調和」をとるのではなく、「多声性」を感じさせる表現。シンフォニーではなくポリフォニーというのが、三浦作品に対する僕の印象で、すごく好きなところです。こんなことを書きながら、□□□のアルバムに『everyday is a symphony』という作品があり、僕はそのアルバムが相当に好きというのも、なんだか人って一筋縄にはいかないよなぁって感じでいいですよね。
立体音響がどんなものなのか、まったくもって想像しきれていませんが、我々の日常は当然立体的です。360度、いろいろな声や音が、いろいろな角度で多声的に鳴り響いています。さらに、自分の中にもいろいろな思い、声が湧いていて、こちらも多声的。自分の外も、中も、「多声性」に包まれているように思えるこの世界を、これまでよりずっとリアリティをもって表現できそうなシステム。
なんとなくですが、この立体音響って、ものすごく三浦くんにむいているシステムではないかと思います。本当は立体的な世界を、録音技術の限界に規定されてまとめるようなことを、だいぶしなくて良さそうじゃないですか。無理にまとめない、多声性の感性でつくり、生き続ける三浦くんが発明していく景色はどんなものなのだろう。同じ多声性派としては、とてもワクワクする話です。
僕も音楽制作とは少し違う方向から、本質的にはきっと重なる部分が多い場づくりを構想しています。それが形になってきたら、三浦くんにジングルをつくってもらおうかな、なんて考えたりしながら、今回の企画を何度も眺めています。
星野概念
精神科医 など
音楽家個人が何か本当に面白い音楽を作りたいと考えた時、その実現のプロセスには様々な障壁が乱立するものです。三浦さんはそれらを軽々と乗り越えるか、そもそもそんなハードルなかったかのようにすごい音楽を作れる人です。いや、障壁はなんだかんだあるのでしょう。でもその状況自体もできるだけ楽しく乗り越えていく方法を考えるチカラがあります。
それは三浦さんの音楽制作行為が、「生活」と「場」そのものに言わばロジカルに根差しているのが前提だからではないでしょうか。イメージ的に根差しているものではない。(イメージなんてものは完成した音楽を聴いた人が想像することができれば良いのです)
人だろうが時間だろうがお酒だろうが、そういうレギュレーションは絶対確固たる何かで作る音に繋がってしまうに決まってる。彼は音楽を作る時そういう諸要素を日々の中で置換し続けるというか、なんか関係性までコントロールできてしまう人というか。その状況が所与として存在してるのが自明だからこそ、三浦さんの音楽は絶対に緩くならないしタイトでカッコいいものになるのだと思います。スタジオという「場」を作るというご決断も彼らしいごく自然なことです。
だからこそ僕は、目の覚める一言をもらうためだけに度々彼に会いに行くのでしょう。いつもありがとうございます。
なんか気の利いたこと言えた感じがしないというか知ったようなことをぬかしてるというか何言ってんのかわかんないというかなんかアレですが、引き続き心から応援しています。スタジオ完成したら使わせてください。あと早くTシャツ欲しい。
網守将平
音楽家 / 作曲家
三浦康嗣は、風変わりな楽曲を作る、依頼される(期待される)、音楽家だと思う。
いくつか過去の作品を挙げると──世の中の生活音、たとえば電車の音と歌を組み合わせたような楽曲だったり(閉まるドアや発車のベル、車内アナウンスなどがリズムやメロディになったり、そのまま風景として曲の中に存在する)、ラジオ番組のような楽曲(曲の中でリスナーのおたよりを読んだり、川柳を詠むコーナーがあったり、ジングルが流れたりする。でもトータルではひとつの楽曲になっている)、右チャンネルと左チャンネルそれぞれで歌っていたメロディを左右同時に流すとひとつのメロディ・歌詞も別の意味が立ち上がる楽曲だったり、小さな頃の夏祭りの記憶やひとり暮らしするようになってからの部屋の風景などドラマのようなものとメロディが同居する楽曲だったり。
毎回ものすごいバランスで作品を着地させている。
そんな音楽家が、提案にあるスタジオ環境の中でどんな音体験を作り出すのか。
世界的にもこれから模索されていくであろう最新技術 "360 Reality Audio" の海原に、この音楽家を送り出す一役をあなたも買ってみてはいかがでしょうか。
横川涼
