はじめまして、一般社団法人 九段下劇場の大木 梨恵(望月 初寿恵)と申します。弊法人は、伝統芸能の「未来を変える」べく、伝統芸能に特化した劇場設立、運営を目的とした一般社団法人です。これから伝統芸能の現在における状況とそれを変えるためのプロジェクトについてご説明させていただきます。
日本の伝統芸能が滅び、すべてが過去の遺産となる未来
このままでは、日本の伝統芸能は滅び、すべてが過去の遺産となります。それも、そう遠くない未来に。
これは、誇張ではなく現実に起きている問題です。芸能を支える観客と、芸能を継承する演者、どちらも減少に歯止めがかからず、このコロナ禍でさらにそのトレンドが加速しています。
最近の世論調査では、伝統芸能を直接鑑賞した人の割合はコロナ前で4.7%で、コロナ後では1.6%にまで落ち込んでいます。平成8年の同調査では13.2%だったことを考えると、コロナ前でも既に半分以下になっていることが分かります。伝統芸能の代表格である歌舞伎でさえも、近年では空席が目立ち、年齢層の高さも目に付きます。
歌舞伎より知名度が低い、長唄や、小唄、雅楽等の伝統邦楽の観客数は更に深刻で、観客は演者の知人ばかりであることも珍しくありません。
観客の減少に伴い、演者も急激に減少しています。歌舞伎の伴奏音楽として知られる長唄では、演者の8割以上が70代以上となっているほか、若い世代の演者が生計を立てるほど稼ぐことができないため、プロの演奏レベルに達していても引退を余儀なくされるケースが後を絶ちません。
さらに、このコロナ禍で公演回数が激減し、観客と演者の減少に拍車をかけています。感染が落ち着けば、観客は戻ってくるかもしれませんが、一度引退してしまった演者は演奏技術が鈍ってしまい、元に戻ることは難しいです。
日本文化を感じ、歴史を体験する機会が消滅する
伝統芸能が滅ぶと何が起きるのでしょうか。
一つ目に、身近に日本文化を感じる機会がなくなります。実は、現代でも多くの人が身近なところで伝統芸能を目にしたり耳にしたりしているのです。例えば、お正月はTV番組でも伝統邦楽の演奏がBGMに頻繁に使われており、三が日は毎日と言っていいほど耳にしています。着物や門松と共に、伝統邦楽が正月の文化を形作っているのです。また、様々な地域のお祭りで和太鼓や尺八などの演奏で神輿を盛り上げることも多く、日本の季節を代表するようなイベントで、伝統芸能は良き引き立て役として活躍しています。
そして二つ目に、歴史を体験する機会がなくなります。ヨーロッパでは伝統的な街並みが残されているので、街歩きをするだけで中世ヨーロッパを疑似体験でき、古の英雄に思いを馳せることも可能です。
一方、日本は明治維新以降、急速な西洋化や震災、また戦争を経て、古くからの街並みがほとんどなくなってしまいました。特に東京はその傾向が顕著で、江戸時代の姿が保存されているのは寺社仏閣と皇居の一部程度で、歴史を体験できる場所が極めて少ないため、侍や江戸文化に思いを馳せることができません。このような現状において、現代でも江戸時代以前の日本人と同じ体験ができる伝統芸能は貴重な存在であり、観光資源としても大きなポテンシャルを持っていると考えられます。
滅びゆく伝統芸能の「未来を変える」
滅びゆく伝統芸能の未来を変え、新たな希望の道を創っていくために、私たちは新たな劇場を設立する本プロジェクトをスタートさせました。
伝統芸能を復興させるには、観客を増やし、同時に演者を増やす必要があります。そして、観客と演者が出会う場所がなければなりません。
そこで私たちは、江戸の中心「九段下」に伝統芸能に特化した劇場を設立し、伝統芸能を見たい観客がいつでも見に行くことができ、伝統芸能を演じたい演者がいつでも演じられる場所を創ることにしました。
もちろん、エンターテイメントが多様化した現代において、場所を造るだけで観客が増えるとは限りません。恐竜が地球の環境変化に耐えられず滅んだように、伝統芸能も環境の変化にさらされ滅びようとしています。キリンが環境に適合し、首を伸ばす進化を遂げたことで生き延びられたように、伝統芸能も現代の環境変化に合わせて進化していくことが必要だと考えています。この劇場は、その進化を起こす中心地になることを目指します。例えば、異なる伝統芸能の新たな組み合わせや、最新の映像技術をつかった演出、VTuberとのコラボレーション、J-PopやJazz等のポピュラー音楽との融合など、アイディアは無限にあります。日本独自の伝統芸能が進化することで、国内に留まらず、世界に認められるエンターテイメントに発展していく可能性も十分にあります。
滅びゆく伝統芸能の未来を変え、新たな希望の道を創っていくために、本プロジェクトへのご支援ご協力をお願い致します。
新劇場での伝統芸能公演プログラム
ただ伝統芸能を上演するだけではなく、学びや驚きのある公演をオンラインを含めて実施していくことで、あまり伝統芸能に触れてこなかった方の鑑賞機会や若手演者の演奏機会を増やします。
長唄や落語などの伝統芸能の実演と解説
歌詞や言葉の現代語訳・演奏の聞きどころ・時代背景など、プロジェクター映像を使った解説と共に迫力の生演奏と実演に合わせて聞けるため、伝統芸能に触れることが初めてでも、お楽しみいただけます。
