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名探偵 金田一耕助・片岡千恵蔵主演『悪魔が来りて笛を吹く』デジタル修復&70年ぶりの復刻上映プロジェクト

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「復刻披露上映会」報告レポート

2025-01-27 12:00:00

昨日、「悪魔が来りて笛を吹く」の復刻披露上映会は盛況のうちに終了しました。

これもひとえにパートナー様のご支援があったからこその賜物と心より感謝申し上げます。

今後も新旧関わらず、名作を皆さんに観ていただく取り組みを続けて参りますので、引き続きご支援の程よろしくお願いいたします。

以下ご参考までに上映会当日の報告レポートです。

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~70年の時を経て大スクリーンに蘇る~

片岡千恵蔵主演『悪魔が来りて笛を吹く』(1954年公開)復刻披露上映会当日レポート

1950年代の名作映画「悪魔が来りて笛を吹く」がついにデジタル復元され、クラウドファンディングのパートナーの方への返礼品として2025年1月26日に復刻披露上映会を実施いたしました。

上映会当日は、横溝正史の小説や片岡千恵蔵の映画に関するトークセッションも開催いたしました。ステージには本作のフィルムの寄贈者であり、二松学舎大学教授山口直孝氏と東映太秦映画村を運営している株式会社東映京都スタジオの元社長で、立命館大学映像学部教授でもある山口記弘氏が登壇しました。山口直孝氏は横溝正史研究の第一人者で日本の近代・現代小説について知見が深く、また山口記弘氏は東映に長年在籍し、時代劇をはじめとする日本の映像産業史に精通しております。そんな「ダブル山口教授」によるトークセッションでは「修復状態、巧妙なストーリー展開、トリックの妙や文学評価、当時の時代背景や撮影にまつわる話、片岡千恵蔵の人柄や演技の幅広さ、横溝小説が映画化された経緯や撮影環境」等が語られ、を本作上映会を更に盛り上げてくれました。

【展示内容】

・復刻ポスター8点(悪魔が来りて笛を吹く、三本指の男、獄門島、獄門島解明篇、犬神家の謎、八ツ墓村、三つ首塔、悪魔の手毬唄)

・完成台本(復刻)、制作台本(原本)

・プレスシート

上記の他にもスチールやPVの放映などで展示を彩りました。

また、この上映会に際しまして、『悪魔が来りて笛を吹く』(1954年公開)の原作者である横溝正史氏の次女 野本瑠美氏と、主演・片岡千恵蔵のご子息である東映株式会社植木義晴取締役からコメントをいただきましたのでご紹介いたします。

【野本瑠美氏コメント】

このたび、多くの方々のご協力と技術の結晶によって、かつての映像が修復されたこと、お慶び申し上げます。たまたま原作が父の作品であったということで、この場に参加できることを大変仕合わせに思っています。ありがとうございます。

作品の映画化について、父はトリックと解決が守られていれば、どのような表現であっても監督さんにお任せしますと申しておりました。映画には小説と異なるよさがあるというのが、父の考え方のようでした。

父の仕事に対する姿勢と言いますと、寝ても覚めても没入没頭というのでしょうか、触れればビリリ電気が走ランカという感じで、〆切が近くなれば髪振り乱して帯は解ける、羽織が脱げても歩き回るというありさま。けれど一旦想がまとまりペンを持ったら、家族はバンザーイとばかり声を上げて喋ることができました!

トリックにしろストーリーにしろすべて読者と対決姿勢で、どうだ解けたか、面白いだろうという創作態度だったように思います。また連載小説でしたから、次の号へ興味をそそるテクニックも工夫を凝らして読者を引っ張っていたように思います。

取材も調査もしませんから、目にするもの耳にするものすべてを使って、父自身の知識と想像力によって構築していく姿は、常に火を噴いているようでした。

映画の金田一耕助の扮装については、世相が現われていると楽しんでいました。

市川崑氏の作品では耕助役の石坂浩二氏が美男でインテリっぽくて、扮装は作品の再現であってもといぶかしく思っていたらしいのですが、撮影を見学した折にボヤが発生し、石坂氏が駆けつけようとしてバケツに躓いた様子を見て、これはイケるとにんまりしたと聞いています。

『悪魔が来りて笛を吹く』、この作品はまさに想を得て組み立てていくほとんどすべてを家族みんなが知っておりますので、とても親近感のある作品です。また書き上げて間もなくの映画化作品に今日触れることは、とても不思議な巡り合わせと思っております。


【植木義晴氏(東映取締役)コメント】

私は本作を観た事が無かったので今回このような機会を頂き初めて観ることが出来て嬉しく思います。改めて、今回フィルムを見つけて頂いたこと、そして多くの方に大スクリーンで観ていただくことが出来たこと、また、クラウドファンディングでご協力いただいたパートナーの方々へ、片岡千恵蔵の息子として心より感謝申し上げます。よく家族で父親の映画を観ましたが、私としては俳優・片岡千恵蔵ではなく1人の父親なので「失敗しないかなぁ」と心配でなかなか感情移入できなかったことを思い出しました。

本作は70年も前の作品と言う事で愛のあるクラウドファンディングのパートナーの方は私よりも年配の方が多いのかなと思っていたのですが実際に本日の上映会で拝見したところ、多くの方が私よりも若く、そして国内だけでなく海外の方も今回パートナーとして協力していただいているという事を知りました。

過去の映像資産を現代に蘇らせる取り組みは、当時を知らない今の世代、そして海を越えた海外の人たちへも当時の東映、そして日本映画の良さを知っていただくことが出来る素晴らしい取り組みだと思います。

私は日本航空(株)に長年勤めてきた中で、日本の素晴らしさを海外の方に見つけていただく事があるという事を実感しています。なので、日本の過去の偉大な映像資産を現代の技術で蘇らせて日本国内、そして海外にも大きく広げていってほしいと東映の取締役として思います。

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注目のPICKUPキャスト【片岡千恵蔵】

2025-01-14 18:00:00

本年はどうもありがとうございました

2024-12-29 12:00:00

ご支援いただいた皆様のおかげで、何とか来年1月の復刻披露上映会にフィルム修復が間に合う目途がたちました。当日は丸の内TOEIの大スクリーンで70年ぶりに「悪魔」が蘇ります!

