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名探偵 金田一耕助・片岡千恵蔵主演『悪魔が来りて笛を吹く』デジタル修復&70年ぶりの復刻上映プロジェクト

現在の総額

6,325,707

パートナー数542

残り完了

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パートナー限定

フィルム修復作業の進捗報告vol.3

2024-09-19 18:00:00

パートナー限定

注目のPICKUPキャスト【杉葉子】

2024-09-05 19:00:00

パートナー限定

フィルム修復作業の進捗報告vol.2

2024-08-20 18:00:00

パートナー限定

注目のPICKUPキャスト【石井一雄】

2024-08-05 15:00:00

たくさんのご支援ありがとうございました。

2024-07-31 00:00:00

『悪魔が来りて笛を吹く』デジタル修復&復刻上映プロジェクトの募集が終了いたしました。

本当にたくさんの方からご支援をいただきましたことを、心から御礼申し上げます。

みなさまのご支援、気持ちにお応えできるよう、デジタル修復作業はもちろん返礼品の製作や限定配信、復刻披露上映会の準備など、プロジェクトチーム一同つとめて参りますので、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

返礼品の発送、限定配信や上映会のご案内など、詳細が決まり次第あらためてご報告、ご連絡をさせていただきますので、もう少々お待ちください。

また、パートナー限定公開レポートでもフィルム修復状況の進捗や復刻披露上映会の情報などの活動報告もお伝えしていきます。

それでは「悪魔」が現代に甦えるその時まで、引き続き皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

~プロジェクトチーム一同より感謝の意を込めて~

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募集終了まで残り6時間となりました

2024-07-30 17:59:00

皆様、ご支援ありがとうございます!

いよいよ本日、デジタル修復&復刻上映プロジェクト最終日となります(23:59募集終了)。

そして「悪魔が来りて笛を吹く」DVD+台本コースの復刻完成台本のサンプルが先程到着いたしました。完成台本とは、映画が撮了し編集された本編を観ながら、撮影時の演出やアドリブによる内容変更などを反映させて台本に逐一修正を施し、完成した映画と台詞やナレーションにいたるまですべて同一にしたものとなります。当時の手書きで記述された完成台本をスキャンし、製本した復刻台本としてお届けいたします(手書きで読みにくい箇所や経年による紙焼けなどもそのまま複製)。

引き続き、フィルムしおり、復刻ポスター、復刻プレスシート、ポストカード、DVDも順次製作して参りますので、復刻披露上映会や限定配信と同様に楽しみにお待ちください。

それでは募集終了まであと6時間ですが、引き続きよろしくお願いいたします。

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【パートナー500人突破!】ストレッチゴール達成の御礼

2024-07-29 10:00:00

なんと!パートナー500人突破!ストレットゴール達成しました!!

ストレッチゴール発表から10日間で達成できたとは、皆様には深く感謝申し上げます。

皆様のご支援があってこそ、70年の時を経て『悪魔が来りて笛を吹く』に新たな息吹きを吹き込むことができるのだ、と心から感じております。

現在、発見された16mmフィルムの修復を進めており、パートナー様を快く迎え入れられるよう劇場をおさえたり返礼品の製作等、準備を始めております。

そしてストレッチゴール達成の御礼として、「映画『三本指の男』(1947年公開)を全てのパートナーの皆様に限定配信視聴できる権利」も本年11月には実施できる予定です。また、限定配信日程等が決まりましたら、パートナーの皆様にご連絡させていただきますので少々お待ちください。

先日、全体レポートで公開しました『野性時代』(1976年11月1日発行)にて横溝本人が両作についてコメントしておりますので、あらためて以下抜粋記載させていただきます。

【悪魔が来りて笛を吹く】

これは試写会で見ました。これはお客さん来ましたね。それに機械的トリックがとてもよくできていて。このトリックは、かなり批判されたのよ、乱歩にも。でも僕はね、機械的なトリックでも、あそこまで小道具をたくさん使えば、かえって面白いんじゃないか、と思った。

※『野性時代』(歴代金田一耕助の思い出)横溝正史インタビュー記事204ページ抜粋

【三本指の男】

いちばん最初は昭和二十二年の東横映画で、「本陣殺人事件」の映画化「三本指の男」です。そのころ、僕は岡山に疎開してまして、映画化の仲介は全部、江戸川乱歩がしてくれたんです。「三本指の男」は、疎開先の映画館で見ました。これは豪華キャストでしたよ。原節子と杉村春子が出てまして、よくおぼえてます。原節子は白木静子の役で、原作ではちょっとしか出てこないんですが、これを、ふくらませているんですね。昨年、ATGで「本陣殺人事件」の映画化をやったとき、このときは村松英子が演っているんですが、この役はね「いちばん最初は原節子がやった役だよ」って、そう言って口説いたんですって。「三本指の男」は、映画も面白く出来てましたよ。千恵蔵さんが大芝居でねえ。