創作された時代の背景や情景、登場人物の心理が分かると、伝統芸能の面白さは倍増します!大人から子どもまで、幅広い年齢層が楽しめるように工夫を凝らし、取っつきにくいイメージのある伝統芸能を分かりやすく解説します。
若手演奏家によるジャンルを超えたコラボレーション
世界中でも当劇場でしか体験できない、全く新しい形の進化した伝統邦楽をお楽しみいただけます。
「落語で語る長唄」等、これまでになかった伝統芸能同士の新たな組み合わせや、 プロジェクター・配信を活用したVTuber等最新の技術とのコラボレーション、J-PopやJazz等のポピュラー音楽との融合等、聞く人が感動し、同時に衝撃を受けるような、新たな伝統芸能の形を模索していきます。
歌舞伎において伝統邦楽が果たしている役割を生演奏で解説
歌舞伎の映像を流しながら、黒御簾と呼ばれる効果音楽を特集します。
伝統邦楽が果たしている意外な役割が分かると、歌舞伎の新しい楽しみ方が見えてきます。生演奏で実演を聞きながら、一流の解説をお楽しみください。
劇場公演を配信
劇場に備え付けの配信設備を導入。遠方の方やコロナ禍で不安がある方等、劇場に足を運びにくい方にもオンラインで伝統芸能を感じていただけます。
学生向け伝統邦楽鑑賞会とワークショップ
地域の小・中・高生に、音楽授業の一環として伝統邦楽鑑賞会やワークショップにお越しいただきます。
新しい時代を築く若い世代の皆さんが、中世から続く伝統邦楽に触れることで「日本の美」を発見し、日本の歴史や伝統に誇りを持っていただけたら、こんなに嬉しいことはありません。演奏の鑑賞だけでなく、実際に三味線や太鼓を演奏できるワークショップにも参加いただき、演奏の楽しさを実感していただけます。
お子様向け伝統邦楽鑑賞会と親子教室
未就学児童や小学校低学年を対象に、親しみやすいアニメ映像での伝統芸能を鑑賞と、その後ワークショップを行います。
ワークショップでは、三味線や太鼓をお子様とご両親で触っていただけるほか、現役伝統芸能演者の講師陣から音の出し方や楽器の扱い方についてレクチャーも受けられます。
ホールレンタル・楽屋レンタルのご利用も可能
演奏会、発表会、リハーサルとしてのホールレンタル、個人レッスンの稽古場として楽屋のみのレンタルもご利用いただけます。また、2階ラウンジ(収容人数10人程度)が第3楽屋や、打ち上げなどのお集まりとしてご活用いただけます。
伝統芸能を満喫できる、かつ、演者が最高のパフォーマンスを発揮できる劇場空間を用意しました。
全39席。最大の特徴として、プロジェクターを2面投影できるので、映像と合わせた演奏や演奏内容の説明が可能となっています。
舞台の形は観客が舞台を囲む特徴的な形。様々な邦楽の形式に合わせて演奏が可能な形にしました。舞台と客席が近く、お客様の反応をリアルに感じながら演奏することができます。
音響はヤマハ㈱空間音響グループに監修いただき、伝統芸能ならではの建築音響設計を行います。邦楽の良さを最大限に引き出し、”生唄の息遣い”までが感じられる音環境を目指します。
※すでに建築着手中ですが、変更の可能性があります。
■外観
◯黒を基調とした格調高い外観。目白通りを曲がればそこには江戸情緒が溢れます。
■1階
【ロビー】
◯ようこそ劇場へ!
◯シンプルながらも機能的な空間となっています。
【ホール】
◯客席
・27席。
・舞台が近く「生」での演奏の迫力が直接的に伝わります。
・ベンチシートで座る位置を定めないことにより、コロナ過における客席スペースをとりやすくしました。
・漆喰塗りの壁で優しい雰囲気に。リラックスして演奏を楽しむことができます。
◯舞台
・最大の特徴として、プロジェクターを2面投影可能。映像と合わせた演奏や演奏内容の説明が可能です。
・舞台の形は観客が舞台を囲む特徴的な形。様々な邦楽の形式に合わせて演奏が可能な形としました。
・客席と近く、お客様の反応をリアルに感じながら演奏することができます。
・音響はヤマハ㈱空間音響グループが音響監修し、伝統芸能ならではの建築音響設計を行います。邦楽の良さを最大限に引き出し、”生唄の息遣い”までが感じられる音環境を目指します。
【楽屋1】
◯畳敷きに壁一面の大きな姿見を設置。演者の使い勝手を考え、余分なものはないシンプルな楽屋です。
◯音出しができる防音設備。
◯お稽古用としても利用することができます。
■2階
【2階席】
◯「天井桟敷」12席
◯気軽に邦楽を体験してもらうため、通常価格よりもお得な価格で提供予定です。
【楽屋2】
◯カーペット敷きの楽屋に大きな姿見。余分なものはないシンプルな楽屋で、椅子でも利用できます。こちらもお稽古用としても利用できます。
【ラウンジ】
◯演奏前後で一休みできるラウンジ。観客も演者も利用できます。
◯オリジナルグッズを購入できる物販コーナーもあります。
◯演奏会後の軽い打ち上げや第3楽屋としてご利用いただくこともできます。
【配信設備】
◯オンラインへの配信設備を常設予定です。
1階設計図
2階設計図
住所:東京都千代田区飯田橋2-5-4
最寄り駅:JR総武線飯田橋駅A5出口より徒歩5分、都営新宿線九段下駅より徒歩4分
多くの伝統芸能演者が、劇場の完成を心待ちにしています!
