2019年10月、旭川市にもたらされた一報は私たち市民に大きな驚きを与えました。旭川家具工業協同組合が主導し、デザインのまち あさひかわを創造しようという構想があり、その意欲と可能性が国連教育科学文化機関(ユネスコ)に認められ、世界に40都市しかない「デザイン創造都市」の仲間入りをしたのです。
ところで、デザインという言葉は誰でも知っていますが、デザインの力で街を拓くってどういうことでしょう。何よりも、それでは私たちは具体的に何をすればいいのでしょう。大人は難しく考えすぎてしまいます。
一方、現代の高校生、大学生は、さまざまな形でSDGsを学んでおり、柔軟な頭を持っています。そこで、いっそ若者におしえてもらう仕組みをつくってしまおう、「若者が子どもにSDGsやデザインを教えることで街を丸ごと学びの場にしよう!」と考えました。旭川市中心部には買物公園という歩行者天国があります。本来であればここを教え合い、学び合う(互学互修)の場として、まちなかキャンパスを開催し、9月18日・19日に27のブースでおよそ300人の高校生たち、2000人の子どもたちが出会う予定でした。
コロナウイルスの感染拡大により、まちなかキャンパスにもさまざまな懸念が寄せられるようになりました。
中止は簡単ですが、それでは何も生まれません。ニューノーマルに対応し、フレキシブルなスタイルへと進化させるべく、場所をサイバースペースに移し映像制作のスタジオからのライブ中継を行うことに決めました。
多くの場合、この種のイベントは、自治体の財政支援を得て実施されます。私たちまちなかキャンパスは、補助金に頼ることなく、応援してくれる人との関係を大切にしながら,一緒にイベントを創造し,自立させ未来に継続させていきたいと思いクラウドファンディングに挑戦することにしました。
今回はオンラインに響く声、それは1年後に北のまちの真ん中の空間に響く協奏の声です。みんなで学ぶ、小さいけど着実な足取りです。日本初の試みです。どうか応援よろしくお願いいたします。
(まちなかキャンパス実行委員会 会長 浜田良樹)
旭川市のユネスコ創造都市ネットワーク・デザイン分野への加盟認定をきっかけとし、デザインを礎に持続可能な都市を目指すため、探求教育等でSDGsを学んだ高校生、大学生が先生役となって教え、学ぶ互学互修の場を創造することが本イベントの目的です。
SDGsを学んだ高校生や大学生らが、中学生や小学生の高学年の子たちにわかりやすくSDGsやデザインの活動や取り組みを紹介し、そこで生まれたつながりを次年度のまちなかキャンパスに繋げていこうと思っています。ライブ配信にこだわるのは多くの子どもたちにまちなかキャンパスの臨場感を体験し、一緒に参加してほしいからです。学びの場として、市内の高校や大学生とともに教育番組を作り、コロナ禍でもできる活動を一緒に考え発信していきます。
先入観のない子どもの感性には、この隘路を突破する力を生む可能性があります。このイベントに参加した子どもたちがなにかを感じ取ってくれたならば、近い未来にアイデアを具現化し、何かを始めてくれるのではないでしょうか。
子どもたちは2030年には大人になり、今、世界が取り組んでいる課題であるSDGsを支える人材となります。換言すれば、子どもへの教育に取り組むことは、デザイン創造都市実現に向けての投資なのです。
今の高校生は「探求授業」として、PBL(Project Based Learning)的にSDGsを学んでおり、大人が知っている以上にいろいろな知識を身に着けています。しかし、得た知識を活かす場がないという問題があります。
そこで、高校生・大学生を語り部として、子どもたちにSDGsやデザインをわかりやすく、そして身近に学んでもらう場を作ろうと考えました。、このアイデアが、まちなかキャンパスの原点です。まちなかキャンパスはこのような場を形成し、持続させることに必要なのです。