※『野性時代』(歴代金田一耕助の思い出)横溝正史インタビュー記事203ページ抜粋


クラファン残り1日となりましたが、引き続きご支援ご声援の程、宜しくお願いいたします。

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パートナー限定

注目のPICKUPキャスト【加賀邦男】

2024-07-27 10:00:00

【要確認】注文期限に関するお知らせ

2024-07-26 18:00:00

返礼品のお支払いにつきまして、以下の通り再度ご案内いたします。

セブンイレブンの注文受付は明日27日の23:59まで、それ以外のコンビニの注文受付は明後日28日23:59までとなります(それぞれ支払い期限は28日23:59まで)

PayPalは明日27日23:59まで、銀行振込(ペイジー)は明後日28日23:59までが注文期限です

ただし、クレジットカードについては30日の募集終了まで利用可能ですので、よろしくお願いいたします

※銀行専用口座振込は昨日25日に終了しております(支払い期限は29日23:59まで)

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さて、ついにクラファン残り4日となりました!

そして、あとパートナー23人で、ストレッチゴール【『三本指の男』を全てのパートナー様に限定配信視聴権プレゼント!】達成となります!

今現在でパートナー様が477人に到達し、「悪魔が来りて笛を吹く」復活に対する皆様のご支援の思いをひしひしと感じております。

募集終了まであとわずかですが、引き続きご支援くださいますよう、よろしくお願いいたします。

●ストレッチゴール設定目標:パートナー500人突破

●限定配信時期:2024年11月中に2週間程度(予定)

●配信視聴環境:インターネットでの視聴環境が必要になります(テレビ、パソコン、スマホ、タブレット等にて視聴)

※視聴用のURLなど詳細は、うぶごえのメッセージ機能にてお知らせいたします。

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【ストレッチゴール】映画「三本指の男」の作品情報

2024-07-25 17:00:00

『三本指の男』は、横溝正史「金田一耕助」シリーズの初映画化作品であり、片岡千恵蔵演じる金田一耕助の原点となる記念すべき作品です。

主演は、大御所の片岡千恵蔵、大女優の原節子、その他出演者も杉村春子、宮口精二、三津田健など文学座の実力派が揃った豪華俳優陣!

本作以降、金田一シリーズは、片岡千恵蔵主演で1947年から1956年にかけて、6作品が映画化されています。

1947年 『三本指の男』(原作:本陣殺人事件)

1949年 『獄門島』(原作:獄門島)

1951年 『八ツ墓村』(原作:八ツ墓村)

1954年 『悪魔が来りて笛を吹く』 (原作:悪魔が来りて笛を吹く)

1954年 『犬神家の謎 悪魔は踊る』 (原作:犬神家の一族)

1956年 『三つ首塔』(原作:三つ首塔)

このうち、フィルムが現存しているのは『三本指の男』、『獄門島』(総集編のみ)、『三つ首塔』の3作品だけだったのですが、今回『悪魔が来りて笛を吹く』が見つかり、4作品となりました。

原作小説『本陣殺人事件』が『三本指の男』というタイトルで映画化されたのは、当時GHQによる干渉(大衆的映画で「殺人事件」はおだやかでない)で変更された経緯があり、金田一耕助シリーズではありませんが、横溝正史の名作『蝶々殺人事件』が同時期に映画化された際のタイトルは『蝶々失踪事件』となっており、横溝正史は意味不明ではないかと苦笑したそうです。

ちなみに、『三本指の男』『獄門島』『八ツ墓村』『悪魔が来りて笛を吹く』『三つ首塔』は映画の脚本を担当した比佐芳武氏が、原作を読んで犯人を知っている人にも驚いてもらおうという意図のもと、原作とは異なる犯人が設定されています。


【『三本指の男』ストーリー】

金田一耕助は、かつてアメリカ時代に世話になった久保銀造の姪の克子が、旧家である一柳家当主の賢蔵と結婚することを知り、結婚式に出席するために一柳家を訪れた。その式には女工時代の親友の静子も参加するという。だが、一柳家と久保家双方に結婚を妨げる怪文書が送られ、一柳家に「三本指の男」が現れていた。そして結婚式の翌朝、密室状態の離れで、克子と賢蔵の死体が発見される。金田一は早速調査に乗り出すのだが・・・。