また来年あらためて詳細はご案内させていただきますが、皆様におかれましては健康に十分ご留意いただき健やかな新年をお迎えください!

本修復プロジェクトをご支援いただき、本当にありがとうございました<(_ _)>

それでは良いお年を!

そして皆様にとって来年も輝かしい一年となりますように!!

~プロジェクトチーム一同より感謝の意を込めて~

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注目のPICKUPキャスト【喜多川千鶴】

2024-12-23 18:00:00

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注目のPICKUPキャスト【佐々木孝丸】

2024-12-13 18:00:00

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フィルム修復作業の進捗報告vol.4

2024-12-02 18:00:00

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【お詫び】『三本指の男』YouTubeでの配信に関して

2024-11-29 17:04:20

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注目のPICKUPキャスト【三浦光子】

2024-11-18 18:00:00

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『三本指の男』パートナー限定配信スタート!!

2024-11-11 12:00:00

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『三本指の男』パートナー限定配信スケジュールのお知らせ

2024-10-30 17:31:15

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返礼品の発送についてのご連絡

2024-10-08 15:00:00

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注目のPICKUPキャスト【岡譲二】

2024-10-04 20:00:00

「片岡千恵蔵 活劇シリーズ」初ソフト化のご案内

2024-10-01 15:00:00

片岡千恵蔵ファン、アクション&ギャング映画ファンの方必見!

時代劇スター・片岡千恵蔵が、剣を拳銃に持ちかえて縦横無尽の活躍を魅せた数々の現代劇を、「片岡千恵蔵 活劇シリーズ」と銘打ち初ソフト化!今月9日発売の第1弾は、片岡千恵蔵の二丁拳銃が荒れ狂う傑作「奴の拳銃は地獄だぜ」と「無法街の野郎ども」の2作品を収録。

【東映ビデオ ONLINE SHOP:https://www.toei-video.co.jp/catalog/dszs10259/】

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<収録作品>

▮「奴の拳銃は地獄だぜ」(1958年6月公開)

▮「無法街の野郎ども」(1959年1月公開)

発 売 日:2024年10月9日(水)

価  格:8,580円(税込)/7,800円(税抜)

商品仕様:2作品収録

映像特典:劇場予告篇

封入特典:リーフレット

収録時間:本編約180分

リージョン:2

ディスク仕様:片面2層

映  像:カラー 16:9(シネスコ)

音  声:モノラル

コピーライト:©東映

※本製品において、今日では表現として好ましくない用語が使用されている場合もございますが、時代背景を考え、またオリジナリティを尊重し、これらの用語の改変は行いませんでした。何卒ご了承下さい。

※素材の状態により、一部映像及び音声が乱れる箇所がある場合もございますことをご了承下さい。

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フィルム修復作業の進捗報告vol.3

2024-09-19 18:00:00

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注目のPICKUPキャスト【杉葉子】

2024-09-05 19:00:00

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フィルム修復作業の進捗報告vol.2

2024-08-20 18:00:00

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注目のPICKUPキャスト【石井一雄】

2024-08-05 15:00:00

たくさんのご支援ありがとうございました。

2024-07-31 00:00:00

『悪魔が来りて笛を吹く』デジタル修復&復刻上映プロジェクトの募集が終了いたしました。

本当にたくさんの方からご支援をいただきましたことを、心から御礼申し上げます。

みなさまのご支援、気持ちにお応えできるよう、デジタル修復作業はもちろん返礼品の製作や限定配信、復刻披露上映会の準備など、プロジェクトチーム一同つとめて参りますので、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

返礼品の発送、限定配信や上映会のご案内など、詳細が決まり次第あらためてご報告、ご連絡をさせていただきますので、もう少々お待ちください。

また、パートナー限定公開レポートでもフィルム修復状況の進捗や復刻披露上映会の情報などの活動報告もお伝えしていきます。

それでは「悪魔」が現代に甦えるその時まで、引き続き皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

~プロジェクトチーム一同より感謝の意を込めて~

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募集終了まで残り6時間となりました

2024-07-30 17:59:00

皆様、ご支援ありがとうございます!

いよいよ本日、デジタル修復&復刻上映プロジェクト最終日となります(23:59募集終了)。

そして「悪魔が来りて笛を吹く」DVD+台本コースの復刻完成台本のサンプルが先程到着いたしました。完成台本とは、映画が撮了し編集された本編を観ながら、撮影時の演出やアドリブによる内容変更などを反映させて台本に逐一修正を施し、完成した映画と台詞やナレーションにいたるまですべて同一にしたものとなります。当時の手書きで記述された完成台本をスキャンし、製本した復刻台本としてお届けいたします(手書きで読みにくい箇所や経年による紙焼けなどもそのまま複製)。

引き続き、フィルムしおり、復刻ポスター、復刻プレスシート、ポストカード、DVDも順次製作して参りますので、復刻披露上映会や限定配信と同様に楽しみにお待ちください。

それでは募集終了まであと6時間ですが、引き続きよろしくお願いいたします。

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