
「ガメラ」を未来へとつなぐプロジェクトとしてスタートした「ガメラ永久保存化プロジェクト」。おかげさまで、ガメラを愛してくださる多くの支援者さまのご賛同をいただき、2021年に『ガメラ 大怪獣空中決戦』のガメラ(以下、G1ガメラ)を、2024年に『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』のガメラ(以下、G3ガメラ)を“完全な形で蘇らせ、保存する”目標を達成することができました。
ガメラ造型部を率いた原口智生氏らの手で蘇ったG1ガメラは、本プロジェクト・パートナーのみなさまに角川大映スタジオでの撮影会でお披露目された後、「特撮のDNA展」で東京、大阪、そしてゆかりの地・福岡を巡回。プロジェクトの目的のひとつとして掲げた、ガメラの認知拡大、より多くのみなさまにガメラを間近で見ていただき、作品を深く知る契機としていただくことが叶い、改めて「ガメラ」の魅力を幅広い世代へと発信することができたと考えています。
同様に完全な形で蘇ったG3ガメラは、角川大映スタジオでの撮影会でパートナーのみなさまにお披露目された後、いまは収蔵庫で静かに体を休め、みなさまに再びお目にかかれる日を待っています。
特撮のDNA 東京タワー展より
特撮のDNA 大阪梅田展より
特撮のDNA POP-UP(ハンズ博多店)より
前回G3クラウドファンディング撮影会より
そして、いよいよガメラ永久保存化プロジェクト第3弾では、『ガメラ2 レギオン襲来』のガメラ(以下、G2ガメラ)の完全なる再生と保存をめざします!
ガメラ誕生から60年、平成ガメラシリーズ公開から約30年の節目の年である2025年に、本プロジェクトを完遂し、平成ガメラ“3体、揃い踏み”をぜひみなさまに見届けていただきたいと願っています。
「ガメラ」を未来へ、新たな創造へとつなぐためにも、みなさまのご賛同とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。


ガメラ誕生60年、平成ガメラシリーズ公開約30年を、ガメラファンのみなさまとともに盛大に祝いたい! そんな思いから「ガメラEXPO」の開催を決定いたしました。本プロジェクトにより完成したガメラは「ガメラEXPO」において、みなさまにお披露目させていただく予定です。
■ガメラEXPO開催概要
会場:有楽町マルイにて
会期:2025年11月22日(土) 〜 12月7日(日)
※その他詳細は公式サイト等にて情報を追加してまいります。
■今後のスケジュール
クラウドファンディング募集開始:2025年8月25日(月) 19:00~
クラウドファンディング募集終了:2025年9月29日(月) 23:59:59
お返しアイテム発送:2025年秋から2026年夏を予定
※お返しアイテムにより時期が前後いたします。
G2ガメラ完成:2025年11月中旬を予定
ガメラEXPO開催:2025年11月22日(土) 〜
※お返しアイテムの発送時期は遅延する場合がございます。
※スケジュールに関する最新情報は、本サイトや公式Xなどで随時お知らせしてまいります。

G2ガメラは、撮影で使われたアップ・ショット用スーツが現存しており、「特撮のDNA展」をはじめ、ゆかりの地・仙台でのイベントなどにも出展され、現在のありのままの姿をみなさまにご覧いただいてきました。撮影時のダメージまで残されたスーツには独特の存在感があり、小さくてもその姿を残したいと、特撮のDNAがフィギュア化して好評を得たほどです。
しかし残念ながら表皮のラテックスは加水分解が進み、日々劣化が進行していることも事実です。特にガメラの両腕は、重力に抗うことが難しく、本来の勇壮な戦闘ポーズを留めることができなくなっています。
特撮のDNA 東京タワー展より。両腕を力無くさげるG2スーツ(参考写真)
同展でG2ガメラの現状を解説する原口智生氏(参考写真)
特に尻尾は表皮の劣化が進んでいる(参考写真)
そこで今回は、G2ガメラを“完全な形で蘇らせ、保存する”ことを目標に、約30年間大切に保管されてきた撮影当時のオリジナルモールド(型)を用いて、原口智生氏らが新たにFRP製のG2ガメラを制作いたします。
ガメラのポーズや表情についても、原口氏が陣頭指揮をとり、劇中のガメラの勇姿を蘇らせることにこだわって制作を進めてまいります。