あさひかわ創造都市推進協議会は、2019年3月、旭川市の産業に根付いたデザインを地域資源として活用する方策を産官学金連携で議論するためにあさひかわ創造都市推進協議会が設立されました。設立後、直ちに「ユネスコクリエイティブシティーズネットワーク」(UCCN)に加盟するため集中的な議論を行い、同5月に文部科学省の推薦を受けて正式にユネスコに立候補の手続きを行いました。参加都市(当時32都市)による匿名の審査を経て、同10月にデザイン部門で認定され、旭川市を神戸市、名古屋市につぐ「デザインの街」として世界に認定され、市民を驚かせました。大きなうねりに発展すると期待が高まりましたが、2020年初頭からのコロナ禍によってイベントが開催できなくなり、デザイン都市としての最初のイベントを開催できませんでした。
あさひかわ創造都市推進協議会は、ニューノーマルに対応した新たな戦略を検討し、「デザインの森」というコンセプトを提唱しました。
また、従前旭川家具工業協同組合等が行っていた「旭川デザインウィーク」(ADW)、家具デザインコンペの国際家具デザインコンペティション旭川(IFDA)などの事業を承継し、これらのムーブメントを狭義の家具/デザインからあらゆる産業、あらゆる個人へ横展開しようと考えています。「ADW実行委員会」唯一の常設の委員会であり、これが実質的な司令塔になっています。序盤からコロナ禍に悩みつつも、オンライン、オフラインでさまざまな活動を手がけ、デザインによる創造的な都市作りの推進、その前提となる持続可能なまちづくりを自らの手でデザインしようとしています。
https://adwhokkaido.com
横展開の決め手として、「まちなかキャンパス」が生まれ、旭川工業高等専門学校の浜田良樹が実行委員長となり、今回の企画を手がけます。
オンライン配信やアーカイヴ化にかかる会場費、技術費等の経費に35万円、報告書やグッズ等返礼品の制作、配送等の経費に25万円、合わせて60万円の経費として使用させていただきます。
*ロゴマークについて
返礼品の一部に「まちなかキャンパス」のロゴマークを印刷したオリジナルグッズを製作します。このロゴのコンセプトは「学び」を象徴するノートや本のモチーフと、旭川のまちなかを「学びの場」とするイベントであることから場所を示すフラッグのモチーフを組み合わせたシンボルマークです。この「まちなかキャンパス」のフラッグを目印に、旭川市民が集まるイメージで制作しました。
【製作】
ロゴデザイン:旭川クリエイターズクラブ 渡辺 由樹(デザイン事務所 カギカッコ)
*まちなかキャンパスのステートメント
【制作】
コピーライティング:旭川クリエイターズクラブ 池端宏介(インプロバイド)
*お返しについて
イベントの報告書とお礼のメッセージにはお名前を入れてお届けします。
そのほかにもいろいろなお返しをご用意いたしました。
ASAHIKAWA DESIGN WEEK 2021
まちなかキャンパス
報告書イメージ上:ステッカー
中:うちわ
下:クリアフォルダー
上:ピンバッジ
中:缶バッジ
下:トートバッグ
※今年度はオンライン開催となります。
ポータルサイトよりアクセスできるYoutubeライブ配信により実施いたします。
具体的なプログラムや配信時間など番組表は、決まり次第まちなかキャンパス2021-番組表で発表いたします。
8月16日 募集要項の改訂・周知
8月23日 各テナントからオンライン開催として企画書のご提案をいただく
8月29日 企画書に基づき随時テナントと調整し、番組を決定
8月30日 17時〜説明会開催(ウェビナー:企画、スタジオの感染症対策など)
8月31日 クラウドファンディング開始
9月01日 各小中学校へPR
9月13日 メディア掲載
9月18日 まちなかキャンパス 1日目
9月19日 まちなかキャンパス 2日目
9月28日 クラウドファンディング終了
あさひかわ地域の未来のあり方を模索し、考えるのはその地に住む者の責務です。デザイン、地域活性化、SDGsなどのノウハウをもつ外部の方から誘いを受けたこともありますが、私たちは自力で考えることを選びました。また、運営資金もこのプロジェクトを継続していくために、自分たちでクラウドファンディングを実施し、幅広く協力を募る取り組みに挑戦します。この経験を通じて、私たちは道北の地から、力強く持続する人材育成の仕組みを生み出し、新しい知、新しい力を引き出し、もってユネスコ創造都市としての国際的なステータスを高めていきたいと願います。皆さまの応援をよろしくお願い申し上げます。
Q:お返しの購入には本サイトへの会員登録が必要ですか?
