

はじめまして。四国八十八ヶ所51番札所・石手寺(いしてじ)第45代住職の藤井俊良(しゅんりょう)と申します。
石手寺は、国宝や重要文化財を数多く有し、元祖遍路の伝説が残る「遍路の原点」とも呼ばれるお寺です。このページを読まれている方の中には、一度はお参りいただいたことがあるかもしれませんね。
実は、“ミシュラン・グリーンガイド”でも「道後温泉」「松山城」に並び、松山市で唯一星を獲得した観光地でもあります。

しかしその一方で、次のような声も少なくありません。
「石手寺って、八十八ヶ所の中で一番汚い、ごちゃごちゃしているね…?」
「おどろおどろしくて祈りづらい。どこか落ち着かない……」


もしかすると、あなたも同じように感じたことがあるかもしれません。
「そういう味のある寺もいいんだけど、愛媛、松山の顔でもあるし綺麗にしたいよね」
そう思ってくださる方も、きっとたくさんいるはず。そのお気持ちを、私自身も強く感じています。
もともとこの地は、奈良時代の728年に、豪族・河野家の祖先である越智玉純(おちのたまずみ)によって、「二十五菩薩が舞い降りた霊地」として創建された、清らかな聖地でした。

大正時代頃の写真には、整えられた澄んだ境内が映し出されており、いまよりとてもシンプルで落ち着いた佇まいでした。




いまこそ、ものを整理し、心を込めて掃除することで、石手寺本来の清浄な姿を取り戻すときだと感じています。
ちなみに、整理というと「捨てる」というネガティブな印象もありますが、石手寺が大切にしているのは「再生」です。
危険なものは安全のために撤去し、それ以外は収納やリユースを基本方針としています。ものの命をつなぎながら、清浄な祈りの場をみんなの手でつくっていきます。
切った木も大切に保管し、木札や木雑貨などに形を変えて再生していきます
返礼品にも石手寺の魅力を詰め込みました
石手寺だからこそできる、ここでしか手に入らないオリジナルのものや体験ばかりです!
・砥部焼のお皿
・Tシャツやパーカー
・オリジナルいよかすりバッグ
・限定御朱印&御朱印帳
・お練り供養の参加券
・晋山式(新住職就任式)
・三重塔完成式の特別来賓権
・願い石と石台
・日帰り歩き遍路体験(僧侶による案内付き)
・秘仏・お茶堂の弘法大師像の特別拝観&祈祷・供養
詳しくは、後述します。

このプロジェクトが目指しているのは、単なる片付けではありません。「文化財を守り、祈りの場を整え、そして地域のみんなと続けていく“流れ”をつくること」です。
1. 文化財を守る
石手寺の文化財を未来へ残すためには、専門的な修理だけでなく、日々の整理・清掃といった地道な環境整備が欠かせません。
境内に落ちた枝木や落ち葉を放置すると、参拝者がつまずく危険があるほか、実際に枝が重要文化財・護摩堂の屋根に触れ、穴が開いたこともあります。建物に破損が生じれば雨水が入り込み、木部の腐食や構造の劣化へと直結します。
このプロジェクトでは、境内の整理・清掃を徹底し、建物を傷める原因を取り除くことで、文化財を守ります。
2. 「浄める行い」を、心を整える大切な修行として大事にする
石手寺は「祈りの場」であり、同時に「修行の場」です。掃除や整理は、祈りを深め、心を静かに整える大切な実践でもあります。
このプロジェクトを通じて、「場を浄めれば、そこに神が宿る」——日本古来の感性を、もう一度この地に息づかせたいと願っています。
3. 地域のみんなと続けていく“良い循環”をつくる
掃除や整理を一度きりのイベントで終わらせるのではなく、地元の方、子どもたち、参拝者、ボランティアなどが自然に集まり、気づけば一緒に浄めている——そんな日常を育むことを目指します。
「やらされる掃除」ではなく、「気づけば、みんなで浄めている」状態こそ理想です。
こうした「続く習慣」を育てることで、石手寺は地域にさらに開かれ、愛着を持ってもらい、未来にわたって地元の人が誇れるお寺へと再生していくはずです。
つまり、このプロジェクトで実現したいのは——
・文化財を守ること
・祈りの場を整えること
・地域のみんなと未来へ受け継ぐ仕組みをつくること
この3つを同時に育て、未来へつなげていくことです。

先代住職時代の石手寺は、「諸行無常(しょうぎょうむじょう)」の考えのもと「ありのまま」の姿を通して仏の教えを示していました。
しかし、私がはじめてお寺を訪れた時、こう感じました。

「ごちゃごちゃして荒れているな…。このままでは、石手寺も文化財も守りきれないのでは…。」
守るべきものは何か?
残すべき文化は何か?