「ガメラ永久保存化計画」サポーターの皆様へ
「平成ガメラ」シリーズで怪獣造型を担当した原口智生です。
本年2025年、元祖、昭和ガメラ、「大怪獣ガメラ」誕生から60年。
金子監督、樋口監督、はじめ我々映画スタッフ達で創った「ガメラ 大怪獣空中決戦」から30年。
真に大怪獣ガメラ生誕の年がやって来ました。
この記念すべき今年、これまで「G1、G3ガメラ永久保存化計画」の達成に多くの支援と熱意を頂いた、この“映画”を愛してくださるサポーターの皆様に感謝しつつ…
続き、いよいよ「ガメラ2 レギオン襲来」、G2ガメラの「永久保存化計画」の実現をもって、ガメラアニバーサリーを迎えたいと思います。
撮影当時、G2ガメラの着ぐるみは、G1ガメラのボディを流用、改修して制作されました。
そのオリジナル、アップ用スーツは現在でも劣化はあるものの、西村祐次氏によって大切に保存されています。
…が、今回も、「ガメラ永久保存化計画 G1」で制作したボディを元に当時制作したG2のオリジナルモールドを使用して前2回のクラファン同様に耐久性に優れた素材を用いてG2ガメラの復元を行います!
現在、「ガメラ永久保存化計画」で復元されたG1、G3 2体のガメラは、(株)KADOKAWA、角川大映スタジオ、NPO法人アニメ特撮アーカイブ機構、協力の下、須賀川特撮アーカイブセンターに大切に収納されています。(一般公開はされていません)
今回第三弾のクラウドファンディングの力で、是非とも、G2ガメラを復元!
そして、
「平成ガメラ三部作」のガメラ達3体の雄姿を!
そして、
ガメラ生誕アニバーサリーを皆様と共に祝いたいと思います。
「ガメラ永久保存化計画」実現のために、皆様の御支援、よろしくお願い致します。



1996年7月13日、平成ガメラシリーズ第2弾『ガメラ2 レギオン襲来』が公開されました。前年に公開された『ガメラ 大怪獣空中決戦』は、「こんな怪獣映画を待っていた!」と多くの特撮ファンから熱烈な支持をうけ、第2弾への期待は膨らむばかり。そこで製作陣が取り組んだのは、かつてない無気味な恐ろしさをたたえた全く新しい敵怪獣の創造でした。すなわち、生態系をもった地球外生物の一群が「草体」「群体」などと姿を変えながら地球に、ガメラに迫るのです。
Windows95の登場でパソコンが急速に普及し、ネットワーク社会を形成しつつあった時代。そうした社会の変化を盛り込んだ緻密で硬派な設定が作品に奥ゆきと広がりをもたらし、本作は日本映画として初めて「日本SF大賞」に輝きました。

『ガメラ2 レギオン襲来』
監督:金子修介 特技監督:樋口真嗣 脚本:伊藤和典
音楽:大谷 幸 撮影:戸澤潤一 美術:及川 一
[特殊技術]撮影:木所 寛 美術:三池敏夫 照明:林 方谷 怪獣造型:原口智生 操演:根岸 泉 視覚効果:松本 肇
出演:永島敏行、水野美紀、石橋 保、吹越 満、藤谷文子、沖田浩之、田口トモロヲ、螢雪次朗、長谷川初範、渡辺裕之、ラサール石井、角替和枝、ベンガル、小林昭二、辻 萬長、川津祐介 ほか
公開日:1996年7月13日

クラウドファンディングは【All-or-Nothing方式】で実施いたします。
目標金額に達しない場合は、ご購入金額は返金となり、計画の実行およびお返しアイテムのお届けはございません。
お一人でも多くの方にプロジェクトにご賛同いただき、ご支援・ご協力をいただけましたら幸いです。
「ガメラは生きてます。必ず復活します。だって……」