A:はい。うぶごえの会員登録(無料)が必要となります。(お持ちのメールアドレス、またはGoogle・Twitter・Facebook・LINEアカウントにてご登録いただけます)会員登録後にご希望のお返しをカートに入れていただき、お返しの選択が完了したらカートへお進みください。
Q:お返しが不要な場合はどうすればいいですか?
A:プロジェクト掲載者にご連絡をいただければ、特典の棄権も可能となります。※その場合、返金することは出来兼ねますので、あらかじめご了承ください。
Q:心付けとはなんですか?
A:プロジェクトやプロジェクト掲載者への想いを「心付け」として購入金額に上乗せして贈ることが可能です。なお、2,000円のお返しに1,000円を心付けされても3,000円分のお返しを受け取ることはできず、2,000円のお返しのみ受け取ることが可能です。
Q:お返しの価格以外に手数料はかかりますか?
A:システム利用料として、お返し合計額の5%相当額+330円を頂戴いたします。
例)お返し合計額3,000円(心付け0円)+システム利用料(150円+330円)=3,480円
お返し合計額3,000円(心付け1,000円)+システム利用料(150円+330円)=4,480円
※心付けに手数料はかかりません
Q:支払い方法は何が使えますか?
A:クレジットカード・銀行振込・コンビニ支払いからお選びいただけます。
Q:お返しの発送はいつになりますか?
A:各プランのお届け予定日をご確認ください。
Q:あさひかわデザインウィークは6月に終わったのではありませんか?
A:2021年のあさひかわデザインウィークは対面で6月15日-19日に開催する予定でしたが、いわゆる第4波の影響を受けて6月と9月に分散開催となりました。9月開催分について実施の可能性を探っていましたが、第5波の大流行によりほとんどの行事が中止またはオンラインとなっています。
Q:あさひかわデザインウィークとまちなかキャンパスはどういう関係ですか?
A:まちなかキャンパスはあさひかわデザインウィークの中のひとつのイベントです。
Q:高専が運営に関与しているのですか?
A:高専の先生に実行委員長をお願いしていますが、高専自身はあくまでも出展者です。
Q:テナントは誰ですか?
A:旭川市内に存在する14の高校・高専すべてにお声がけし、今年はうち10校が出展します。来年以降は旭川周辺の高校生が誰でも参加できるようにするつもりです。
Q:まちなかキャンパスははじめてですか?
A:はい、これまで旭川においてこういう行事はありませんでした。
Q:他の行事とは関係がありますか?
A:旭川信用金庫の「まちなか賑わいストリート」と同じ日程、同じ会場(買物公園)で実施する予定でした。
Q:今年のオンラインイベントと、22年6月の対面行事の関係は何でしょうか?
A:確かに、対面開催のすべてをオンラインに置き換えることはできません。でも、中止すればゼロに戻ってしまいます。オンラインであっても前に進めれば、少しでも活かせると信じます。
Q:どうしてクラウドファンディングをやるのですか?
A:持続可能なイベントを設計するためです。
Q:スタジオ収録の安全対策はどうなっていますか?
A:番組表に基づく入場制限、検温、手指消毒、CO2測定器による密の予防、テナント入れ替え時の換気を実施します。詳しくは8月30日の説明会をZoomでご覧下さい。
Q:「生放送のなかでCMができるコース」「生放送出演コース」はいつまで申し込みできますか?
A:参加方法に関するご連絡の為、9/10が申し込み期限となりますのでご注意ください。それ以降はメニューにも掲載されません。
Q:プロジェクトやお返しについて掲載者に質問をしたい場合はどうすればいいですか?
A:プロジェクトページ内の掲載者のプロフィール欄にある「意見や質問を送る」からプロジェクト掲載者にお問い合わせください。既にお返しを購入されている方は、サイト右上、メッセージ機能の「メッセージ新規作成」からプロジェクト掲載者にお問い合わせいただくことも可能です。
なお、うぶごえの利用方法等についてはこちらからお問い合わせください。
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※新型コロナウイルスの感染防止対策、また政府からの要請等による影響があった場合、「お返し」(リターン)の実施時期に変更がある場合がございます。予めご了承ください。