境内には可愛らしい人形など「味のある風景」もありましたが、参拝者の不要物が置かれる場所になっているところもあり、「守るべきもの」と「残すべき文化」が見えにくくなっていました。
そこで私は自分に問い続けました。
本当に残すべきものは何だろう?
未来の人たちに、石手寺をどんな姿で渡すべきだろう?
何度も考える中で、私はこう決めました。
「まずは、整理と掃除から始めよう。」
石手寺には、国宝「二王門」をはじめ、重要文化財の建物や仏像など、日本の歴史と信仰を今に伝える大切な宝物が数多くあります。しかし境内には、古くて危険な建物や長年放置された物が残り、倒壊や落下の危険がある「文化財を脅かす環境」になってしまっています。
文化財の修理には補助金が出ることもありますが、片付け・撤去・安全確保のための整備は補助の対象外で、寺だけでは大きな負担です。
さらに石手寺は「元祖遍路」として、日本遺産にも認定された文化の中心です。この文化を未来につなげるのは、私たちの大切な責任です。
そして、整理と掃除にはもうひとつ大切な意味があります。
掃き清めることは、自分自身の心を整える「修行」でもあります。石手寺が本来持つ、心を静かにし、祈りを深める空気を取り戻すためにも、この「浄める行い」を大切に育て直したいと思いました。
さらに私は、この浄めの行いを「地域のみんなと一緒に続けていく習慣にしたい」と考えています。お寺は昔から、地域の人たちが手を合わせ、助け合い、集う場でした。掃除や整理を通して、またそのつながりを取り戻したいです。
だからこそ、まずは「整理と掃除」からはじめて、文化財を守り、祈りの場としてふさわしい境内を取り戻し、地域のみんなと未来へ受け継ぐ流れをつくる。
これが、このプロジェクトを立ち上げた理由です。

以下に、これまでの進捗状況をまとめます。
■ これまでの進捗
・境内の老朽化して危険なものを撤去:進行中
・蔵・倉庫のリフォーム:完了
・境内にあったものを分別・収納:進行中
・本堂・阿弥陀堂・お茶堂の整理:完了
・鐘撞堂裏手の建物群(旧トイレ・倉庫)の撤去:完了
・安養閣(旧ごみなどの保管場所)の解体:未着手
・熊野十二社権現周辺の整理:未着手
境内の老朽化して危険なものを撤去:進行中
面白い石仏ですが、老朽化していて危険な印象でした
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安全も確保でき、宝物館の入口もすっきり見えるようになりました
霊園の東屋は、屋根と柱が腐り朽ちていました
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蔵・倉庫のリフォーム:完了
倉庫のリフォームの様子。床はボロボロの状態でした
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リフォームを実施し、愛媛県文化財課のご協力のもと、お寺の歴史や文化財として後世に残すべきものを選別・保管をすすめています
本堂・阿弥陀堂・お茶堂の整理:完了
本堂
本堂に置かれていた、とても重い不動明王像。本堂の雰囲気にはあまりに輝きすぎて、不釣り合いでした
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倉庫に収納します
阿弥陀堂
古い畳はけばけばしていて、ボロボロでした
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本来の板間に戻しました。これから磨いていけば、きっと輝きを取り戻してくれるはずです
お茶堂
お茶堂の西の間も、利用していない物を倉庫へ移動し、夏の暑い日でも参拝者が休める休憩室に
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おそらく江戸時代の絵で、お護摩を焚いていたために墨だらけになっていました
長年の歴史のパウダーがすごかったです
鐘撞堂裏手の建物群(旧トイレ・倉庫)の撤去:完了
鐘撞堂の裏手は倉庫のようになっており、どこかおどろおどろしい雰囲気でした
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見た目もすっきりして、気持ちのよい空間になりました
この場所は、境内の落ち葉を集めて腐葉土をつくる“再生の場”として活用していく予定
安養閣(旧ごみなどの保管場所)の解体:未着手 
建物内部の一部
熊野十二社権現周辺の整理:未着手 
とくに、本堂の隣にある「熊野十二社権現」は、石手寺のはじまりに深く関わる、とても大切な聖地です。この周辺を整えることで、境内全体の景観も大きく良くなり、より祈りやすい空間になるはずです。
※補足:2026年4月4日(土)には、新住職の晋山式(住職の就任式)および三重塔の完成式にあわせて、23年ぶりに寺の起源を再現する「お練り供養」を復活させる予定です。