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【注意】銀行振込(専用口座)のお支払い期限は25日(木)までとなります

2024-07-24 11:50:00

返礼品のお支払いに関して、銀行専用口座振込については、明日(7/25)23:59:59で終了となりますのでご注意ください。(支払い期限は7/29/23:59:59まで)

その他支払い方法については利用可能ですが、以下の通り利用期限がございますのでご確認ください。

・銀行振込(ペイジー)7/28/23:59:59まで利用可能(支払い期限も同じく7/28/23:59:59まで)

・コンビニ(セブンイレブン)7/27/23:59:59まで利用可能(支払い期限は7/28/23:59:59まで)

・コンビニ(セブンイレブン以外)7/28/23:59:59まで利用可能(支払い期限も同じく7/28/23:59:59まで)

・PayPal 7/27/23:59:59まで利用可能

・クレジットカード 募集終了となる7/30/23:59:59まで利用可能

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いよいよクラファン残り6日となりました!

これまでたくさんの方にご支援を頂き、現在、目標金額274%を達成しています。

そして、ストレッチゴール【『三本指の男』を全てのパートナー様に限定配信視聴権プレゼント!】達成まであとパートナー46人となりました!

●ストレッチゴール設定目標:パートナー500人突破

●限定配信時期:2024年11月中に2週間程度(予定)

引き続きご支援の程よろしくお願いいたします。

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祝・達成260%突破!ストレッチゴール設定のお知らせ

2024-07-19 18:18:37

本プロジェクトの目標達成率が260%を超えました!

そして、現在までのパートナー数は439名にのぼります。

私たちプロジェクトチームの想いにご賛同いただき、たくさんのご支援を賜りまして、パートナーの皆様には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

厚く御礼申し上げます!誠にありがとうございます!

しかし、まだ終わりではありません!

パートナーの皆様にご支援いただいた感謝の想いと、このプロジェクトをもっとより多くの方に知っていただきたいという想い、そして共に感動を分かち合いたいという想いを叶えるべく、本プロジェクト最後のストレッチゴールを設けさせていただきます。

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【ストレッチゴール概要】

映画『三本指の男』(1947年公開、原作:「本陣殺人事件」)を全てのパートナーの皆様に限定配信視聴できる権利!

▼設定目標

パートナー500人突破

▼時期

2024年11月中に2週間程度(予定)

※『悪魔が来りて笛を吹く』の復刻披露上映に先駆けて行いたいと考えております。

▼配信視聴環境について

視聴用のURLなど詳細は準備が整い次第、うぶごえのメッセージ機能にてお知らせいたします。

※インターネットでの視聴環境が必要になりますのでご注意ください

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『三本指の男』は、『悪魔が来りて笛を吹く』と同様に主演の片岡千恵蔵が金田一耕助を演じ、監督は松田定次、脚本は比佐芳武とスタッフも同じということで、『悪魔が来りて笛を吹く』の雰囲気を感じ取ることができる作品になっています。

先日のレポートで公開させていただいた「野性時代」インタビュー記事の中でも、横溝正史が絶賛し、また横溝原作で初めて映像化された作品であり、更に金田一耕助が初めて実写化された記念碑的作品です。

この作品を限定配信で全てのパートナーの方にご視聴いただけるようにいたします!

すでにパートナーになっていただいた皆様も、是非ご家族やご友人などをお誘いいただいて、たくさんの方々でお祭りのように盛り上がっていけたら幸いに存じます!

それではパートナー500名突破に向けて引き続きご支援の程よろしくお願いいたします。

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決済方法ごとのご利用可能期限とお支払い期限についてのご案内

2024-07-18 11:00:00

いよいよデジタル修復&復刻上映プロジェクトも残り12日となりました!

これまでたくさんの方々にご支援を頂き、現在、目標金額262%を達成しています<(_ _)>

本当にありがとうございます!!

なお、これからご支援いただける方は、以下の通り返礼品のお支払方法ごとにご利用可能期限がございますので、ご確認ください。

★重要★募集終了間際にコンビニ支払い・銀行振込でご購入される場合、それぞれご利用可能期限とお支払い期限がございます。またPayPalでご購入される場合はご利用可能期限がございますのでご注意ください。

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【銀行振込】

・専用口座振込:7/25/23:59:59まで利用可能(支払い期限は7/29/23:59:59まで)

・ペイジー:7/28/23:59:59まで利用可能(支払い期限も同じく7/28/23:59:59まで

※支払期限に間に合わなかった場合、購入はキャンセルされます

【コンビニ支払い】

・セブンイレブン:7/27/23:59:59まで利用可能(支払い期限は7/28/23:59:59まで)