杵屋正叡 :長唄三味線奏者
「今スマートフォンやパソコンが普及し手元で動画や音楽が簡単に聞ける時代になり、「生」の音を聞く機会が減少しています。そのなかでこの劇場は邦楽の「生」の音を間近で聞けて、更には動画では伝わりにくい音色や迫力など楽器の魅力を感じる劇場だと思います。また、様々な人に邦楽の音に触れて邦楽の音を知ってもらえるきっかけとなる劇場になればと願っております。」
村澤丈児:和楽器マルチプレイヤー
「私たち若手演奏家が何か企画をしようとするとき、一番壁になるのが会場の問題だと感じています。都内にはたくさんのホール・イベント施設がありますが、雰囲気が邦楽に合い、使い勝手が良く、高額でない施設は多くありません。稀にそういった施設があっても、人気でなかなか予約ができません。そういった状況下で、この舞台は、多くの若手演奏家が研究会、おさらい会、自主公演を行える、邦楽発信の拠点となるのではないかと期待しています。」
杵屋勝四寿:長唄唄方「こんな劇場があったらいいなと、演奏家目線での思いが実際に形になった劇場です。大きすぎず小さすぎず、ちょうどいいが中々見付からないのですが、お浚い会から練習の場としても非常に魅力的だと感じております。」
鳳聲月晴:歌舞伎囃子笛方「現在、歌舞伎では定期的に公演が出来る劇場がいくつかありますが、日本舞踊や邦楽の演奏は定期的に開催できる場所が大変少ないです。劇場が出来れば、若手実演家の積極的な活動が行える拠点になり、自然と邦楽界全体の裾野も広がって行くと思います。ファン層も高齢化や、人口減少の為、減って行く事が予想され、この様な劇場の必要性が増していると思います。」
中嶋ひかる:生田流箏曲「伝統芸能に特化したホールということで、音響に特に期待をしております。演者を近距離で感じていたたきながら、邦楽ならではの音響のいいホールはなかなかございません。是非、十七絃のコンサートで使わせて頂きたいです。」
2023年4月のオープンを予定しています。
クラウドファンディングでのご支援募集は、2022年12月から2023年2月までを予定しております。
すでに2022年8月から工事に着手しており、6か月の工事期間を経て、4月にオープン、開場記念公演を目指します。
現在は解体工事、耐震補強工事が完了し、内装工事がスタートしています。
公式Twitter、Instagramでは日々の工事の状況をリアルタイムでご覧いただけます。
Twitter:https://twitter.com/kakumei_hall
Instagram:https://www.instagram.com/kakumei_hall/
「長唄のもとに集う」というコンセプトのもと、劇場は芸能が始まった原初的な光景を想起させるような、演者を中心として観客が周りを取り囲む舞台形状としました。それにより、観客は舞台で演奏する演者の姿を観ると同時に、自分の周りの他の観客の姿が視界の中で感じられて、伝統芸能を介して劇場に集う人々と空間の中で一体となります。この劇場ができることで、改めて日本の伝統芸能のすばらしさが世の中に広まり、再び長唄のもとに人々が集まるきっかけになればと思っています。
平野 崇(建築家 株式会社エイ.アンド.エス.システム一級建築士事務所 NAGAUTA BOX PROJECT 設計担当)
1977年愛知県生まれ。明治大学理工学部建築学科卒業、同大学院修士課程修了。長谷川逸子・建築計画工房、槇総合計画事務所を経て、平野崇建築設計事務所を主宰。2022年 エイ.アンド.エス.システム建築設計グループマネージャーに着任。これまでに、劇場、商業施設、学校建築、事務所ビル等の大規模な建築から、個人住宅や家具デザインまで幅広く設計を手掛け、人々が暮らしの中で関わるものすべてを対象にデザイン活動を行っている。
榊巻 亮(ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社 CEO兼代表取締役社長)
ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社
1984年、マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology)の2名の教授がCambridge Technology Group (CTG)を設立。UNIXトレーニングサービスの提供を開始。1997年、東京に日本法人を設立。ERP、CRM、Eビジネス領域におけるサービスの提供を開始。2006年日本法人は日本ユニシス傘下へ。会社や組織、業務を変革したいお客様を、プロジェクトの立ち上げから成功まで「End to End」でサポートする「ファシリテーション型変革コンサルティング」を展開。国内のみならず、海外のパートナー企業との提携により、グローバルにサービスを提供。
現在、日本の伝統芸能というコンテンツは、なかなか触れることができない高みにあると思います。かつてのように、気軽に立ち寄って楽しめるエンターテインメントに感じられるようにするのが私の役割です。そのためには多くの人にとって身近に感じれるコミュニケーションデザインを実現し、「あの曲、ライブでやってるんだって、行きたいな」というような声が聞ける場にしていきたいです。実際に体験できる場がなければ、面白さを感じることができません。そのためには本劇場をスタートさせる必要があります。無事にスタートが切れるよう、皆様のご支援をお願いいたします。
鳥居 斉(アートディレクター・デザイナー コミュニケーションデザイン担当)
株式会社トリイデザイン研究所 代表取締役、東洋大学非常勤講師