今回の皆さまからのご支援は、主に以下の項目に充てさせていただきます。
・不要物品の運搬・処理費
・老朽建築物の解体・撤去費用
・新住職の「晋山式」準備費用
※目標金額を超えた場合、次フェーズの清掃ステーションの新築・十二社権現の整備に活用いたします。

今回のクラウドファンディングのために特別にご用意した、ここでしか手に入らないものばかりです。
■ 全てのコースには共通で「清浄のお守り」と「HP芳名掲載」が付いています。
■ 30,000円以上コースの方には寄進板をサイズ別でお茶堂内にて永年掲出いたします。
■ 100,000円以上のコースの方には感謝状贈呈させていただきます。
■ ロゴステッカー 3,000円 
石手寺オリジナルロゴの限定ステッカー。スマホやノートPCにも貼りやすい、高品質仕様です。
■ オリジナル御朱印&御朱印帳 5,000円 
ここでしか授与されない特別御朱印と、豪華なオリジナル御朱印帳のセットです。
■ Tシャツ 10,000円 
クラファン限定デザインの石手寺オリジナルTシャツ(白・S/M/L/XL)です。
■ 砥部焼の湯呑みセット 15,000円 
愛媛の伝統工芸・砥部焼に、石手寺の名前とロゴをあしらったデザインの異なる湯呑み6点セットです。少し小ぶりなサイズのため、来客用としてはもちろん、「この柄は自分専用に」とお気に入りを見つけてお使いいただくのもおすすめです。
■ 石手寺オリジナルパーカー 20,000円 
住職監修の着心地の良いパーカー(白・S/M/L/XL)。背面に石手寺ロゴが入ったクラファン限定デザインです。
■ 砥部焼のお皿セット 30,000円 
石手寺ロゴ入りの砥部焼皿を、伝統の唐草文様で揃えた3枚セットでお届けします。大小3つのサイズがあるため、人数や料理に合わせて使い分けができ、普段使いにも来客用にも便利です。伝統美と実用性を兼ね備えた、石手寺ならではの特別なセットです。
■ お練り供養の参加権 40,000円 (限定25名) 
2026年4月4日(土)に鎌倉時代から続く伝統行事「お練り供養」を23年ぶりに復活。特別参加できる権利です。ご支援は地元の子どもたちの二十五菩薩の衣装製作費に充てられます。
■ いよかすりバッグ 50,000円 (限定10) 
今治タオルの「伊織」が、愛媛の伝統織物「伊予絣」を使い製作した特製バッグ。石手寺ロゴ入りの希少な限定品です。
■ お茶堂での特別供養・祈願 70,000円 
お茶堂の弘法大師さまに特別祈願を行い、その証となる札を一年間お茶堂にお祀りします。大切な願いを丁寧に祈り続けます。
■ 願い石と石台奉納 100,000円 (限定10) 
住職がインドの石を選び抜き、祈祷を施した「願い石」です。手にしっくり馴染むサイズで、飾っても、握っても、不思議と力が湧いてくるような一品です。石台は、高知の鉄作家・ツヨニーさん(https://www.instagram.com/tsuyoni/)が石に合わせて一点ずつ制作します。
■ 返礼品フルセット 200,000円 (限定10) 
10万円までの返礼品をすべて受け取れる特別セットです。
■ 日帰り歩き遍路体験 300,000円 (限定10) 
僧侶の案内で松山市内五ヶ寺を歩いて巡拝。高品質の遍路衣装付きで「本物の歩き遍路」を味わえる特別な一日です。
■ 晋山式特別来賓ご招待 500,000円 (限定5) 
2026年4月4日(土)に執り行う新住職就任式「晋山式」に、特別来賓としてご出席いただけます。石手寺の節目に立ち会う極めて貴重な機会です。
■ お茶堂前スロープへのお名前掲示 1,000,000円 (限定1) 
お茶堂前スロープに寄進者名を掲示します。足の不自由な方も参拝しやすくなり、多くの方の助けとなる寄進となります。
※将来的には、お茶堂の改修に合わせてスロープを取り外す可能性があります。ただし、少なくとも今後5年間にその予定はございません。ご了承いただけますと幸いです。
■ 秘仏・お大師さま 特別拝観&特別供養 3,000,000円 (限定1) 
50年に一度しかご開帳しない秘仏・お大師さま御自作大師像を特別にご開帳。5年間お祀りする特別祈祷・供養を行います。寺史上でも極めて稀な、最高位の返礼です。
■ 清浄のお守り ※全てのコースに共通で付きます 
長年にわたり三重塔を風雨から守ってきた瓦のかけらを中に納め、仏さまの力を込めた加持を施した特別なお守りです。「清浄」の文字を刻み、未来への願いとともにお届けいたします。
■ HP芳名掲載 ※全てのコースに共通で付きます 
ご寄進者様のお名前を、石手寺公式ホームページにてご紹介いたします。広く感謝の意をお伝えするとともに、ご支援の記録として2026年4月1日〜2028年12月31日まで残してまいります(ご希望により掲載を辞退いただくことも可能)。
■ 寄進板掲出 ※30,000円以上コースの方に寄進板をサイズ別でお茶堂内にて永年掲出 
お茶堂内に寄進者様のお名前を刻んだ「寄進板」を設置し、永年設置いたします。ご支援金額に応じて板の大きさが異なり、祈りとご縁を未来へとつなぐ証となります。
■ 感謝状贈呈 ※100,000円以上の方に感謝状贈呈 
感謝を込めて感謝状をお届けいたします。お一人おひとりのお力添えが、石手寺の再生を支える大きな原動力となっております。