・セブンイレブン以外:7/28/23:59:59まで利用可能(支払い期限も同じく7/28/23:59:59まで

※支払期限に間に合わなかった場合、購入はキャンセルされます

【PayPal】

・7/27/23:59:59まで利用可能

【クレジットカード】

募集終了となる7/30/23:59:59まで利用可能

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それでは引き続きご支援の程よろしくお願いいたします。                      


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金田一耕助を演じた俳優たち

2024-07-16 11:00:00

横溝正史の金田一耕助シリーズは、映画、テレビ、舞台などで多くの俳優が様々な金田一像を演じております。代表的な俳優をあげると、高倉健、中尾彬、石坂浩二、渥美清、西田敏行、古谷一行、鹿賀丈史、豊川悦司、愛川欽也、小野寺昭、片岡鶴太郎、中井貴一、役所広司、稲垣吾郎、長谷川博巳、池松壮亮、吉岡秀隆、加藤シゲアキ等々、他にも多くの俳優陣が演じておりますが、もじゃもじゃの髪でよれよれの袴という和装の金田一像になったのは「犬神家の一族」(1976年)の石坂浩二からで、横溝本人も原作のイメージに近い石坂耕助はいい。ピタリですわ。と称賛してます。

それまでの金田一は洋装のダンディな人間像で、その初代金田一耕助を演じたのは、本陣殺人事件の映画化「三本指の男」(1949年)での片岡千恵蔵であり、その後も「獄門島」(1949年)、「八ツ墓村」(1951年)、「悪魔が来りて笛を吹く」(1954年)、「犬神家の謎・悪魔は踊る」(1954年)、「三つ首塔」(1956年)で主演となり、ソフト帽にスーツ、拳銃を持ち変装が得意な金田一であった。この時のことを横溝正史はインタビュー(「野生時代」1976年11月1日発行)で、原作とはイメージが異なる背広姿の金田一耕助を称しており、若い人たちにも金田一を広めてくれた千恵蔵さんに感謝していると述べており、初映画化の「三本指の男」を疎開先の映画館で見て、豪華キャストで面白く出来てましたよ。千恵蔵さんが大芝居でねえ。と感想を語っています。

実力派俳優たちが演じてきた金田一耕助の原点となる片岡千恵蔵は、時代劇の黄金スターとして一世を風靡し、アクション&ギャング映画や現代劇でもその存在感を存分に発揮し、多くのヒット作を生み出しました。千恵蔵人気が再燃する中、「片岡千恵蔵 活劇シリーズ」と銘打ち、傑作アクション&ギャング映画シリーズの初ソフト化が決まり、東映ビデオより10/9発売のシリーズ第1弾は、「奴の拳銃は地獄だぜ」と「無法街の野郎ども」の2作品が収録されておりますので、是非チェックしてください。

東映ビデオHP(作品ページ):https://www.toei-video.co.jp/catalog/dszs10258/

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パートナー限定

注目のPICKUPキャスト【原健策】

2024-07-10 18:04:07

【200%達成記念】追加返礼品『DVD&復刻台本』コース販売のお知らせ

2024-07-05 12:30:00

皆様からのご支援のおかげで200%達成となりました!本当にありがとうございます!これだけの支援金が集まったことで、ご要望が多かった本作の初パッケージ化が実現できることになりました。

本プロジェクトページ(お返し一覧)にて、本日18時から購入可能となりますので、ご支援の程よろしくお願いいたします。

以下、追加返礼品の内容となりますので、ご確認ください。

・コース名:【DVD+復刻台本プラン】クラウドファンディング限定セット

・コース内容:①復刻記念DVD、②復刻完成台本(64P)、③パートナー限定公開レポート閲覧権

・販売価格:9,000円

・お届け予定日:2025年3月

・販売開始日時:7月5日(金) 18時~

※DVDは、本作のデジタル修復画像(約80分)と、エンドロールへのお名前掲載権をご購入いただいた方々のお名前が入ったクレジット画像が収録されております。

復刻台本については、撮影時の演出やアドリブによる内容変更、編集による変更などを反映させて、完成した映画と台詞やナレーションにいたるまですべて同一にした当時の手書き「完成台本」(原稿用紙)をそのままスキャンして製本した復刻版です。