(ラジオディレクター / SHIBUYASUSHI)
三浦くんと知り合ったのは、ほんの数ヶ月前「塩屋楽団」で1920年代のアメリカの奇天烈な無声映画に伴奏音楽を付けるために赴いた8月の広島でだった。
その少し前に広島で「STEREO RECORDS」を営む神鳥孝昭さんが企画した「Jim O'Rourke・石橋英子・日高理樹」ツアーの神戸公演が、僕が運営する神戸の海沿いの築110年の洋館「旧グッゲンハイム邸」で行われた縁から、その日も神鳥さんと連絡を取り合っていたら「DJイベントをしてるので寄ってー」というので6歳の息子も連れて伺うと、そこに三浦くんがいたのだった。
□□□を初めて聴いたのは□□□にとっては円熟期だろう「CD」をタワーレコードの試聴盤で聴いたことに始まる。それから「CD」以前「CD」以降のアルバムを大きな喜びと共に聴き、新譜を心待ちにする1ファンだ。特に「CD」「マンパワー」は、社会と生活を軽く深く描写する大都会交響曲だと思ってる。
つい先日、三浦くんが塩屋に寄ってくれた。僕は1日、塩屋の海が見える大きな空き地の葡萄畑とデッキテラスを整える為のワークショップの真っ最中で、何度も「ちょっと散歩してきてー」と放置しつつWS終了後に近所の面白い家・面白い人・改装中の家・道じゃなさそうな道を日が暮れるまで案内して回った。その一つ一つを楽しんでくれていてとても嬉しかった。
ちなみに、今朝、小6・小1の息子たちにこの前の三浦くんがこんなんやる人やでーってyoutube上の「ポッドキャスト始めます」な1分半動画を見せた。夜家に帰ったらその時一度聞いただけの兄弟が「あたらし」「あらまし」「みうらこうしです」って言い合ってる(笑)登校中から耳に残って頭から離れなくて1日過ごしたんやって。おそるべし三浦康嗣。
新規スタジオ探しの旅、三浦くんみたいな素晴らしい才能が近くに来てくれたら面白いだろうなと思いつつ、それを強く望むのは畏れ多い。ましてや、東京・東京・everydayな人が東京を離れるのだろうか。それはそれとして三浦くんがスタジオを構えることになる場所は一つの文化拠点、交流と交差、実験と実践の場になり、町も耕されるだろうと思う。
あたらしいスタジオとても楽しみにしています。
森本アリ
(旧グッゲンハイム邸|音楽家)
三浦さんが初めて塩屋を訪問した日、塩屋のとある空き地では空き地を再生・活用するためのワークショップが開催されていた。
アリさんとわたしはそれぞれそのワークショップに参加していて、先に作業の終わったわたしはアリさんから「三浦くんがその辺歩いてて、僕もうちょっと作業するから15分くらい歩いといて」との指令を受け、先に周辺を散歩していた三浦さんに合流する。特に目的地はないというので、現在地から15分間で案内できるコースをしばし思案し、喫茶店へと向かう。飲み物を注文してから気がついた。今日は1日お金を使うことがないだろうと、財布は家に置いてきていたんだった。
初対面なのに大変申し訳ないのですが、と前置きして会計を立て替えてもらうことになったけれど、驚くでもなく呆れるでも笑い飛ばすでもなく、あぁいいですよ僕もそういうことありますし、とごく普通に受け入れてくれた。喫茶店でいろんな話をした。
その後アリさん含む数人でゾロゾロと塩屋の物件を見て回った。塩屋には物件好きが本当に多い。見て回ったほとんどの物件は空き家ではなくて実際に今人が暮らしている家だった。時には物件の家主からどこから来たんですかと突っ込まれるようなルートを歩くなかなかのパワープレイなツアーだったけれど、三浦さんは塩屋の猛者たちと同じようによく歩き、楽しんでいるように見えた。
そのあとは塩屋のコープで食材とお酒を買い込み、気付けば遅くまで食べて飲んでよく話をした。初めましてと挨拶してから、三浦さんが調理してくれた鶏肉や魚をおいしくいただくまでの時間は約半日。初めて会ったばかりでも妙に話がしやすい人はときどきいるけれど、多分三浦さんも場に馴染むのがとてもうまい。もし塩屋に(もしくは奈良や他の土地であったとしても)スタジオを構えることになれば、きっと音楽スタジオとしての機能を超えて、間違いなくいい場になるのではないかと思う。そんな場ができるのは、音楽に関わる人に限らずそのまちにとってすごくいい影響を及ぼす気がする。一個人としてもこのクラウドファンディングのことは見守りたいと思う。
淸造理英子
(三田村管打団?)