2025年11月27日〜2026年2月27日 クラウドファンディング募集期間
2025年12月7日・8日 小田全宏氏による「整理・清掃」特別講演&清掃ワーク
2025年12月〜2026年4月 境内整理・清掃作業
2026年4月4日 新住職晋山式・三重塔完成式(お練り供養も実施)

石手寺は、「祈りの場」であり、また「修行の場」でもあります。掃除や整理を通して、私たち自身が心を磨き、寺が再び輝く——それが、このプロジェクトの本当の目的です。
お釈迦さまの弟子の一人に、周梨槃特(しゅりはんどく)という僧がいます。アニメ『天才バカボン』の“レレレのおじさん”のモデルともいわれる人物です。
彼は物覚えが悪く、教えをなかなか理解できなかったといいます。しかし、お釈迦さまの導きによって「ほうきを使って掃除を続ける」という修行に励み、やがて悟りを開いたと伝えられています。
この逸話が示すように、場を清めることは心を清めること。掃除は、外の埃を払うだけでなく、心の垢を落とす修行でもあります。
掃除のあとに感じる「すーっとした清々しさ」——それは、心が静まり、石のように凛と澄む瞬間でもあります。
どうか皆さまと力を合わせ、未来へつながる清らかな石手寺を築いていければ幸いです。
合掌
石手寺45代目住職 藤井 俊良
こんにちは。石手寺の住職、藤井俊良です。
石手寺は、愛媛県松山市、道後温泉のすぐ隣にある、四国八十八ヶ所霊場第五十一番札所。「元祖遍路」と呼ばれている寺です。
遍路とは、自分自身を見つめ直し、祈りを重ねて、もう一度立ち上がる——。
石手寺は、そんな再生の旅の原点でもあり、遍路を象徴する寺です。
いまでは、国内外から多くの方が訪れる、愛媛・松山の顔ともいえる場所になりました。
けれど今、その祈りの風景が、危機に瀕しています。
国の重要文化財である三重塔や鐘楼が、長年の風雨にさらされ、修復をしている状況です。
さらに、2028年には、創建1300年という大きな節目を迎えます。それに向けて、境内全体の整備も必要とされています。
この再生の歩みを、みなさんと一緒に進めていきたい。そう願って、クラウドファンディングを立ち上げました。どうか、未来の石手寺をともにつくる仲間になってください。
ご支援、心よりお願い申し上げます。
全6回のショート寄進 !目的・時期に合わせてご支援可能