1975年長崎県生まれ。株式会社トリイデザイン研究所代表取締役。東洋大学非常勤講師。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修了。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程単位取得退学。株式会社コムデザイン、エム・ティ・プランニング株式会社を経て株式会社トリイデザイン研究所代表取締役。弊社はスタートアップ事業の広報計画を前提とした製品開発の立ち上げからリリースまでの支援が得意。医療研究開発機構、海洋研究開発機構、乃村工藝社、資生堂などの団体・企業から、D 2 C サプリメント「P E R F OR M」、オフィス家具「u & b」、防災備蓄庫「St o c k- St o c k」、津軽地方のこぎん刺しポータル「K o gi n b a n k」等を支援。
代表の杵屋栄津美さんは子供の頃からお稽古に通い、女流演奏会「杵栄会」の唄方として長く活動されています。伝統芸能の担い手が自由に活動できる場を作りたいという発想のもとに、小振りながらも邦楽に特化した仕様と九段下という好立地に立つ劇場です。若手の勉強の場として、そして何よりも気軽に邦楽を楽しめる場所として邦楽への関心の高まりの一助となりますよう、この劇場の誕生を期待し、応援いたします。
芳村伊十郎(一般社団法人長唄協会会長長唄芳村派・杵正派・杵栄派家元)
昭和19年生まれ。38年三代目杵屋栄蔵に入門。41年1月歌舞伎座 『根元草摺引』で初舞台。54年5月十一代目芳村伊三郎を襲名、家元となる。63年1月伊三郎のまま八代目芳村伊十郎を襲名。平成11年6月五代目杵屋栄蔵、23年7月 七代目杵屋正次郎を継承。29年主要無形文化財「長唄」総合認定保持者。長唄の発展普及と後進の育成に力を注いでいる。伝統歌舞伎保存会会員、伝統長唄保存会会員。
九段下に伝統芸能専門の劇場が出来ると聞いてワクワクしています。邦楽に特化されている劇場は日本にほとんどなく、貴重な存在になると思います。ここから多くの発信が行われることを期待しています。
西川千雅(西川流四世家元)
日本舞踊家。1969年三世家元・西川右近の長男として名古屋に生まれ、 6歳で初舞台、15歳で名取となる。92年にNYの美大スクールオブビジュアルアーツを卒業。 帰国後日本舞踊家として本格的に活動開始。舞踊のほか、舞台、ドラマにも出演、 様々なプロデュースを行う。2014年より西川流四世家元を継承。70年以上続く公演「名古屋をどり」を主宰、全国にて芸妓・舞踊家に指導にあたる。
代表の杵屋栄津美さんには「赤坂をどり」に長唄地方としてお手伝いしていただいています。私は栄津美さんの唄が大好きで、今回の伝統芸能の為の劇場をつくるというお話には、栄津美さんの芸に対する深い愛情と強い覚悟を感じました。日本人でありながら日本の文化を知らない方がたくさんいます。日本人としてこの文化をもっと知ってほしいといつも思っています。その為に必要な劇場です。日本古来の唄・踊りでおもてなしをする私たち芸者にとってもとても嬉しいことです。決して無くしてはならない伝統芸能の発展のために全てを投げ打つ栄津美さんの心意気に惚れ込み、心から尊敬して応援しています。
赤坂育子(赤坂芸者)
熊本市生まれ。地元で長唄の師匠に弟子入りし、芸者見習いの半玉になったのち、赤坂に日本有数の花柳界があることを知り昭和39年に上京。以来現在まで赤坂芸者として第一線で活躍する。多くの著名人と交流があり歌舞伎座・国立劇場のほか、テレビ出演も多数。篠山紀信撮影で週刊誌の表紙を飾ったこともある。「赤坂をどり」では中心となる存在であり、また、置屋の主として若手芸者の育成にも力を注ぐ。2015年文化庁長官表彰、2016年芸者として初めて「旭日双光章」を受章。2019年NHK 「プロフェッショナル仕事の流儀」に出演。 昭和15年生まれ。
私は書道という文化に携わりながらも、恥ずかしながら長唄とは今までご縁のない時を過ごしてきました。『日本の伝統文化』という近いところにありながら、長唄を知る機会がなかったのです。論語に「知ることで、好きになり、好きになることで楽しめる」という語があります。好きになったり、楽しめたりするには、まず知る機会、知る場所が必要です。九段下という立地も交通の便がよく、間近で長唄を楽しむには最適な場所に素晴らしい計画をされること、何より楽しみにしております。今回、書家として長唄を復興させたい!もっと皆さんに楽しんでほしい!という強い思いを受け、屋号をしっかりと認めたいと思っております。
鈴木猛利(書家)
1984年、東京都墨田区生まれ。東京神楽坂にてアトリエ兼稽古場、白日居 ( はくじつきょ)主宰。 2015年ミラノ万博、 2016年トルコ五都市六機関巡回、 ポルトガル大使館主催日本祭り、(後援: 国際交流基金)、2017年ニューヨーク・日本クラブギャラリーで作品展示、書道パフォーマンス。国内外で書道パフォーマンスやワークショップを開催し、書を通して交流している。「心正則筆正 (心正しければ、則ち筆正し)」の精神で、用法のみならず、心の在り方を尊重する。
昔は、三味線が弾けるだけでモテると言われた時代があったそうです。そんな時代がまた来たら・・・。また、この施設ができることによって、「粋」なんて言葉がまた使われ始めるのではないかと勝手に想像しています。奏者の工夫も勿論あると思いますが、それは話を聞くととても面白い。単なる歌舞伎の伴奏と思われがちである長唄は何百年分の「粋が詰まった音楽」であると、津軽三味線奏者の僕が思っていることです。いや本当にカッコいいんですよ。それが歌舞伎座に足を運ばなくとも、カジュアルに楽しめる場を作るという、これまた泣かせる話。僕はこのプロジェクトに大いに賛同します。是非成功させましょう!
