こんにちは、小田急電鉄XRチームです。
お待たせいたしました!昨日の続きで、元ロマンスカー運転士の濱崎さんからの応援メッセージ・後編をご紹介させていただきますのでお楽しみください。
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(前編からのつづき)
ちなみに今の電車用ホームの高さは1,100ミリが標準で、だいたい1,180ミリぐらいのところに床があります。
NSE・3100の軌条面上床面高は1,100ミリ(展望席1,000ミリ)で、GSEが1,150ミリ(展望席1,060ミリ)ですから、SE車がどれだけ低いかがわかります。
実は昔
鉄道模型監修の際にSE車の床下に潜ったことがあります。
ものすごく注意していましたが取材中に背中が床下に触れ、Yシャツの背中が真っ黒になったことがあります。汚れをつけて帰宅して、それはそれは叱られたのは秘密です。
デジタルカタログの34・35ページには、床下機器配置図があります。
是非図面と見比べながら、SEの技術を改めて感じていただければ幸いです。
※あの汚れ、ホントに落ちないんですよね。
1954(昭和32)年は、色々な意味ですごい年でした。
人工衛星スプートニク1号の打ち上げが行われ、初代プリンススカイラインが登場。上野のモノレールが開業したのもこの年です。
まだまだ日本中にSLや茶色い電車が走っている時代に登場したSE車。そのインパクトなどもコンテンツと一緒に想像していただければ幸いです。
■撮影会
100人でロマンスカー貸切なので、それだけでも羨ましい限り。
車両基地はレール面に近い目線から車両を見ることができるので、貴重な経験です。 みんなで譲り合って「どーもどーも」なんて言う撮影会は、少人数ならではの一体感があります。
参加されるみなさまにおかれましては安全と優しさを最優先に、自分だけの一枚をゲットしてください。
おまけ
本線に使用されている50kgNレールの高さは地面から153ミリです。
運転士見習時代、先生から「積雪や線路冠水の場合、レール面まで到達していれば高さは約160ミリ」…と教わったのはもう35年前のこと。 師匠と一緒に乗務したのは約3ヶ月で、幸いにもそのような場面には出くわしませんでしたが(水が引いた直後に通過したことはあります)今になっても忘れられない、大切な思い出です。
もっと書きたいことたくさん。 でも、とんでもなく長くなってしまうので、続きはまたの機会に。
ロマンスカーという車両を通じて、このクラファンに参加された皆さまがもっともっと小田急電鉄を好きになって、身近に感じていただけたら最高です。
かく言う私も、小田急電鉄が大好きな気持ちは今も変わりはありません。 クラファンを企画したスタッフの皆さんの想いが、少しでも代弁できていることを願ってやみません。
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濱崎さんならではの臨場感あふれるメッセージをありがとうございました!
文面からも伝わる通りとても温かみのある方なので、もしも町中で見かけられた際はぜひ声をかけてみてくださいね。
そして本日より、濱崎さんに導入いただいた本格的な小田急線運転士体験シミュレーターが常設XR体験施設「NEUU」で体験スタートしました!空中に浮かぶスクリーンを見ながら、実物の運転台で操作しながら、他にはないイマーシブ(没入的)な運転体験ができるコンテンツです。
新宿西口からすぐ近くなので、お近くの方やご興味のある方はぜひ遊びに来てくださいね!
*詳細はこちらから→ https://neuu.jp/posts_n/odakyu_simulator