2028年に創建1300年という大きな節目に向けて、各回ごとにテーマと目標を掲げた、全6回の寄進プロジェクトを立ち上げました。各回の趣旨にあわせた、限定のお返しの品を用意しています。一度の参加でも、全部にご参加いただくことも可能です。
スケジュールは以下の通りです。
ショート寄進 計6回(2025年5月〜2028年2月末)目的一覧
第1回(2025年5月〜7月)⬅︎終了したプロジェクト
「石手寺のシンボル三重塔と鐘楼を救え」
内容:国指定重要文化財である三重塔・鐘楼の修復(すでに工事進行中)
目的:創建1300年の節目にふさわしい出発点として、信頼と関心を集める象徴的なプロジェクト
名前を残せる場所:三重塔・鐘楼近辺エリア
第2回(2025年11月〜2026年2月)⬅︎今回のプロジェクト
「みんなで浄める松山の石手寺。心地よい清浄な境内へ」
内容:危険な建物や景観を損なっているものを整理・整頓。さらにみなさんとともに境内を清掃します。
目的:「参拝者が気持ちよくお参りできる清浄な空間」にすること。
名前を残せる場所:お茶堂
第3回(2026年5月〜7月予定)
「再生(清掃)の拠点をつくるプロジェクト(仮)」
内容:清掃作業の拠点として安養閣を再建築(清掃用具保管・ゴミ置き場・倉庫、職員・ボランティアの休憩所も整備)
目的:日常の寺務管理体制を根本から整え、持続可能な運営の礎を築く
名前を残せる場所:大師堂
第4回(2026年11月〜2027年2月予定)
「境内全域の庭木・植栽整備プロジェクト(仮)」
内容:境内全域の庭木の剪定、植栽の調整など、四季を感じる自然景観の再整備
目的:木々がしかるべき場所で、のびやかに生き生を全うできる環境を整備。SNS映えや観光誘致にもつながる景観づくりを通して、参拝者の心に残る体験を提供
名前を残せる場所:訶梨帝母天堂
第5回(2027年5月〜7月予定)
「祈りの場を心地よくプロジェクト(仮)」
内容:お茶堂・阿弥陀堂・大師堂・回廊沿いの施設群など、日常的に使用される建物の修復・整備
目的:参拝体験の向上と利便性の改善を通じて、地域の信仰と交流の場としての価値を高める
名前を残せる場所:阿弥陀堂
第6回(2027年11月〜2028年2月予定)
「防災・治水によって文化財を守るプロジェクト(仮)」
内容:境内全域における火災設備、排水設備などの設置・更新
目的:40年以上前の防災設備を更新し、治水対策を施すことで、大切な文化財を次代へ守り継ぐ
名前を残せる場所:二王門
なお、これとは別に、境内全体の整備を目的とした「ロング寄進プロジェクト」も実施しています。こちらでは、定番となっている人気のお返しをご用意しています。
メディア掲載(掲載順)
南海放送
Yahoo!ニュース
愛媛新聞
毎日新聞
寺社Now
応援メッセージ(五十音順)
愛媛大学四国遍路世界の巡礼研究センター長/法文学部教授
胡 光(えべす ひかる)様 
四国遍路開創1200年記念の年にあたる2014年には、四国4県で行う記念展覧会に合わせて、石手寺の総合調査をさせていただきました。
全国的にも珍しい「大勝金剛図」や、愛媛県指定文化財の菩薩・天童面が描かれた練り供養絵巻の発見など大きな成果を上げ、同寺の歴史や伝統文化のすばらしさを再確認しました。
まもなく創建1300年を迎える同寺には、国宝二王門をはじめ国指定文化財の建造物が多数存在します。そのひとつ、重要文化財三重塔の足場に前御住職と登り、相輪の穴を確認したことを昨日のことのように思い出します。
貴重な歴史を刻んだ建造物を伝えていくには、多くの皆様のご理解とご協力が必要です。どうか、四国遍路開創の歴史を伝える石手寺の整備に、ご支援賜りますよう、お願いいたします。
元IT起業家 小野 龍光(おの りゅうこう)様 
悩ましさや苦しさにぶつかりながらも、なぜ生きるのか、どう進めば救われるのか。
その答えを求めさまよい、歩んできた道のうちに、答えは生まれていく。
そうした悩みながらも前に進むという生き様は、次の世代で悩ましく生きる人々へ、希望として紡がれていく。
「最初のお遍路さん」として石手寺に伝説としてのこる衛門三郎の生き様は、このような教えを、祈りとともに石に託し、私たちに手渡してくれている。石は、その希望の姿であると感じてます。