山影匡瑠(津軽三味線奏者)
幼少の頃から民謡、津軽三味線を学ぶ。TV、CM、レコーディング等をこなし、バンド活動で培ったセッション、ギター奏法を三味線に応用し独自のスタイルを確立。不易流行という言葉が好き。
人との触れ合いや、生で見る芸術の大切さを、コロナ禍で強く感じました。日常生活が戻っても、それまでに文化の火が途絶えていたら…と危機感を覚えます。演劇をやっていた者として、発表の場の大切さはよく分かっています。その場がなければ、演者は世に羽ばたくことができません。この劇場は伝統芸能を次世代へ伝えるとともに、歌やダンスなど、様々なパフォーマーを育てるゆりかごになる予感がします。素晴らしい夢をぜひ実現していただきたいと、心から応援しております。
いずみつかさ(翻訳家)
東京外国語大学卒。劇団テアトル・エコーで女優・声優として活動中に、演技経験と英語力を買われ、日本語吹替作品の翻訳を始める。ディズニーの劇場公開作品を中心に、T Vシリーズや配信のオリジナルムービー 等、字幕も含め、様々なジャンルの翻訳作品多数。
株式会社スタジオ・エコー所属。
歌舞伎に熱中する以前、ぼくはジャズを本格的に聞いており在米時期にはジャズ研究家とライブハウスをめぐりました。そのプロセスを経て到達・獲得した歌舞伎愛なので、芝居、おどりや舞台での演奏にしても「ライブの楽しさ、臨場感」という要素が、ぼくにとっての歌舞伎の最大の魅力です。今回の劇場建設プロジェクトは、定員40名弱というキャパシティ一つとっても、コンパクトなぶん舞台・演者と観客・聴衆の距離が近い、いや、そもそも距離自体が無い、一体感あふれる「ライブ空間」の誕生を期待させる、わくわくするプロジェクトです。しかもそれが伝統邦楽・和のサウンドを中心に展開されるという、、これからの時代の古典芸能にとって、なくてはならないパワースポットとして、ぜひとも落成し、末永く機能し続けてほしいと思います。一人でも多くの方からのご支援を、心よりお願い申し上げます。
おくだ健太郎(歌舞伎ソムリエ)
NHK「歌舞伎バラエ亭」企画、出演。歌舞伎座の立ち見席(幕見席)に通いつめ、芝居に肌感覚で親しむようになる。大学卒業後、劇場の同時解説イヤホンガイドの解説員となる。現在は雑誌やメディアでの著述、YouTube発信、「おくだ会」と称するトーク会や観劇会など、さまざまな形で歌舞伎の魅力を楽しく伝え、歌舞伎を通じた楽しい交流、人のつながりを育てている。
この度は、邦楽主体の舞台を造ると言う想いを伺い本当に感激しました。私は毎年洋楽と邦楽の演奏会を開催しています。そこで気になるのが会場です。洋楽専用は数もその内容もかなり整っているのに、邦楽主体は数の足りなさから会場探し事態困難で、共用の会場を使用することが殆どです。その為こちらの要望を飲み込み満足度を上げてくれる対応を期待するのはかなりの確率でできない。邦楽主体の舞台は本物を見るのに、又本物の継承に必要不可欠です。洋楽と邦楽との環境の日本に於ける格差を痛感しています。是非実現して頂きたい。期待しています。
小川めぐ美 / 春日とよ稲満(マンドリン、小唄演奏家)
プレクトラム音楽に身を置く。洋楽では高1の時にマンドリン音楽に出会い魅了され研鑚を積む。卒業後はアンサンブルを組み年一回のリサイクルを開催。82年ルナ・マンドリーノ楽団結成。現在迄年一回の定期演奏会を続けている。68年から32年間母校のマンドリン部音楽監督。邦楽では三味 線音楽に惹かれて、NHKの番組から流れる春日とよ稲師の小唄に触れ、弟子入りをする。「満つる会」主宰。小唄ライブも毎年開催している。広く演奏活動を展開している傍ら、伝統的な指 導の他に5線譜による指導も取入れて後進の指導に務めている。現在、指揮者、作・編曲家、満つる会主宰、アカデミーオブアーツ主宰、春日会会員。
■感謝のお手紙 心のこもったお礼のメッセージをお送りします。
■鶴めいホール開場記念限定ご祝袋セット ・鶴めいホール開場記念限定オリジナルデザイン祝儀袋とファイルのセット(マスクケースにもなります)
・感謝のお手紙
■鶴めいホール開場記念限定てぬぐいセット ・鶴めいホール開場記念限定オリジナルデザイン手ぬぐい(伝統芸能に欠かせない楽器をモチーフにしました。)
・感謝のお手紙
■鶴めいホール開場記念限定3点セット ・鶴めいホール開場記念限定オリジナルデザイン祝儀袋とファイルのセット(マスクケースにもなります)
・鶴めいホール開場記念限定オリジナルデザイン手ぬぐい(伝統芸能に欠かせない楽器をモチーフにしました。)
・感謝のお手紙
■開場記念オリジナル日本酒「鶴めい」 茨城県結城酒造が北海道三千櫻酒造で造る日本酒を、鶴めいホールのためにオリジナル醸造。1期限りの限定日本酒です。無農薬雄町米100%使用。プロデュースは日本酒缶HITOMAKUを展開するSakeBottlers株式会社。
・製造:三千櫻酒造(結城酒造)
・精米歩合:50%(純米吟醸)
・酒米:無農薬栽培 雄町100%
・容量:720ml
※ラベルは作成中です。画像はイメージとなります。
■開場記念オリジナル日本酒「鶴めい」(2本セット) 茨城県結城酒造が北海道三千櫻酒造で造る日本酒を、鶴めいホールのためにオリジナル醸造。1期限りの限定日本酒です。無農薬雄町米100%使用。プロデュースは日本酒缶HITOMAKUを展開するSakeBottlers株式会社。
・製造:三千櫻酒造(結城酒造)
・精米歩合:50%(純米吟醸)
・酒米:無農薬栽培 雄町100%
・容量:720ml
※ラベルは作成中です。画像はイメージとなります。
■鶴めいホール開場記念限定4点セット ・鶴めいホール開場記念限定オリジナルデザイン祝儀袋とファイルのセット(マスクケースにもなります)
・鶴めいホール開場記念限定オリジナルデザイン手ぬぐい(伝統芸能に欠かせない楽器をモチーフにしました。)
・開場記念オリジナル日本酒「鶴めい」1本
・感謝のお手紙
※日本酒のラベルは作成中です。画像はイメージとなります。