初パッケージ化DVDと復刻完成台本のセットは、本プロジェクト限定となりますので、是非この機会に70年前の名作をご自宅でもご鑑賞ください。

最後に【『悪魔が来りて笛を吹く』デジタル修復&70年ぶりの復刻上映プロジェクト】にたくさんのご支援をいただき、心から感謝申し上げます。

募集終了まで残り25日となりましたが、引き続きご支援ご声援の程、よろしくお願いいたします。

2024/7/5  『悪魔が来りて笛を吹く』デジタル修復&70年ぶりの復刻上映プロジェクトチーム一同

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横溝正史「歴代金田一耕助の思い出」のご紹介『野性時代』(1976年11月1日発行)

2024-07-01 15:06:08

1976年(昭和51年)11月1日付で角川書店(現KADOKAWA)より発行された『野性時代』にて、横溝正史の貴重なインタビュー記事が掲載されているので公開させていただきます。

この当時『野性時代』では、金田一耕助最後の事件と呼ばれる「病院坂の首縊りの家」が連載中でした。また、石坂浩二主演の「犬神家の一族」が同年10月16日から公開され、世は空前の金田一耕助ブームの真っ只中でした。そんな中『野性時代』本誌では、「歴代金田一耕助の思い出」と題して横溝正史のインタビューが掲載されたのです。

当時、石坂浩二が演じるまでに、6人の俳優が金田一耕助を演じました。その筆頭、まさに初めて金田一耕助を演じたのが時代劇スターとして名高い片岡千恵蔵でした。時代劇を象徴する存在であった片岡千恵蔵でしたが、戦後間もなくGHQの政策によりチャンバラ映画が撮れず、現代劇に活躍の場を移したというのは有名な話です。その後しばらくして、東横映画が片岡千恵蔵主演で「三本指の男」(原作「本陣殺人事件」を改題)を製作しました。東映時代も含めて合計7本が製作され、「悪魔が来りて笛を吹く」はその5本目にあたります。

先日の「金田一からの挑戦状!」でもご紹介の通り、「悪魔が来りて笛を吹く」は「笛吹童子」と2本立て同時公開され、『笛週間』と謳ってヒットに繋がりましたが、実はこのインタビューの中でも語られていて、そこからの出題でした。大人向けの「悪魔が来りて笛を吹く」と子供に大人気だった「笛吹童子」の2本立て興行をヒットさせた宣伝手腕を横溝正史は評していました。

また、横溝正史はこのインタビューの中で原作との相違点についても述べており、むしろ「良かった」と言っています。とくに「機械的トリックがとてもよくできていた」と評価していました。これは実際に映像を観てチェックしてみたいところです。

この辺りの原作との相違点に関してや、映画製作にあたって原作の内容から大きく変えた事情などは、先日発表しました復刻上映会で開かれるダブル山口教授によるトークイベントで詳しくお話しが聞けるかも!?しれません。

横溝正史の映画製作者へのリスペクトが感じられる貴重なインタビュー記事かと思いますので是非ご一読いただき、片岡千恵蔵主演の「悪魔が来りて笛を吹く」の映像修復の完成を楽しみにお待ちください。

※画面を拡大してご覧ください。

 

 


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復刻披露上映会でのトークイベントが決定!

2024-06-27 16:30:00

来年1月26日に開催予定の「復刻披露上映会in丸の内TOEI」にて、本作に詳しいお二人にご登壇いただき、横溝正史の探偵小説や片岡千恵蔵の劇映画についてトークセッションを開催することになりました。

お一方は本作フィルムの寄贈者であり、二松学舎大学文学部国文学科教授の山口直孝氏、もう一方は東映株式会社経営戦略部フェロー(元・東映太秦映画村社長)で、立命館大学映像学部教授でもある山口記弘氏です。

山口直孝氏は横溝正史研究の第一人者で、探偵小説についても非常に知見が深く、山口記弘氏は東映一筋40年、東映創立70周年記念ブログ「東映行進曲」の語りべです。奇しくも両名とも同姓で現役大学教授という「ダブル山口教授」によるトークが、本作上映会を更に盛り上げてくれます。

皆さんこの機会に是非ご来場ください。

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注目のPICKUPキャスト【千原しのぶ】

2024-06-25 12:00:00

「金田一からの挑戦状!」第3弾の答え

2024-06-24 14:28:57

大人の観客に向けた「悪魔が来りて笛を吹く」とNHKラジオ・ドラマとして子供たちに人気だった「笛吹童子」の両作品を同時にアピールできるものは?を考え、導き出した答えは「笛」。

当時の映画宣伝チームは映画各社の勝負どころとなるゴールデンウィーク興行を「笛週間」と謳って、記録的な大ヒットとなりました。

その後「笛吹童子」は第2部、第3部と制作され、大ヒットシリーズとなります。

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