本プロジェクトのお返しアイテムは、ガメラ生誕60周年プロジェクトが作品関係者のみなさまにご協力を仰ぎ、ここでしか手に入らないアイテムをラインナップいたしました。なかでも注目は「ソルジャーレギオン 1/3ギニョールの脚」。映画撮影時にガメラ造型部によって作られた1/3サイズギニョール5体のうち、ダメージ加工が施された1体のパーツで、あのパチンコ店の看板に取りついていたソルジャーレギオンの一部を今回特別に“蔵出し”するものです。また、これまでの永久保存化プロジェクトのガメラ修復過程で生じた「ガメラの表皮」を原口氏が特別に仕立てた「ガメラの表皮の切り落とし」や、近年大規模な平成ガメラ展を開催してきた「特撮のDNA」の協力による復刻版ソフビキットなど、魅力的なお返しアイテムをお届けいたします。
【共通】パートナー限定公開 G2復元・永久保存化計画レポート
パートナー(お返し購入者)だけが閲覧できるコンテンツとして、ガメラ復元と永久保存化の進捗レポートをお届けいたします。(不定期公開)
※うぶごえのレポート機能にて公開いたします。
※レポート閲覧権は、いずれかのコースをご購入されたパートナーのみなさまに付与いたします。
G2復元記念プレート・Blu-rayエンドクレジットへのお名前掲載
G2ガメラの復元・永久保存化が実現した暁には、記念プレートにお名前を刻し、ガメラとともに展示させていただきます。
※プレートのサイズ・材質は未定です。

『ガメラ2 レギオン襲来』ブロマイドセット
ポジフィルムからの新規スキャンも含む映画の場面スチールをブロマイドにして、ランダムに組み合わせた10枚セットでお届けします。
※ランダムのため写真はお選びいただけません。

ガメラの表皮の切り落とし【限定数:10】
G1、G3「永久保存化プロジェクト」の復元作業の過程で出た「ガメラの表皮」の一部をアイテム化。
原口智生氏制作による台座に、「ガメラ怪獣造型部」と刻まれたプレートを付けてお届けします。
更に裏面には原口氏のサイン入り。
限定10点の貴重なアイテムです。
サイズ目安(台座込み):約22cm×約22cm
※形状はお選びいただけません。


ソルジャーレギオン 1/3ギニョールの脚(A/B)【限定数:各1】
映画撮影に使われた1/3サイズギニョール5体のうち、パチンコ店の看板に取りついていたソルジャーレギオンの1体のパーツです。
是非、本物のプロップをあなたのお手元で「永久保存」してください。
原口智生氏制作による台座に、「ガメラ怪獣造型部」と刻まれたプレートを付けてお届けします。
更に裏面には原口氏のサイン入り。
形状の違う2点をご用意しています。


【A】サイズ(台座込み):約95cm×約30cm



【B】サイズ(台座込み):約55cm×約55cm
ガメラマグネット
ガメラ造型部エンブレムのガメラ部分をモチーフにしたマグネット。
凹凸表現により立体感のある仕上がりになります。
※画像はイメージです。実際の商品とは異なります。
※仕様は変更となる場合がございます。予めご了承ください。
サイズ:約4cm×約5cm
素材:亜鉛合金、ラインストーン

ガメラ2 3尺ガメラ 蓄光ソフビキット
「特撮のDNA」プロデュースによる未組立て、未塗装ソフビキットです。全長約90cm(3尺)、全高約40cmで原型は原口智生氏が手がけました。老舗ソフビメーカー・M1号がこれまでにイベント等で少数販売したものの成型色違いで、今回は蓄光バージョンとなります。
※画像はイメージです。
材質:ソフトビニール(ハードタイプ)
原型制作:原口智生

ガメラ2 ソルジャーレギオン 蓄光ソフビキット
「特撮のDNA」プロデュースによる未組立て、未塗装ソフビキットです。劇中でガメラに群がる無数のソルジャーレギオンは、CGで描かれる予定が変更になり、急遽大量のソフビ製ミニチュアがM1号の手で作られました。今回は、同タイプの全高約10cmのミニチュアを蓄光バージョンでお届けします。
※画像はイメージです。
材質:ソフトビニール