■開場記念演奏会「邦楽の未来/伝統に未来をみる」劇場参加券 2023年4月30日(日)開催予定。
次代を担う邦楽若手演奏家5人による邦楽演奏会、長唄・囃子・筝曲の競演。
従来の形式のみにこだわることなく、自由な発想のもとに邦楽の魅力を語り、鶴めいホールで未来に向かって新たな邦楽の革命を起こします。出演者からのコメント「皆さんは日本伝統音楽を耳にしたことはありますでしょうか?日本伝統音楽には色々な種類があります!三味線、お琴、尺八、お囃子など…。今回は色々ある中から、三味線・三曲・笛を聴いていただきます。目の前で様々な楽器の音色、迫力などそれぞれが持つ特徴など「鶴めいホール」だからこそ肌で感じるものがあると思います!解説などのトークを交えながら演奏などお楽しみいただければと思います。」
■開場記念演奏会「邦楽の未来/伝統に未来をみる」オンライン参加券
2023年4月30日(日)開催予定。
次代を担う邦楽若手演奏家5人による邦楽演奏会、長唄・囃子・筝曲の競演。劇場にお越しいただけない方向けにオンラインでのご参加となります。
■開場記念講演「歌舞伎の楽しみ方と長唄演奏」劇場参加券 2023年4月23日(日)開催予定。
歌舞伎ソムリエおくだ健太郎さんによる「歌舞伎の楽しみ方と長唄の役割」
歌舞伎にとって不可欠な長唄の存在、その役割を生演奏と共にわかりやすく解説します。歌舞伎を観るときにBGMとなる長唄をほんの少し意識するだけで、その歌詞にちょっと耳を傾けるだけで歌舞伎の魅力が一段と増します。歌舞伎好きな方はもちろんこれから歌舞伎を観てみようと思っている方には最適なプログラムです。
■開場記念講演「歌舞伎の楽しみ方と長唄演奏」オンライン参加券
2023年4月23日(日)開催予定。
歌舞伎ソムリエおくだ健太郎さんによる「歌舞伎の楽しみ方と長唄の役割」
歌舞伎にとって不可欠な長唄の存在、その役割を生演奏と共にわかりやすく解説します。劇場にお越しいただけない方向けにオンラインでのご参加となります。
■ホールレンタル(平日) 【平日限定・月~金】ホールレンタルおためし利用のご案内です。
11:00~21:00までの間、お好きな時間帯で最大5時間、通常料金¥50,000を割引価格でご利用いただけます。
本番はもちろん、舞台稽古や下浚いとしても。まずは一度お使いになってみませんか。
※舞台備品¥5,000~(山台、毛せん、座布団、屏風、めくり台など)は別途費用となりますので、ご予約時にお伺いして現地精算させて頂きます。
※伝統芸能特化型劇場のため、それに準じた企画に限らせていただきますので、企画内容について予約可能かご不明な場合はご購入前に必ず掲載者にお問い合わせください。ご購入後のキャンセル、返金はできませんのでご了承ください。
※予約受付期間:2023/3/1-2023/9/30、ご利用可能期間:2023/4/17-2023/10/31
■ホールレンタル(土日祝) 【土日祝限定】ホールレンタルおためし利用のご案内です。
昼(11:00~16:00)・夜(17:00~21:00)2部制、通常料金¥60,000を割引価格でご利用いただけます。
立地と使い勝手の良さを実感ください。
※舞台備品¥5,000~(山台、毛せん、座布団、屏風、めくり台など)は別途費用となりますので、ご予約時にお伺いして現地精算させて頂きます。
※伝統芸能特化型劇場のため、それに準じた企画に限らせていただきますので、企画内容について予約可能かご不明な場合はご購入前に必ず掲載者にお問い合わせください。ご購入後のキャンセル、返金はできませんのでご了承ください。
※予約受付期間:2023/3/1-2023/9/30、ご利用可能期間:2023/4/17-2023/10/31
■応援コースA(公式サイトお名前掲載) 感謝のお手紙に加え、劇場公式ホームページにお名前を掲載(15文字以内。ニックネーム可)します。
入力フォームにお名前をご記載下さい。
※公序良俗に反する名前や運営が不適当と判断した名前は掲載をお断りいたします。
■応援コースB(公式サイト+劇場紹介パンフレットお名前小サイズ掲載) 感謝のお手紙に加え、劇場公式ホームページ、劇場紹介パンフレットにお名前を小サイズで掲載(15文字以内。ニックネーム可)します。
入力フォームにお名前をご記載下さい。
※公序良俗に反する名前や運営が不適当と判断した名前は掲載をお断りいたします。
■応援コースC(公式サイト+劇場紹介パンフレットお名前中サイズ掲載) 感謝のお手紙に加え、劇場公式ホームページ、劇場紹介パンフレットにお名前を中サイズで掲載(15文字以内。ニックネーム可)します。
入力フォームにお名前をご記載下さい。
※公序良俗に反する名前や運営が不適当と判断した名前は掲載をお断りいたします。
■シルバースポンサーコース ・劇場公式ホームページ、劇場紹介パンフレットに法人様の企業名を掲載(15文字以内。ニックネーム可)します。
入力フォームに掲載する企業名をご記載下さい。別途、企業ロゴをご提供ください。
・劇場紹介パンフレット(30部)をお付けします。
■ゴールドスポンサーコース ・劇場公式ホームページ、劇場紹介パンフレットに法人様の企業名を大きく掲載(15文字以内。ニックネーム可)します。
入力フォームに掲載する企業名をご記載下さい。別途、企業ロゴをご提供ください。
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お申し込みは、うぶごえWEBサイトのほか「うぶごえ電話申込受付センター」窓口でも受け付けております。
<お電話でお申し込み希望の方はこちら>
0570-061-279(おもい つなぐ)
お電話での受付期間:
12月22日(木)10:00 〜 2023年2月22日(水)18:00まで(電話受注はプロジェクト終了の6日前に締め切ります)
受付時間:9:00〜18:00(平日のみ)