三浦さん! このクラウドファウンディングのサイトの三浦さん、むちゃくちゃ真面目なこと書いてるじゃないすか!
これは一大事じゃないですか。いったいどうしちゃったんっすか! 気、気を確かに〜〜〜!!
とでも叫びたいくらいの気分なんです。
わたくし、MVやジャケットワークやライブで三浦さんとご一緒させていただきましたけども、まあ、本人に言ったことはございませんけども、1ファンなわけですよ。三浦さんが□□□でゴリゴリとアルバムをリリースしていた時期に仕事させてもらってよかったなあと思いますけども、それ以上にね、ほら新しい音楽を聴きたいわけですよ。まあしかし、三浦さんがCM等の楽曲制作にその軸足を移そうという雰囲気を漂わせたときにも、それもまた1ファンとして受け止めまして、実際面白い仕事されてて、そうだよねえ、音楽は自分の名義で音源をリリースするだけの仕事じゃあないよねえ、みたいことは思って納得もしてまいりました。
だけど、このクラファン? クラファンて死語ですか? だいじょうぶ? 生きてる? まあいいか、そのクラファンで三浦さんが熱く語っている……納得したつもりでしたが、この展開には1ファンとしても熱くならざるを得ない。なんだいやっぱり待ってたのかい俺は、と。
そしてこのクラファンは、アレよね、資金のこともあるだろうけれど、それ以上にわたくしは、新らしい「締め切り装置」を見つけたんだな、と思いました。これはいいですね、さすがにこれは裏切れないだろう。作るんだろうよ、曲を!
歴史を紐解けば、新しいメディアと作品はセットで現れるよね。それは今ではそう思われていないような作品(例えば北斎の神奈川県沖浪裏)でも。という意味では、新しいテクノロジーに三浦さんが乗っていくのは大歓迎。楽しんでね。
私信っぽくなっちゃったけど、360RAに三浦さんのようなアイデアに長けて美しい楽曲ができる作家が参入するのは正解でしょう。「正しいと思った時は勇気をもってやるんだぜ」みたいなことを、むかしの方のバージョンのコーシこと孔子が言ってました。さて現代の方のコーシはどうするのでしょうか。課金するとスリルが上がるので味わいたい方はどうぞ。
応援コメント、三浦さんは僕が書かない(クラファン終わりに間に合わない)と思っただろうが、俺だって間に合うことはあるんですよ。三浦さんもよろしくね!
伊藤ガビン
編集者
18歳の時にレコード屋を作りたい!と思い立ち、紆余曲折を経て29歳での起業、それから17年の月日が流れる音楽生活の中で、色んな音楽家の方々とご一緒する機会に恵まれましたが、三浦君はスペシャルな存在として僕の心の中に居ます。
ある時期から僕と三浦君は友人を集めて『家呑み』をする仲になったのですが、その『家呑み』がどんな呑み会かと言うと、、とても抽象的ですが、ポップ、ポップじゃない事、仕組み、仕組みじゃない事、変わる事、変わらない事、調和の有る事、調和の無い事、その他にも様々な要素と共に、主に三浦君の美味しい手料理とお酒を丸1日に詰め込んだ呑み会です。そして最終的にはあまり意味がないのもポイント(笑)!