そうして希望を手にし歩き続けてきたたくさんの先人たちの歩みが、石手寺とお遍路の文化を、1000年以上もの長きにわたり現代にまで運んでくれた道のりとなってきたのでしょう。
物が豊かにあふれる現代でも、生きる悩ましさはなくなりません。
ですが、私たちは、衛門三郎はじめたくさんの先人たちから手渡されてきた「善き未来への希望」という石を手にできている。
そうして手渡された希望を勇気に変えて歩んでゆけば、私たちにも明るい道は拓けてゆき、また次の誰かの希望へと手渡していく側にまわってゆけるのでは。
この先の1000年も、人々が善き未来を祈り前へ進み、その希望と勇気を次の人々へと手渡していきますよう。
心の火を灯し続ける姿が続きますよう。
それを支えるお遍路という文化、その一つの象徴としての石手寺も、守り紡がれていきますよう。
今回のプロジェクトは、そんな想いと祈りが集まる機会になりますよう。
その恩恵を頂いた小さき一人として、ささやかながら願い祈っております。
衆議院議員 塩崎 彰久(しおざき あきひさ)様
塩崎あきひさです。今、石手寺では3年後の創建1300年に向けて、再建のためのクラウドファンディングを行っています。
こちらに見えるのが国宝の仁王門、そしてこちらには重要文化財の三重塔、鐘楼、本堂があります。
実は私は子どものころ、このお寺から歩いて5分ほどのところに住んでいて、この辺りをどろんこになって走り回っていました。子どもの頃の思い出でいっぱいの場所です。
松山・愛媛の文化の中心でもある石手寺を、ぜひ皆さんの力で再建できるようお力をお貸しください。よろしくお願いいたします。
お笑い芸人・タレント 友近(ともちか)様
みなさんどうもおはようございました。友近です。
愛媛といえば、私神社とかお寺さんとかよく親と⾏っていたんですけれども
特に⼤晦⽇、除夜の鐘を鳴らしに家族みんなで⽯⼿寺に⾏っていたのがすごく思い出深くって
紅⽩をみんなで⾒て、最後まで⾒たら除夜の鐘を鳴らすのに間に合わないので、
⽩組が勝ったか紅組が勝ったか確認しなくていいから、それよりも⽯⼿寺に⾏って除夜の鐘を鳴らしたいということで
23時15分ぐらいに家を出てそのまま⾞⾛らせて家族みんなで⽯⼿寺に⾏ったというのが思い出なんです。
なので、⽯⼿寺はあって当たり前。⽯⼿寺にはとにかく思い出がたくさん。家族で⾏ったお寺っていう。
今も道後とかでお仕事があったりだとか、道後に泊まると
「あっ、⽯⼿寺や」
⽴ち寄らなくても
「あっ、⽯⼿寺や」というのは、いつも⾞で通りながらや歩きながら思うので
皆さんもぜひ、 やっぱり全国の⽅まだ知らない⽅も多いと思うんでね。
四国⼋⼗⼋ヶ所の霊場の⼀つでもありますし、ぜひ皆さん⽯⼿寺には⽴ち寄って頂きたいなと思いますね。
そして私もまたあそこ通る度に家族との思い出をまた思い出したいなという⾵に思っております。
松山市長 野志 克仁(のし かつひと)様
松山市長の野志 克仁です。
四国遍路51番札所石手寺は、
国宝の二王門をはじめ、建造物や、彫刻、工芸品、絵画など
数多くの文化財を有する、松山市を代表する寺院で、市民やお遍路さんはもちろん、観光客にも愛される名所です。
現在、国の重要文化財である三重塔と鐘楼の保存修理を進めており、
今後は、同じく重要文化財の護摩堂や訶梨帝母天堂の修理が予定されています。
石手寺の文化財は、国や県と市の指定文化財だけでも28件を数え、
さらに多くの未指定文化財も所有されています。
松山市もできる限り支援をしているものの、管理や保存の負担はとても大きいものです。
松山市の誇る文化財を未来へ繋いでいく、このプロジェクトが皆様のお力添えで成功するよう心から願っております。
道後温泉旅館組合理事長 帽子 大輔(ぼうし だいすけ)様
みなさんこんにちは。道後温泉旅館協同組合の帽子大輔です。道後温泉に隣接する石手寺は1300年の歴史を誇ります。 その石手寺の国宝や文化財を守る、そんな再生プロジェクトがスタートいたしました。 ぜひ多くの皆さんのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

熊野山 石手寺
〒790-0852 愛媛県松山市石手2-9-21
TEL 089-977-0870