※お電話でご注文される場合、お支払い方法は銀行振込(専用口座に振込)のみとなります。
※電話オペレーターがご注文内容を伺います。口頭でのご案内となるため、メモのご用意をお願いいたします。
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※お申込みに際しては、必ず以下のうぶごえ利用規約・プライバシーポリシーをご一読のうえ、ご同意いただきますようお願いいたします。
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演者の端くれとして、伝統芸能衰退の危機にできることは何か、考えて続けてきました。
私たちは、文京区本郷で賃貸マンションを経営しておりましたが、この度滅びゆく伝統芸能の「未来を変える」べく、伝統芸能に特化した劇場設立を決意し、自社ビルを売却してこのプロジェクトを立ち上げました。
数十年前から伝統芸能は衰退の危機に瀕していますが、国の機関、関連団体、企業そして演者各人の不断の努力で何とか持ちこたえています。私は長唄の名取なので、伝統芸能衰退の一事例として、長唄界の現状をお伝えしたいと思います。
長唄は、歌舞伎の伴奏音楽として江戸で発展してきた三味線音楽です。戦前は、歌舞伎が一般的な娯楽であり、そこで活躍する長唄は多くの庶民にとって身近な存在でした。そのため、昭和の中頃までは長唄は一般的な習い事のひとつでした。
時代は移り、映画やテーマパーク、カラオケ、スマートフォン等、テクノロジーの進化により娯楽が多様化していき、歌舞伎は身近な娯楽ではなくなっていきました。それに伴い、親世代の歌舞伎への認知度が下がったことで、習い事としても長唄が選ばれなくなっていきました。
昭和以降においても、歌舞伎ブームは何度か訪れましたが、歌舞伎に使われる音楽まで着目されることは少なく、長唄が身近な存在となるまでには至りませんでした。その結果、現在では観客も演者も減少の一途を辿っていることは、「日本の伝統芸能が滅び、すべてが過去の遺産となる未来」と題して前述した通りです。
長唄と歌舞伎は切っても切れない、むしろ長唄がなければ歌舞伎が成り立たないという事を知っていただきたいのです。伝統芸能の代表格である歌舞伎を存続・発展させるためにも、長唄を存続させ、演者を育てていかなければなりません。このような課題意識を長年持ち続けており、演者の端くれとして私にできることはないか、と自問自答しながら過ごしてまいりました。
伝統の歩みを止めないために、日本文化継承の一端を担える劇場を設立します。
その自問への答えとして、伝統芸能に特化した劇場の設立を決意しました。
「噺家を育てると共にお客様を育てるのも噺家の務め」とおっしゃったのは先年亡くなられた桂歌丸さんです。目の肥えたお客様に厳しく見守られることで芸を向上させるというのはとても大切な要素です。
長唄に限らず、伝統的なことは一部の専門家や技術者によってその心と技を伝えていかなければなりません。技はともかく、その心を伝えていけるのは技術者だけではありません。
民芸運動の父、柳宗悦が何気ない普段使いの道具に美を見出したように、見た人、使う人がその美しさや手に取った時の優しさを伝えられるのです。
長唄の良さを伝えられるのは聴いた時に何かしらの心の動きを感じた観客なのです。
独りよがりの芸にならないためにも、見る目・聞く耳を持った観客を一人でも多く増やしていくことが邦楽の存続と繁栄に繋がっていくと考えています。
その観客の暖かくも厳しい目と耳に育てられて、心と技を持った演者が生まれてきます。
型やしきたりを守りながらも、時代に合うかたちで進化していくために途切れかけている演者と観客のこの関係ループを今こそ繋ぎ止めなければなりません。
伝統を守るには、新しい活動が必要、歩みを止めないことが大事といいます。その歩み、活動の場を提供したいという思いで、この事業を手掛けることといたしました。
私を演者として育ててくださった師匠、先輩への尊敬と感謝、この世界で生きていきたいと願う若い演奏家への応援の気持ち、なによりも伝統芸能を愛する一人として自社、個人の全資産を投じて伝統芸能に特化した劇場建設を実現し、日本文化継承の一端を担える劇場となっていくように、大きな責任と使命感を持って取り組んでいく覚悟でおります。
全資産を投じて足りない舞台設備費のご支援を、切にお願い申し上げます。
舞台芸術においては公演に対して助成金制度がありますが、劇場建設を支援する公的な制度は残念ながら存在しません。劇場建設予定地の買収・改装費で当初の予算をはるかに超えてしまいました。そのため、プロジェクター、配信設備等の設備費が足りておりません。伝統芸能の現状と、このプロジェクトにかける私たちの熱い思いをご理解いただき、充実した舞台設備のために、ご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
大木 梨恵(望月 初寿恵)
大木 竹美(杵屋 栄津美)
◆支援金の使途について
いただいた支援金は、劇場の舞台設備費にのみ利用いたします。
特に、配信設備、プロジェクターの導入費用に充てさせていただきます。
※お申し込み前に必ずお読みください。
■本プロジェクトは<All-in方式>で実施します。目標金額に満たない場合も計画を実行し、お返しをお届けします。
■全てのコースは「消費税込 / 送料込み」の価格です。
■カート機能がありますので、一度の決済で複数のお返しコースを選択することができます。
■お申し込みいただいた後のキャンセル・コース変更等はいたしかねますので、予めご了承ください。
■プロジェクトの実施およびお返しに関するご連絡は、公式SNSほか、プロジェクト掲載者よりメールまたはサイト内のメッセージにてお知らせいたします。ご購入後は定期的にメールまたはサイト内のメッセージのチェックをお願いいたします。
Q:お返しの購入にユーザー登録は必要ですか?どのように購入すれば良いですか?