ガメラ2 ガメラの牙 レプリカ
映画製作当時、撮影で使われたG2スーツの牙は、非常に高価な歯科医療用の樹脂で制作されました。2025年現在、同じ素材は入手困難なため、当時の医療用樹脂に近い質感、透明感が得られるソフビの採用を決定。老舗ソフビメーカー・M1号が、当時の牙の色を忠実に再現した成型色でソフビ製の牙を制作します。原型は、オリジナルを造型した原口智生氏。さらに着彩も原口氏が手がける特別なレプリカを「特撮のDNA」がプロデュースしました。桐箱にお入れし、熨斗をかけてお届けいたします。
材質:ソフトビニール
原型制作:原口智生

レギオン草体 書割りアクリルスタンド
一部のカットは「書割り」で撮影されたレギオン草体。
その平面感そのままに、アクリルスタンドにして再現しました。
サイズ(予定):約35cm×約40cm

原口智生直筆「ガメラは甲羅が命」掛け軸【限定数:10】
原口智生氏が直筆で「ガメラは甲羅が命」と揮毫(きごう)した掛け軸です。
お馴染みのフレーズを是非お部屋に飾ってください。
※台紙の仕様、サイズは未定です。

特撮美術監督・三池敏夫 セットプラン図面Tシャツ【A/B】
特撮美術監督・三池敏夫氏による「足利防衛ライン」の特撮ミニチュアセットの図面をスタイリッシュなTシャツに。
【A】【B】2タイプのデザインをご用意しています。
色:白
サイズ:フリー

【A】
【B】
【背面】(共通)
ガメラ2永久保存化計画 スペシャルBlu-ray
G2ガメラ復元の裏側に迫るドキュメンタリー映像など、他では見られないスペシャル映像を収録したBlu-rayディスクです。
※プロジェクト成立後の制作となるため映像の収録尺は未定です。

「ガメラEXPO」プレオープン入場&ギャラリートーク【限定数:20】
2025年11月22日(土)から開催の「ガメラEXPO」に、オープン前日に入場できる権利です。
原口智生氏によるギャラリートーク付き。
ここでしか聞けない貴重な制作秘話が聞けるかもしれません。
日時:2025年11月21日(金)18:00~20:00(うち60分程度)
場所:有楽町マルイ 8Fイベントスペース
人数:限定20名
※会場までの交通費等は支援者様のご負担となります。
※物販スペースでのグッズ販売予定。
※詳細な開始時間、集合場所、注意事項等はプロジェクト成立後、参加者の皆様にお知らせいたします。


本プロジェクトにご支援をいただきました資金は、下記などに充当させていただきます。
*G2ガメラの復元・永久保存化制作費
*お返しアイテムの企画・制作費
*お返しアイテムの配送費
昨今の物価高騰により、それぞれのコストが増大しております。
これまでの「ガメラ 永久保存化プロジェクト」より目標金額が上がっておりますが、ご理解とご協力のほどお願いいたします。

映画の撮影に使われるプロップは、そもそも長期保存を目的に作られておりません。特に怪獣のスーツや造型物は、ラテックスとウレタンを主な材料とし、時間の経過とともに分解、劣化して、ついには朽ち果ててしまう運命にあります。完成した映像こそが作品である、という考え方もあるでしょう。しかし映像作品の創造の過程で生み出されるこうした中間制作物は、過酷な撮影を耐え抜いた誇りのようなものを宿し、なんともいえぬ味わいを醸しだし、愛おしむべき存在として私たちを魅了します。「特撮のDNA展」をはじめとする展覧会に多くの人が足を運び、会場でもの言わぬプロップたちと長い時間を過ごすのは、そうしたプロップたちが放つ声が聴こえるからではないでしょうか。
「ガメラ」がこの世に誕生してから60年、平成ガメラ3部作の誕生からも約30年という長い時が経ちましたが、ガメラが変わらずファンのみなさまに支えられ、愛され続けていることをわたしたちは誇りに思います。そして「ガメラ」を本来の形で保存し、遺していくことは、特撮文化を未来につなぐ、わたしたちの使命だと考えています。
G1ガメラ、G3ガメラを蘇らせてきた「ガメラ永久保存化プロジェクト」の完結編として、G2ガメラも完全な形で蘇らせ、平成ガメラ3体を揃って永久保存化する——。この悲願の達成に、みなさまのご賛同とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

主催:ガメラ生誕60周年プロジェクト
企画協力:KADOKAWA/特撮のDNA製作委員会/アーキヴィスト by VPC