個人的に常々思ってる事ですが、意味がない(意味を持たせない)事が出来る人は、意味ある事の出来る達人でもあると!
そんな三浦君が『立体音響スタジオ』を作る!
とても意味がある!
10年先行発売のアルバムもがっつり仕入れさせて頂きました(笑)。
是非ともスタジオが完成した暁には『家呑み』しましょう!
応援してます!
神鳥孝昭
STEREO RECORDS
「音楽の未来」なんて使い古された言葉だが、それを本気で考えている人は実はとても少ない。三浦康嗣は間違いなくそのひとりだ。新しい音楽を、ポップミュージックの新しさを、ヒネクレながらもひたむきに追い求め続ける姿勢には感動させられる。
先に進もうとするのを決して止めない彼の歩みを、後方からさりげなく支援したい。
佐々木敦
HEADZ
■最後に
なんだかんだで20年以上音楽をつくり続けてきました。
中学生の時、ロクに弾けもしないのに無謀にもカナダの高級ホテルのロビーに置いてあるピアノを勝手に弾いたり、
高校生の時、今思えば相当痛いオリジナル曲を文化祭でドヤ顔で披露したり、
大学生の時、見よう見真似でターンテーブルやサンプラーを弄って現れたプアな音の断片を「抽象的」と自分に都合の良い解釈を施し元々過剰な自意識をさらに肥大させたり、
そんなこんなの20代半ば、当時自分が一番好きだったレコードレーベルから自分のグループのアルバムをリリース出来ることになり、3枚のアルバムと1枚のシングルをリリース。その後いわゆる「メジャーレーベル」avexと専属契約を結び、世間で言うところの「プロ」ミュージシャンとして、その後avexを離れ今に至るまで、音楽を生業にしてきました。
ラッキーだったと思います。
作詞作曲編曲、プロデュース、歌、演奏、プログラミングやミックス、僕がなす事どれも一般的な音楽の「プロ」の水準を下回っていると自覚しているからです。正確にはそう自覚できたのも近年の話。つまり僕は音楽制作の力量のみならず、自己認識能力にも欠陥があると言えそうです。
その随分心許ない自己認識能力を駆使し、それでもなぜそんな自分が15年以上音楽を生業にやってこれたのか、さすがにラッキー以外の要因があるはずだ、と考えを巡らせたところ、下手くそだからこそ、いや、下手くそ + バカ唯一の武器「勘違い力」という答えが浮かびました。
どういうことでしょうか。
自分が音楽制作のどの点においても下手くそだと自覚できたなら、そして僕の当時の性格からすると、その時点で音楽を生業にすることを諦めギターを叩き割ることでしょう(僕はギタリストではないですが。もしそうだったとしても振り上げたギターをケースに優しくしまい、中古楽器屋の暖簾をくぐりますが。)。多分殆どの人は辞めるか割り切って趣味で続けるかのどちらかでしょう。そうなっていない僕の頭の上にはきっと本人だけに見えない「バカ」のフラグが立っていたことは想像に難くありません。
2005年、「ファンファーレ」という□□□として2枚目のアルバムのレコーディング中に、プロデューサー兼エンジニアの益子樹さんの口から、苦笑と共に呆れをまとったぼやきのようなニュアンスで放たれた「三浦君はイメージ系だからな~」という言葉を今でも鮮明に覚えています。記憶力皆無に近い僕が、言われた時はその意味を全然理解できていなかったにも関わらず。
楽曲制作は、多くの場合、頭の中で思い描く楽曲のイメージやアイディアを、作詞、作曲、編曲に落とし込み、演奏や打ち込み等の行為を録音、整理、編集してステレオ音源に落とし込むという手順を踏むことになるかと思います。味や栄養を考慮したお米、おかず、デザート等を弁当箱という限られた空間に味が混ざらないように、時に味が混じりあうことを見越して、出来るだけ食欲をそそるような見栄えを目指して詰め込むことと似ているかもしれません。