A:うぶごえのユーザー登録(無料)が必要となります。(お持ちのメールアドレス、またはGoogle・Twitter・Facebook・LINEアカウントにてご登録いただけます)
<うぶごえのユーザー登録(無料)はこちら>
*ユーザー登録時にURL付きの認証案内メールが送信されますので、
ご登録前に予め、以下のご確認をお願いいたします。
・登録時に入力したメールアドレスが間違っていないかのご確認
・「迷惑メールフォルダ」に格納されていないかのご確認
・「迷惑メールフィルタ」機能でブロックされていないかのご確認
・@ubgoe.com のドメイン受信設定
・URL付きメールの受信設定
新規登録後、うぶごえよりご登録のメールアドレスに認証URLが記載されたメールが送信されますので、24時間以内に認証URLをクリックいただき、ユーザー登録を完了させてください。
なお、下記の理由で会員登録が完了できない方はこちらをご確認ください。
・認証メールが送られてこない
・その他
問題が解決しない場合は大変お手数ですがこちらよりお問い合わせいただきますようお願いいたします。
※お問い合わせの際に上記理由のいずれかを[内容(必須)]欄にご記入ください。その他の場合は詳しい状況をご記入ください
会員登録後にご希望のお返しをカートに入れていただき、お返しの選択が完了したらカートへお進みください。
※ご購入時は決済が完了するまでページを移動(ブラウザバックなど)しないようご注意ください。
Q:お返しの価格以外に手数料はかかりますか?
A:システム利用料として、お返し合計額の5%相当額+330円を頂戴いたします。
例1)お返し合計額10,000円(心付け0円)+システム利用料(500円+330円)=10,880円
例2)お返し合計額10,000円(心付け5,000円)+システム利用料(550円+330円)=15,880円
※心付けに手数料はかかりません
Q:心付けとはなんですか?
A:プロジェクトやプロジェクト掲載者への想いを「心付け」として購入金額に上乗せして贈ることが可能です。なお、5,000円のお返しに5,000円を心付けされても10,000円分のお返しを受け取ることはできず、5,000円のお返しのみ受け取ることが可能です。
Q:支払い方法は何がありますか?
A:クレジットカード・コンビニ支払い・銀行振込・PayPalからお選びいただけます。ご利用の支払い方法によりそれぞれ注意事項がございますので、下記ヘルプページをご確認ください。
(※デビットカード、プリペイド式のクレジットカードはトラブル発生時にサポートいたしかねますので、ご利用をお控えください。)
・クレジットカード支払いについて
・コンビニ支払いについて
・銀行振込について
・PayPalについて
※クレジットカード支払いについて、3Dセキュア認証が非対応のクレジットカード(バンドルカード、メルペイのバーチャルカードなど)はご利用いただくことができません。(3Dセキュア認証について)
Q:決済が成功したかどこで確認できますか?
A:うぶごえにログインしている状態でマイページから確認することができます。
「注文一覧」をご確認いただき、[支払い済み]と表示されておりましたら問題なく決済が完了しております。ご購入後は必ず「注文一覧」をご確認ください。
操作方法が不明な場合はこちらのヘルプページからご確認ください。
Q:領収書の発行は可能ですか?
A:うぶごえでは領収書の発行を承ることはできません。振込明細書や、カード会社が発行する利用明細書をご代用ください。
また、購入者のマイページから購入履歴、注文の詳細が確認可能です。確認ページは下記のように表示されます。明細が必要な場合は、こちらのページを出力してご使用ください。
注文詳細(例)
お支払いステータス 支払い済み (決済日時:2023年01月01日 11:11)
お支払い方法 クレジットカード
決済金額 X,XXX円
注文ID XXXX
注文日時 2023年01月01日 11:11
Q:海外からの購入は可能ですか?
A:海外からのご購入は原則受け付けておりません。海外からご購入いただいてもお返しをお送りできませんのでご注意ください。
こちらのヘルプページも併せてご確認いただき、ご質問等がございましたら、掲載者まで事前にご確認をお願いいたします。
Q:完売になったコースの在庫が復活することはありますか?
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A:お返しの内容によって異なるため、お返し欄の「お届け予定日」または掲載者から発信される情報をご確認ください。ご購入完了後はサイト右上、マイページの「注文一覧」から詳細をご確認いただけます。
Q:お返しの到着日の指定はできますか?
A:誠に恐れ入りますが、到着日の指定は出来かねます。
Q :ギフトにしたい場合はどうしたらいいですか?
A :ご自宅用ではなくギフトにされたい場合は、同時に複数購入せず一点づつ注文決済いただき、右上、マイページの「注文一覧」からギフトにされたい注文を選択の上、[送付先を変更する]よりお届け先住所をご変更ください。
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Q:お返しが届く前に届け先の変更は可能ですか?
A:ログインした状態で、サイト右上のアイコンを選択し、マイページの「注文一覧」から変更は可能ですが、プロジェクト終了後はお返しの発送準備が進んでいる場合があるため、お届け先情報の変更後に必ずプロジェクト掲載者まで直接ご連絡ください。
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Q:プロジェクトやお返しについて掲載者に質問をしたい場合はどうすればいいですか?
A:プロジェクトページ内の掲載者プロフィール欄にある「意見や質問を送る」からプロジェクト掲載者にお問い合わせください。既にお返しを購入されている方は、サイト右上、メッセージ機能の「メッセージ新規作成」からプロジェクト掲載者にお問い合わせいただくことも可能です。
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