なんと!パートナー500人突破!ストレットゴール達成しました!!
ストレッチゴール発表から10日間で達成できたとは、皆様には深く感謝申し上げます。
皆様のご支援があってこそ、70年の時を経て『悪魔が来りて笛を吹く』に新たな息吹きを吹き込むことができるのだ、と心から感じております。
現在、発見された16mmフィルムの修復を進めており、パートナー様を快く迎え入れられるよう劇場をおさえたり返礼品の製作等、準備を始めております。
そしてストレッチゴール達成の御礼として、「映画『三本指の男』(1947年公開)を全てのパートナーの皆様に限定配信視聴できる権利」も本年11月には実施できる予定です。また、限定配信日程等が決まりましたら、パートナーの皆様にご連絡させていただきますので少々お待ちください。
先日、全体レポートで公開しました『野性時代』(1976年11月1日発行)にて横溝本人が両作についてコメントしておりますので、あらためて以下抜粋記載させていただきます。
【悪魔が来りて笛を吹く】
これは試写会で見ました。これはお客さん来ましたね。それに機械的トリックがとてもよくできていて。このトリックは、かなり批判されたのよ、乱歩にも。でも僕はね、機械的なトリックでも、あそこまで小道具をたくさん使えば、かえって面白いんじゃないか、と思った。
※『野性時代』(歴代金田一耕助の思い出)横溝正史インタビュー記事204ページ抜粋
【三本指の男】
いちばん最初は昭和二十二年の東横映画で、「本陣殺人事件」の映画化「三本指の男」です。そのころ、僕は岡山に疎開してまして、映画化の仲介は全部、江戸川乱歩がしてくれたんです。「三本指の男」は、疎開先の映画館で見ました。これは豪華キャストでしたよ。原節子と杉村春子が出てまして、よくおぼえてます。原節子は白木静子の役で、原作ではちょっとしか出てこないんですが、これを、ふくらませているんですね。昨年、ATGで「本陣殺人事件」の映画化をやったとき、このときは村松英子が演っているんですが、この役はね「いちばん最初は原節子がやった役だよ」って、そう言って口説いたんですって。「三本指の男」は、映画も面白く出来てましたよ。千恵蔵さんが大芝居でねえ。
※『野性時代』(歴代金田一耕助の思い出)横溝正史インタビュー記事203ページ抜粋
クラファン残り1日となりましたが、引き続きご支援ご声援の程、宜しくお願いいたします。