例えば汁気の多いものやナマモノをラインアップに加えたり、おかず同士の匂いの相性を考慮しなかったり、そもそも弁当箱のサイズに対して明らかにキャパオーバーな量を詰め込もうとする弁当屋があるでしょうか?そんな実現可能性無視のドリーミーなイメージだけで弁当を仕立てようとするとんでもな勘違い弁当(音楽)野郎。「三浦君はイメージ系だからな~」2017年、久しぶりに益子さんと仕事をして自分の成長のなさを痛感した少し後、その言葉の意味するところをようやくそう理解しました。そりゃ呆れるわ。
もっとポジティブなケースを含め、みなさんにもこういう経験があるのではないでしょうか?ずっと心の隅に引っ掛かっていた言葉が、時間による熟成を経てある日突然「ああ、あの時のあれはこういうことだったのか!」みたいなことが。
2018年「あたしのなかのものがたり」、2020年「記憶」という2曲をイヤホンズというグループに提供しました。
前者はストーリーに沿った3つの歌詞を乗せたメロディーとバックトラックが曲の後半、一つに合体すると、新たな歌詞とメロディーとバックトラックが現われるという、こうして書いていても説明に困るような、実現困難かつ実現したところで大抵の人に「で?」なアイディアを、後者は靴音や信号機、花火や掃除機など日常の音からバックトラックやメロディーを生成し、それに沿った物語を歌詞にするというこれまた~以下略~なアイディアをそれぞれなんとか確かな手応えと共に具現化できました。
この2曲を経て「三浦君は~」の意味の位相が少しスライドしました。
現実離れしたドリーミーなイメージをついにちゃんと弁当箱に落とし込めたと実感できたその時、つまりそれが可聴化した時、ちょっと他に似たようなものが見当たらない独自な楽曲が立ち現れた(ように思えました)。勘違い野郎浮かばれる。依然として曲を聴いてくれたほとんどの人の評価は「で?」ではあれど。
2021年、縁あって立体音響と言われる多数のスピーカーを使用したSONYの360 Reality Audioというフォーマットで上記2曲を含めたイヤホンズの曲を再構築する機会があり、今まで2つのスピーカーが自ずとサイズを規定するステレオというキャンバスに音を収めることに四苦八苦していたイメージ系の三浦くんは、自作曲の音たちが360RAの広大なキャンバスでのびのびと動き出すのを目撃しました。
これを機に「三浦くんは〜」は新たな意味をまといました。「ああ、あの時のあれはこういうことだったのか!」の「こういうことだったのか!」はその言葉を放った当人の意図を離れ、しばしば受け取った人の中で幾度もその意味を更新します。それにより人は自分の過去を違った目で捉えられるようになります。
ステレオ→立体音響→表現のキャンバスが大きく広がった→あたかもステレオに詰め込んだ、圧縮したものが解凍されたかのように音がのびのびと動き出す→ていうか圧縮してたんだ→そもそも360 RAなら圧縮しなくて良いんだ→このフォーマットありきで制作できたなら大抵の人にとっての「で?」が「こういうことだったのか!」になるかも。
上記の、つまり「自分はそもそもステレオという狭い枠に縛られていたんだ」という思考は、ともすれば「俺のようなBIGな男は狭い日本の音楽シーンには合わない→海外に出るのだ!」にどこか似て、相変わらずバカっぽいのはともかく、なんにせよそのように「イメージ系」の意味は、立体音響という器と出会ったことにより晴れて、
技術やセンスの欠如→だからこそ思いつける表現がある
となったのでした。
長々と綴ってしまいましたが
いつしか僕の中で「イメージ系」という言葉が新たな意味をまとったように
音楽の意味を更新していくラボをつくりたい。
こういうことです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
ご賛同いただけますと幸いです。
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